ビジネス

FX投資家がまず見るべきツイッターIDはトムソン・ロイター

 資産運用には情報収集が不可欠だが、最近ツイッターをそのツールにする投資家が増えている。どんなメリットがあるのか。金融ジャーナリストの鈴木雅光氏が解説する。

 * * *
 短期のトレーディングでは、ツイッターの持つリアルタイム性の魅力が、俄然、発揮されてくる。

 インターネット上に展開している投資情報源としては、ツイッター以外にブログもあるが、ブログの場合、リアルタイム性という点では、どうしてもツイッターに見劣りする。何しろツイッターは、140字という限られた字数のなかでの情報しか提供できないが、それだけに今、マーケットで起きていることや、自分が今のマーケットをどう見ているかといった考え方などを、素早くフォロワーに届けることができる。
 
 FX(外国為替証拠金取引)会社のJFXで代表取締役を務める小林芳彦氏は、自社サイトにて、本日の為替レートのレンジ予測などを、FXトレーダー向けに発信しているが、同時にツイッターでも、今の相場の状況、今後の見通しなどを文字通りつぶやいている。

 小林氏はこう語る。
 
「情報を発信する側にとって、ツイッターは非常に便利なツール。何しろ今のマーケットを見ながら、相場の場味、見通しの修正などを発信できる。ブログはしっかり書き込む必要があるが、ツイッターならもっと手軽に書くことができるので、スピーディーな情報発信が可能だ」

 このように、リアルタイム性に富んだメディアであることを考えると、ツイッターは今、マーケットで何が起こっているのかということを素早く把握するのに役立つ。特にFXで、リアルタイムトレードを行なっている投資家にとっては、素早く情報を収集するためのツールとして、力強い味方になってくれるはずだ。

 仮にFXのトレードをしている人が、ツイッターで情報収集しようとした場合、ニュースソースは3つに分けられる。メディア、プロ投資家、個人投資家がそれだ。

 メディアは、たとえばブルームバーグやトムソン・ロイターなどの通信社系、日本経済新聞社などの新聞社系、モーニングスターやフィスコなどの情報ベンダー系などが代表的なところだ。

 ブルームバーグ通信社のツイッターを開くと、最新ニュースのヘッドラインが次々とタイムラインに上がっているのが分かる。

 基本的には、ここからブルームバーグ通信社のウェブサイトに飛んで、より詳しい記事が読める仕組みになっているが、秒単位で細かくトレーディングをしている人にとっては、詳細な記事よりも、ヘッドラインでぱっと情報の要点だけが目に飛び込んでくるというくらいの方が、使い勝手が良いはず。
 
 ちなみに為替に関する情報の頻度では、トムソン・ロイターのツイッターが、他のメディアに比べて多く、FXトレーダーにとっては参考になりそうだ。
 
※マネーポスト2011年1月号

関連記事

トピックス

無期限の活動休止を発表した国分太一
「給料もらっているんだからさ〜」国分太一、若手スタッフが気遣った“良かれと思って”発言 副社長としては「即レス・フッ軽」で業界関係者から高評価
NEWSポストセブン
ブラジル訪問を終えられた佳子さま(時事通信フォト)
《クッキーにケーキ、ゼリー菓子を…》佳子さま、ブラジル国内線のエコノミー席に居合わせた乗客が明かした機内での様子
NEWSポストセブン
1985年春、ハワイにて。ファースト写真集撮影時
《突然の訃報に「我慢してください」》“芸能界の父”が明かした中山美穂さんの最期、「警察から帰された美穂との対面」と検死の結果
NEWSポストセブン
”アナウンサーらしくないアナウンサー“と評判
「笑顔でピッタリ腕を絡ませて…」元NMB48アイドルアナ・瀧山あかねと「BreakingDown」エース・細川一颯の“腕組み同棲愛”《直撃に「まさしくタイプです(笑)」》
NEWSポストセブン
『ザ!鉄腕!DASH!!』降板が決まったTOKIOの国分太一(右/番組の公式サイトより)
《TOKIO・国分太一が無期限活動休止》「演者とスタッフは“独特の距離感”だった」関係者が明かす『鉄腕DASH』現場の“特殊な事情”
NEWSポストセブン
グラビアのオファーも多いと言われる中川安奈アナ(本人のインスタグラムより)
《SNSで“インナーちらり笑”》元NHK中川安奈アナが森香澄の強力ライバルに あざとキャラと確かなアナウンス技術で「ポテンシャルは森香澄以上」との指摘
週刊ポスト
『ザ!鉄腕!DASH!!』降板が決まったTOKIOの国分太一(右/番組の公式サイトより)
《スタッフに写真おねだりか》TOKIO・国分太一は「コンプライアンス上の問題行為が複数あった」…日本テレビに問い合わせた結果
NEWSポストセブン
不倫が報じられた錦織圭、妻の観月あこ(Instagramより)
《錦織圭・モデル女性と不倫疑惑報道》反対を押し切って結婚した妻・観月あことの“最近の関係” 錦織は「産んでくれたお母さんに優しく接することを心がけましょう」発言も
NEWSポストセブン
お疲れのご様子の雅子さま(2025年、沖縄県那覇市。撮影/JMPA) 
雅子さまにささやかれる体調不安、沖縄訪問時にもお疲れの様子 愛子さまが“異変”を察知し、とっさに助け舟を出される場面も
女性セブン
不倫が報じられた錦織圭(AFP時事)
《美女モデルと不倫》妻・観月あこに「ブラックカード」を渡していた錦織圭が見せた“倹約不倫デート”「3000円のユニクロスウェットを着て駅前チェーン喫茶店で逢瀬」
NEWSポストセブン
永野芽郁のマネージャーが電撃退社していた
《永野芽郁に新展開》二人三脚の“イケメンマネージャー”が不倫疑惑騒動のなかで退所していた…ショックの永野は「海外でリフレッシュ」も“犯人探し”に着手
NEWSポストセブン
インドのナレンドラ・モディ首相とヨグマタ・相川圭子氏(2023年の国際ヨガデー)
ヨグマタ・相川圭子氏、ニューヨーク国連本部で「国際ヨガデー」に参加 4月のNY国連協会映画祭では高校銃乱射事件の生存者へ“愛の祝福”も
NEWSポストセブン