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高齢男性 計画停電になると「電気つけろー!」と怒鳴る

 みんなが心をひとつにして我慢しなくては。わかってはいてもつい口をついてしまうのが「計画停電」へのグチ。というのも、乳児や要介護者を抱えている家庭では、その苦労は想像以上…。

 東京都武蔵野市で要介護4の義父を自宅介護しているパート主婦のエビスガーネットさん(ブログのハンドルネーム、44)は「もうあんな体験は嫌ですね」と語る。

 ガーネットさんの自宅エリアではこれまで1度しか計画停電は行われていないのだが、それでも“事件”は起きた。義父は毎日17時に夕食をすませ、18時には就寝。停電は義父が寝た後だから、特に影響はないだろうと思っていたのだが、18時30分に電気が消えると、突然怒鳴り声が。「電気つけろー!」

 他の部屋から漏れてくる明かりがなくなったのと、自室の豆電球が消えてパニックになったようだ。

「急いで部屋に行って“停電中なんだよ”となだめると、義父は“そうか”と落ち着いてくれたんです。でも、認知症の義父は、10分経つと忘れてしまう。再び“電気つけろー”と怒鳴り始めたんです」

 そのうち暗闇から妙なにおいが…。

「なんと義父が興奮して脱糞してしまい、それをベッドから床に落としていたんです。掃除しようにも明かりがありません。家族で耐えること2時間…明かりがついた後の惨状は語りたくありません…」

※女性セブン2011年4月21日号

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