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名古屋場所の溜席に93歳、大村崑さんが再び 大の里の苦戦に「気の毒なのは懸賞金の数」と目の前の光景を語る 土俵下まで突き飛ばされた新横綱がすぐ側に迫る一幕も

13日目に会場を訪れた大村さん

13日目に会場を訪れた大村さん

 新会場のIGアリーナで開催されている大相撲名古屋場所。4年ぶりに東西の横綱が揃ったが、豊昇龍が5日目から休場。もうひとりの横綱・大の里も12日目までに3敗するなどV争いは混沌としている。そうしたなか、7月25日、好角家として知られる93歳の喜劇役者・大村崑さんが13日目の溜席に姿を見せた。

 今場所、大村さんは8日目も溜席で観戦して注目を集めた。この日は、大の里が平幕の伯桜鵬に敗れているが、押し出された西花道に近い向上面の土俵下に座っていたのが大村さんだった。オレンジ色のポロシャツを着た大村さんは、大の里が目の前に飛んでくると大慌てで左手を出して止めようとしていた。

 SNSでは「元気すぎる93歳」「元気やなぁ」「目立つなぁ」などのコメントが寄せられていた。13日目の向正面に“再登場”も視聴者の注目を集めている。

 大の里が敗れた8日目の土俵について、その翌日に大村さんに話を聞いたところ「まさか目の前で大の里が負けるとは想像もしていませんでした。それにしても派手な負け方をするよね」と振り返った。

「ボクが慌てて手を出して止めようとしたのを見た知り合いが、“崑ちゃん、横綱を抑えてたね”とLINEをくれたりしました。大の里が気の毒なのは懸賞金の数ですよ。土俵下に備えられた手桶の上に(8日目は)56本の懸賞金の束が置かれていましたが、大の里が仕切りで塩を取るたびにそれが目に入るんですよね。

 横綱の一番に多くの懸賞金がつくのは常識ですが、新人横綱の大の里には目の毒でしょう。緊張するんじゃないですかね。多くのスポーツのなかで、お客さんの前で現金をもらうのは相撲だけ。これに慣れてきたら強い横綱になってくれるんじゃないですかね」

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