国内

震災以後よく売れているもの メガネ、中古車、牛丼

 巷では、震災後に意外なヒットビジネス、ヒット商品が生まれようとしているという。

 売れ始めているのがメガネだ。東京・中央区のとある専門店では「前年の春より2割ほど売れ行きがいい」という。ソフトコンタクトレンズは、定期的な交換に加え、専用液剤を用いての洗浄が必要となるため、災害時においてはどうしても不便を感じてしまう。震災で、メガネの有用性を感じた人は多いようだ。

 また、中古車の価格も急上昇中。「震災前に20万円台で販売されていたミニバンが、50万円台で取引されているケースもある」(中古車販売業者)という。東北では数十万台の自動車が廃車になったと見られる上、部品供給への不安から新車の生産量が激減していることが理由と見られる。

 不況厳しい外食業界だが、安価な牛丼チェーンは別。被災地を除く地域において、3月の売り上げは「すき家」が7.0%、松屋が7.5%ほど、前年同月より増加している。

 最後に、関西からは吉本新喜劇が盛況との情報も。ある吉本芸人によれば「平日でも驚くほどの客入りがある」とか。ほんのひとときでも、すべてを忘れて笑いたいという人々が集まっているのだろうか。

※週刊ポスト2011年4月22日号

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