国内

「民主党政権の拉致問題対応は30点」と家族会の増元照明氏

 拉致問題を知らない担当相、朝鮮学校無償化、そして拉致容疑者へと繋がる政治団体への献金……およそ民主党政権には、本気でこの国民の命にかかわる問題を解決しようとする姿勢は見えてこない。家族会の増元照明事務局長は民主党の対応に残念な思いを隠さない。

 * * *
 これまでの民主党政権の拉致問題対応に点数をつけるとすれば、率直に言って、30点ぐらいである。2009年に対策本部が設置され、その内容が多少充実したことは評価できるが、それでも40点がいいところだ。

 今の民主党の一番の問題は、菅直人前首相の資金管理団体から、北朝鮮に深い関係があるとされる「市民の党」から派生した政治団体に6250万円もの献金がなされていたことだ。これについて民主党内部からも批判が出ないとはいったいどういうことなのだろうか。

 加えて、菅前首相は朝鮮学校の無償化も指示したが、これについても疑問だ。高木義明・前文科大臣に対して無償化をすべきではないと申し入れたが、「政治と教育を混同しない」とか「学ぶ権利を奪うことはできない」などと言い訳をするばかりだった。

 朝鮮学校では北朝鮮で作られた教科書によって間違った歴史教育が行なわれているのだから、それこそ「正しい歴史を学ぶ権利」を奪っていることになるはずである。そういう学校に税金を投入するというのは、到底理解できない。

※SAPIO2011年10月26日号

関連キーワード

トピックス

《悠仁さま成年式》雅子さまが魅せたオールホワイトコーデ、 夜はゴールドのセットアップ 愛子さまは可愛らしいペールピンクをチョイス
《悠仁さま成年式》雅子さまが魅せたオールホワイトコーデ、 夜はゴールドのセットアップ 愛子さまは可愛らしいペールピンクをチョイス
NEWSポストセブン
LUNA SEA・真矢
と元モー娘。・石黒彩(Instagramより)
《80歳になる金婚式までがんばってほしい》脳腫瘍公表のLUNA SEA・真矢へ愛妻・元モー娘。石黒彩の願い「妻へのプレゼントにウェディングドレスで銀婚式」
NEWSポストセブン
昨年10月の総裁選で石破首相と一騎打ちとなった高市早苗氏(時事通信フォト)
「高市早苗氏という“最後の切り札”を出すか、小泉進次郎氏で“延命”するか…」フィフィ氏が分析する総裁選の“ウラの争点”【石破茂首相が辞任表明】
NEWSポストセブン
万博で身につけた”天然うるし珠イヤリング“(2025年8月23日、撮影/JMPA)
《“佳子さま売れ”のなぜ?》2990円ニット、5500円イヤリング…プチプラで華やかに見せるファッションリーダーぶり
NEWSポストセブン
次の首相の後任はどうなるのか(時事通信フォト)
《自民党総裁有力候補に党内から不安》高市早苗氏は「右過ぎて参政党と連立なんてことも言い出しかねない」、小泉進次郎氏は「中身の薄さはいかんともしがたい」の評
NEWSポストセブン
阪神の中野拓夢(時事通信フォト)
《阪神優勝の立役者》選手会長・中野拓夢を献身的に支える“3歳年上のインスタグラマー妻”が貫く「徹底した配慮」
NEWSポストセブン
9年の濃厚な女優人生を駆け抜けた夏目雅子さん(撮影/田川清美)
《没後40年・夏目雅子さんを偲ぶ》永遠の「原石」として記憶に刻まれた女優 『瀬戸内少年野球団』での天真爛漫さは「技巧では決して表現できない境地」
週刊ポスト
朝比ライオさん
《マルチ2世家族の壮絶な実態》「母は姉の制服を切り刻み…」「包丁を手に『アンタを殺して私も死ぬ』と」京大合格も就職も母の“アップへの成果報告”に利用された
NEWSポストセブン
チームには多くの不安材料が
《大谷翔平のポストシーズンに不安材料》ドジャースで深刻な「セットアッパー&クローザー不足」、大谷をクローザーで起用するプランもあるか
週刊ポスト
ブリトニー・スピアーズ(時事通信フォト)
《ブリトニー・スピアーズの現在》“スケ感がスゴい”レオタード姿を公開…腰をくねらせ胸元をさすって踊る様子に「誰か助けてあげられないか?」とファンが心配 
NEWSポストセブン
政権の命運を握る存在に(時事通信フォト)
《岸田文雄・前首相の奸計》「加藤の乱」から学んだ倒閣運動 石破降ろしの汚れ役は旧安倍派や麻生派にやらせ、自らはキャスティングボートを握った
週刊ポスト
2013年に結婚した北島康介と音楽ユニット「girl next door」の千紗
《不倫報道で沈黙続ける北島康介》元ボーカル妻が過ごす「いつも通りの日常」SNSで垣間見えた“現在の夫婦関係”
NEWSポストセブン