ライフ

「ペペロンうどん」もあるけど定番は「牛すじ黒カレーうどん」

『あんぷく』の「牛すじ黒カレーうどん」

年末といえばやっぱり蕎麦だけど、うどんも食べたい! というわけで、グルメ雑誌『アリガット』誌の元編集長・小川フミオ氏がセレクトした『あんぷく』(東京・池袋)の「牛すじ黒カレーうどん」を紹介します!

* * *
地方の数だけうどんがある。基本的には小麦粉と水で作られた白いヒモ状の食べ物にすぎないのに、なぜこんなにバラエティ豊かに料理できるのかと感心するほどだ。そのうどんをこだわりで味つけしているのが、池袋のうどん専門店『あんぷく』。

メニューを開くと、讃岐うどんを基本にした釜揚げなどの定番が25品。それだけでも多彩だが、さらに創作うどんがこの冬は27品。「京都祇園黒七味ペペロンうどん」をはじめ、「カルボナーラうどん」や「ガスパッチョうどん」と、基になっているのはイタリア、スペインなど世界各国の料理も多い。ただし会席の料理人だったオーナーの安江勇治さんは、出汁を加えたりして日本の味にする。

個人的に好きなのは、定番メニューの「牛すじ黒カレーうどん」。牛すじと甘さが印象的な玉ネギとともに、ピリ辛のソースがうどんに絡めてある。それぞれの食材が、歯ごたえのあるうどんと存在感を競い合っている。

「名古屋で洋食屋をやっていた父が作っていたカレーライスをイメージして作りました」とは安江さん。たしかに、うどんのあと、白いご飯に残ったソースをかけて作る即席カレーライスもおいしい。

自宅か仕事場の近所にあれば、毎日通っても飽きないのではないかと思う店だ。

■『あんぷく』の「牛すじ黒カレーうどん」 1100円

【住所】東京都豊島区西池袋1-37-8 JPビル1F
【営業時間】11~14時半(LO)、17~23時(LO)、金土11~翌4時(LO)、日11~23時(LO)
【定休日】無休
【カード】可

うどんはゆであがりで260グラムとボリュームがある。大盛り360グラム、特盛り460グラムもオーダーできる(追加料金なし)。秋冬のイチオシは「トリュフうどん(1580円)」。コースは1名3980円(2時間の飲み放題つき)から。焼酎をはじめ、アルコール類も豊富

撮影■岩本朗

※週刊ポスト2011年12月9日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

オフの日は夕方から飲み続けると公言する今田美桜(時事通信フォト)
【撮影終わりの送迎車でハイボール】今田美桜の酒豪伝説 親友・永野芽郁と“ダラダラ飲み”、ほろ酔い顔にスタッフもメロメロ
週刊ポスト
バドミントンの大会に出場されていた悠仁さま(写真/宮内庁提供)
《部活動に奮闘》悠仁さま、高校のバドミントン大会にご出場 黒ジャージー、黒スニーカーのスポーティーなお姿
女性セブン
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
女性セブン
日本、メジャーで活躍した松井秀喜氏(時事通信フォト)
【水原一平騒動も対照的】松井秀喜と全く違う「大谷翔平の生き方」結婚相手・真美子さんの公開や「通訳」をめぐる大きな違い
NEWSポストセブン
足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
今年1月から番組に復帰した神田正輝(事務所SNS より)
「本人が絶対話さない病状」激やせ復帰の神田正輝、『旅サラダ』番組存続の今後とスタッフが驚愕した“神田の変化”
NEWSポストセブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
被害者の宝島龍太郎さん。上野で飲食店などを経営していた
《那須・2遺体》被害者は中国人オーナーが爆増した上野の繁華街で有名人「監禁や暴力は日常」「悪口がトラブルのもと」トラブル相次ぐ上野エリアの今
NEWSポストセブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
運送会社社長の大川さんを殺害した内田洋輔被告
【埼玉・会社社長メッタ刺し事件】「骨折していたのに何度も…」被害者の親友が語った29歳容疑者の事件後の“不可解な動き”
NEWSポストセブン