ラテン音楽のマンボミュージシャンとして活躍するパラダイス山元さん(49)は、本業の他に、“餃子王”としての顔を持つ。全国津々浦々を食べ歩くだけでなく、餃子を包んで焼いて約30年。店主である会員制餃子店『蔓餃苑』には現在700名の会員が在籍し、その味を堪能している。
このほど上梓した『読む餃子』(アスペクト)では、餃子を楽しむ環境づくりから、失敗しない餃子づくりの秘訣といったハウツーにとどまらず、オリジナル餃子誕生の裏話なども綴られている。
そんな彼に、素人でもすぐに活用できる、餃子をおいしくつくる秘訣を聞いた。
「まず、スーパーで合びき肉を買わないこと。必ず肉は塊で購入し、自分でチョップするかフードプロセッサーでひいてください。これだけで食べたときのなめらかさとか歯ごたえなどの食感が全然違います。焼いたときの表面のカリカリ感もそうですが、餃子にとって、実は食感が命なんです。結局は、ひと手間かけたほうがおいしいものができる。まあ、当然のことですけどね」
※女性セブン2012年2月16日号