スポーツ

近鉄の本拠地・藤井寺球場 観客席で焼肉をする人がいた伝説

 野球界には今も語り継がれる伝説がある。その中には、「ウソでしょ?」と思うようなエピソードも数多い。ここでは、「川崎球場のスタンドで流しそうめん」に対し、藤井寺球場では焼き肉をしていたという伝説の真偽について検証する。

 昔は閑古鳥が鳴いていたパ・リーグのスタンド。有名なのは、川崎球場で流しそうめんに興じるファンの姿だ。しかし、これに匹敵する例が藤井寺球場であったという。ある近鉄OBが某雑誌に語ったところでは、

「外野を守っていたら、『こっち来て一緒に食べんか』と声がした。振り向くと観戦中のファンが、スタンドにコンロを持ち込み、煙を上げて焼き肉をやっていた」

 そこで近鉄、中日、西武を渡り歩いた金村義明氏に聞くと、「それも川崎のことじゃないですかね?」という答えが返ってきた。

「川崎は工場地帯にあったので、試合が終わって風呂に入ると耳や鼻の穴の中が真っ黒になっていたくらい空気が悪かった。ただその日はやたら煙くて、なんやと思ってたら、スタンドに七輪を持ち込んで焼き肉をやっているファンがいた。もう衝撃でしたよ」

 現在、広島では野球を見ながらバーベキューができる設備がある。流行の先取りと考えられなくもない。

※週刊ポスト2013年3月8日号

関連記事

トピックス

水原一平氏のSNS周りでは1人の少女に注目が集まる(時事通信フォト)
水原一平氏とインフルエンサー少女 “副業のアンバサダー”が「ベンチ入り」「大谷翔平のホームランボールをゲット」の謎、SNS投稿は削除済
週刊ポスト
解散を発表した尼神インター(時事通信フォト)
《尼神インター解散の背景》「時間の問題だった」20キロ減ダイエットで“美容”に心酔の誠子、お笑いに熱心な渚との“埋まらなかった溝”
NEWSポストセブン
水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
富田靖子
富田靖子、ダンサー夫との離婚を発表 3年も隠していた背景にあったのは「母親役のイメージ」影響への不安か
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
女性セブン
大ヒットしたスラムダンク劇場版。10-FEET(左からKOUICHI、TAKUMA、NAOKI)の「第ゼロ感」も知らない人はいないほど大ヒット
《緊迫の紅白歌合戦》スラダン主題歌『10-FEET』の「中指を立てるパフォーマンス」にNHKが“絶対にするなよ”と念押しの理由
NEWSポストセブン