スポーツ

東京マラソン 開始早々ランナーが沿道へゴミ投げ始めて怒号

 2月24日に大盛況をもって閉幕した東京マラソンのランナーがスタート前から戦わなければいけない敵が、「寒さ」だった。
 
 スタート時間の午前9時10分時点の都庁前の気温は4度。特にこの日は風速6メートルと風が強く、体感温度はさらに低い。ランナーたちは8時半には手荷物を預け終え、軽装で寒空の下に待機しなければならない。半袖、短パン姿のランナーにとって、スタートまでの数十分は拷問のような時間だ。
 
 中には、ビニール袋や雨合羽などで防寒対策をするランナーも多いが、問題はスタート後にそれらが用済みになること。特に雨合羽などは畳んでもかさばるため、多くの不届きなランナーはスタート直前にその場に捨てる。こうしたゴミは後から通るランナーにとっては非常に危険で、足を取られて転倒する人が毎年続出するのだ。
 
 今年はこの“ゴミ問題”に異変が起きた。スタート時間が迫ると、大会スタッフが沿道からランナーの“ゴミ”を回収しはじめた。しかし、道路の中央側に並んでいるランナーは当然身動きが取れず、手渡しすることができない。すると、沿道に向かって次々とゴミを投げ始めた。
 
「ゴミが空中で失速してランナーの頭上に落下するケースもありました。捨てるにはもったいないようなウインドブレーカーを投げ捨てる人もいて、当たった人から『痛えな』とか『投げないで』と怒号が飛んでいました」(目撃したランナー)

※週刊ポスト2013年3月15日

関連キーワード

関連記事

トピックス

二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
今回のドラマは篠原涼子にとっても正念場だという(時事通信フォト)
【代表作が10年近く出ていない】篠原涼子、新ドラマ『イップス』の現場は和気藹々でも心中は…評価次第では今後のオファーに影響も
週刊ポスト
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
韓国2泊3日プチ整形&エステ旅をレポート
【韓国2泊3日プチ整形&エステ旅】54才主婦が体験「たるみ、しわ、ほうれい線」肌トラブルは解消されたのか
女性セブン