ライフ

赤ペン先生の採点シーンも タブレットで変わる学習スタイル

研究の末、絶妙な角度“黄金三角形”を実現した『チャレンジ タブレット』

 スマホやタブレットは、“教育ツールとして機能性が高い”といった評価が浸透しつつあり、いまや、幼児が知育アプリを使いこなす話も珍しくない。学齢に達しない子供だけでなく、小学生から受験を控えた高校生向けには、1問1答形式や「暗記型」教育アプリが多数用意されている。

 また他業種からの関心も高く、大手家電メーカーが端末提供だけでなく、教育ソリューションにも乗り出したり、ジャストシステムは小学生向け専用タブレット「スマイルゼミ」を開始するなど、参入企業の幅も広がった。

 そして既存の教育関連企業の多くも、タブレット学習に参戦。例としては、Z会は自前のタブレットに教育コンテンツを提供する「デジタルZ」を商品化。こうした業界の動向について、同じくタブレット学習を開始した大手通信教育企業のひとつ、ベネッセコーポレーションで昨今のタブレット学習事情について話を聞いた。

「現在の義務教育は、脱・ゆとり教育の流れで、やや詰め込み型になっています。中学生は学校から宿題が多く出されて、自由な時間が短くなりました。でもだからこそ、苦手克服といった、一人ひとりに合った学習は必要です。そこをサポートしたいと考えた時、自分の部屋で自由に使えて、すぐに起動できるタブレットはぴったりなんですね。そこでこの春、中学1年生を対象に『進研ゼミ』の副教材として『チャレンジ タブレット』をスタートしました」そう話すのは、開発に携わった中学生事業部・谷杉貞季さん。

 同社では、これまでもインターネットを利用した副教材を試みてきたが、パソコンは家族共用でリビングに設置されていることが多く、必ずしも勉強に適切な環境とはいえない場合もあった。しかし調査を続けた結果、中学生がいる家庭の約半数にWi-Fi環境が普及したこと、スマホの浸透などで、スマートデバイスに対する抵抗感が薄れてきた――といった、タブレット端末を取り巻く環境が整ったことを受けて、長年研究を重ねてきたタブレットを活用した副教材の投入に踏み切ったという。

関連記事

トピックス

“赤西軍団”と呼ばれる同年代グループ(2024年10月撮影)
《赤西仁と広瀬アリスの交際》2人を結びつけた“軍団”の結束「飲み友の山田孝之、松本潤が共通の知人」出会って3か月でペアリングの意気投合ぶり
NEWSポストセブン
アメリカから帰国後した白井秀征容疑(時事通信フォト)
「ガイコツが真っ黒こげで…こんな残虐なこと、人間じゃない」岡崎彩咲陽さんの遺体にあった“異常な形跡”と白井秀征容疑者が母親と交わした“不穏なメッセージ” 〈押し入れ開けた?〉【川崎ストーカー死体遺棄】
NEWSポストセブン
ジャンボな夢を叶えた西郷真央(時事通信フォト)
【米メジャー大会制覇】女子ゴルフ・西郷真央“イップス”に苦しんだ絶不調期を救った「師匠・ジャンボ尾崎の言葉」
週刊ポスト
元交際相手の白井秀征容疑者からはおびただしい数の着信が_(本人SNS/親族提供)
《川崎ストーカー死体遺棄》「おばちゃん、ヒデが家の近くにいるから怖い。すぐに来て」20歳被害女性の親族が証言する白井秀征容疑者(27)の“あまりに執念深いストーカー行為”
NEWSポストセブン
赤西と元妻・黒木メイサ
《赤西仁と広瀬アリスの左手薬指にペアリング》沈黙の黒木メイサと電撃離婚から約1年半、元妻がSNSで吐露していた「哺乳瓶洗いながら泣いた」過去
NEWSポストセブン
前回のヒジ手術の時と全く異なる事情とは(時事通信フォト)
大谷翔平、ドジャース先発陣故障者続出で急かされる「二刀流復活」への懸念 投手としてじっくり調整する機会を喪失、打撃への影響を危ぶむ声も
週刊ポスト
単独公務が増えている愛子さま(2025年5月、東京・新宿区。撮影/JMPA)
【雅子さまの背中を追いかけて単独公務が増加中】愛子さまが万博訪問“詳細な日程の公開”は異例 集客につなげたい主催者側の思惑か
女性セブン
不倫疑惑が報じられた田中圭と永野芽郁
《永野芽郁のほっぺたを両手で包み…》田中圭 仲間の前でも「めい、めい」と呼ぶ“近すぎ距離感” バーで目撃されていた「だからさぁ、あれはさ!」
NEWSポストセブン
連日お泊まりが報じられた赤西仁と広瀬アリス
《広瀬アリスと交際発覚》赤西仁の隠さないデートに“今は彼に夢中” 交際後にカップルで匂わせ投稿か
NEWSポストセブン
不倫疑惑が報じられた田中圭と永野芽郁
《離婚するかも…と田中圭は憔悴した様子》永野芽郁との不倫疑惑に元タレント妻は“もう限界”で堪忍袋の緒が切れた
NEWSポストセブン
成田市のアパートからアマンダさんの痛いが発見された(本人インスタグラムより)
《“日本愛”投稿した翌日に…》ブラジル人女性(30)が成田空港近くのアパートで遺体で発見、近隣住民が目撃していた“度重なる警察沙汰”「よくパトカーが来ていた」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! トランプ圧力で押し寄せる「危ない米国産食品」ほか
「週刊ポスト」本日発売! トランプ圧力で押し寄せる「危ない米国産食品」ほか
NEWSポストセブン