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NHK朝ドラ『あまちゃん』で話題の「女子高生海女」は実在

 初回の放送は平均視聴率20.1%。『芋たこなんきん』以来、7年ぶりに初回20%を超え、話題になっているNHK連続テレビ小説『あまちゃん』。能年玲奈(19才)が、海女を目指すヒロインの高校2年生・天野アキを好演している。

 この『あまちゃん』がロケを行っている岩手県久慈市では、最盛期には100~150名もの女性が海女として活躍した。

 男性の素潜り漁師が江戸時代から存在したのに対し、女性の海女が盛んになったのは明治中期から。男たちが遠洋漁業に出かけている間、残った女が近場で潜ってうにや海藻類を採り、生活の糧にしたのが始まりだったという。

 現在、久慈市の海女は15~20名。40~50代が中心だが、中にはまさにアキのような女子高生も数名いる。小さい頃から母親や親戚などが潜る姿を見て、仕事を覚えたという人がほとんどだという。海女に詳しい弥藤邦義さんが語る。

「久慈の海は、伊勢志摩などと違って水が冷たいので、7~9月が限界。海女だけでは食べていけず、みな漁ができる夏場以外はパートやアルバイトで働いています。女子高生の子たちも地元で就職先がなければ、都会に出て行きます。海女では生活ができないので、後継者もなかなか育たないというのが実情です」

※女性セブン2013年4月18日号

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