どんな女性を愛のパートナーに選ぶか──。それは安全で悦びに満ちた不倫生活を送るために必要不可欠な要素だ。誤解を恐れずにいえば、男にとって「都合のいい女」だけを選び、修羅場を招く「面倒な女」を徹底して避けることが重要なのである。しかし往々にして、熱を上げた男は女の本性を見誤る。今回、不倫経験のある女性3人に集まってもらった。彼女たちの本音から、本当にヤバイ女の見わけ方が見えてきた。
●理恵さん(仮名・42歳) バツイチ独身。割り切った大人の不倫を楽しんでいると公言している。
●愛子さん(仮名・36歳) 既婚。W不倫の経験あり。不倫癖のある友人も多い。
●由里子さん(仮名・36歳) 未婚。清楚な見た目とは裏腹に、過去に何度も不倫を経験。不倫とはいえ、別れ話を持ち出されてもすぐに別れられないという。
理恵:男はよく「まさかあんなに大人しい彼女が豹変するとは思わなかった」っていうけど、女からいわせれば、「そら見たことか」ってとこじゃない?
愛子:そうそう。本当に男って女を見る目がない。普段は静かで、物わかりのよさそうに見える子に限って危ないことを知らない。
由里子:私の友達には不倫で相手の家庭をメチャクチャにしちゃう女子が多いですよ。
理恵:メチャクチャって?
由里子:最初は不倫に納得してたんですけど、正月やお盆の長期休暇に入ると寂しくて我慢ができなくなるんですって。そこで、この前のGWに突然、「奥さんに会いに行く」って男性に連絡したんです。
愛子:長い休みは寂しくなるところだけわかる(笑い)。
由里子:それで、相手の家まで行って「今、家の前にいるよ」と電話を入れて帰ってくるんです。
理恵:関係がこじれてストーカーする人って私、全然理解できないな。
由里子:そうですか? 私はけっこう共感できますね。
理恵:そういう「面倒な女」って目立つけど、お互いに恋愛を楽しみたい「都合のいい女」っていっぱいいるのにね。たとえば私みたいな、バツイチ女(笑い)。
愛子:わかります。結婚生活で嫌な思いしてるから、「嫁から奪って結婚する」なんていう発想は全然ない。
理恵:人妻もオススメ。単純に体のスキンシップを求めるだけで割り切ってるし。そもそもW不倫だからお互いにリスクを背負ってる。
由里子:でも、彼女たちの中にもモメる女性っていますよね?
理恵:それはそう。重要なのは女の本性を見抜くこと。男ってそれが下手なんだけど(笑い)。
愛子:今を楽しみたいという気持ちの強い女性は、モメることなく不倫をスマートに楽しんでる。
理恵:そういうのって全身をブランド物で着飾ってる女性に多いよね。
愛子:有名レストランに行きたがる女性もそうかな。本当に美味しいマイナーな店よりも、ミシュランの三つ星を取った超有名店を選ぶような人。
由里子:それはわかりやすいですね。つまり単純な女性ってことですか?
理恵:私にいわせれば不倫で満たせるのは性欲と食欲、物欲だけ。幸せなんて求めちゃいけない。そこを理解してる私って、やっぱり都合のいい女かしら(笑い)。でも男って、こういうタイプは危なそうって避けるのよね。本当にもったいない。
愛子:ペットが好きな女もそのタイプ。特にトイプードルとかの血統証付きを欲しがる子は、ペットをアクセサリーだと思ってる。男もペット感覚で選んでるから、不倫だろうが関係ない。
※週刊ポスト2013年6月21日号