ライフ

ネットオークション落札されるコツ 価格設定、商品説明など

 インターネットを通して競売ができるのがネットオークションだが、偽物のブランド品を買わされたり、クレームなどのトラブルもあったりと初心者には怖いかもしれない。そこで、ネットオークションの達人、ライター・イラストレーターの仁田茜さんが初心者向けにコツをアドバイスする。

「登録者数、知名度とも最大なのは『Yahoo!オークション』ですが、最近は世界規模の『eBay』も、少し上級者向けのサイトとして注目されています。また、手軽にトライできる『モバオク』のユーザーは年齢層が幅広く、ガラケーでもできるので、PCやスマホが苦手な人でも大丈夫。主婦のかたにもおすすめです」と仁田さん。

 ただ、新規や低評価の出品者の場合は、入札されにくい一面も。

「初心者の場合は、まず落札で利用して、一定の評価数を確保して。その後、出品にチャレンジしてみるといいでしょう」(以下、「」仁田さん)

 写真については、自然光で撮ることとアドバイス。

「影ができたり、色味が変わるので、フラッシュはなし。レースのカーテンを引いて、自然光のもとで撮るのがおすすめ。デスクライトなどを補助的に使って影を消せば、さらにきれいに」

 傷や汚れは隠さないことも大事だという。

「イメージ写真だけでなく、前、後ろ、横など、さまざまな角度からの写真を加えて。洋服はタグのアップ画像を入れ、傷などがあれば、その部分のアップ画像もプラスしましょう」

 価格設定については、過去の落札相場をリサーチすることがポイント。

「値上がりすると予想できるものは1円スタートにして目立たせるのも戦略。即決(売りたい金額を決めて、その値段で入札した人がいれば即交渉成立するシステム。目安は相場+送料)すると決めて送料無料にすれば、さらに注目度アップが見込めます」

 また、締切時間の設定も大事。

「締め切り時間の設定は、その商品を欲しいと思っている人がPCの前にいると想定される時間がベター。私はパソコンをよく見るといわれる日曜の夜10時に設定します」

 トラブルを防止するには、傷や汚れを明記することも必要。

「届いた商品が説明と違うというトラブルが多数。傷や汚れの事実、使用・保管状況、できれば商品購入時の箱の有無なども明記して」

 商品説明については、検索に引っかかりやすい工夫をとアドバイスする。

「エルメスの紙バッグなら、“エルメス”“HERMES”“紙袋”“紙バッグ”など、複数のキーワードを入れておくと、より多くの人に見てもらえます」。

 寸法や色味などの詳細はもちろん、“限定品”や“美品”という言葉は引っかかりやすいキーワードなので、入札者が見極めるポイントになりやすい。

※女性セブン2013年9月5日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

お仏壇のはせがわ2代目しあわせ少女の
《おててのシワとシワを合わせて、な~む~》当時5歳の少女本人が明かしたCM出演オーディションを受けた意外な理由、思春期には「“仏壇”というあだ名で冷やかされ…」
NEWSポストセブン
『サ道』作者・タナカカツキ氏が語る「日本のサウナ60年」と「ブームの変遷」とは
《「ととのった〜!」誕生秘話》『サ道』作者・タナカカツキ氏が語る「日本のサウナ60年」と「ブームの変遷」
NEWSポストセブン
広陵野球部・中井哲之監督
【広陵野球部・被害生徒の父親が告発】「その言葉に耐えられず自主退学を決めました」中井監督から投げかけられた“最もショックな言葉” 高校側は「事実であるとは把握しておりません」と回答
週刊ポスト
薬物で何度も刑務所の中に入った田代まさし氏(68)
《志村けんさんのアドバイスも…》覚醒剤で逮捕5回の田代まさし氏、師匠・志村さんの努力によぎった絶望と「薬に近づいた瞬間」
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《ずっと若いママになりたかった》子ども好きだった中山美穂さん、元社長が明かした「反対押し切り意思貫いた結婚と愛息との別れ」
週刊ポスト
連敗中でも大谷翔平は4試合連続本塁打を放つなど打撃好調だが…(時事通信フォト)
大谷翔平が4試合連続HRもロバーツ監督が辛辣コメントの理由 ドジャース「地区2位転落」で補強敢行のパドレスと厳しい争いのなか「ここで手綱を締めたい狙い」との指摘
NEWSポストセブン
伊豆急下田駅に到着された両陛下と愛子さま(時事通信フォト)
《しゃがめってマジで!》“撮り鉄”たちが天皇皇后両陛下のお召し列車に殺到…駅構内は厳戒態勢に JR東日本「トラブルや混乱が発生したとの情報はありません」
NEWSポストセブン
事実上の戦力外となった前田健太(時事通信フォト)
《早穂夫人は広島への想いを投稿》前田健太投手、マイナー移籍にともない妻が現地視察「なかなか来ない場所なので」…夫婦がSNSで匂わせた「古巣への想い」
NEWSポストセブン
2023年ドラフト1位で広島に入団した常廣羽也斗(時事通信)
《1単位とれずに痛恨の再留年》広島カープ・常廣羽也斗投手、現在も青山学院大学に在学中…球団も事実認める「本人にとっては重要なキャリア」とコメント
NEWSポストセブン
芸能生活20周年を迎えたタレントの鈴木あきえさん
《チア時代に甲子園アルプス席で母校を応援》鈴木あきえ、芸能生活21年で“1度だけ引退を考えた過去”「グラビア撮影のたびに水着の面積がちっちゃくなって…」
NEWSポストセブン
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
《ラーメンにウジ虫混入騒動》体重減少、誹謗中傷、害虫対策の徹底…誠実な店主が吐露する営業再開までの苦難の40日間「『頑張ってね』という言葉すら怖く感じた」
NEWSポストセブン
暴力問題で甲子園出場を辞退した広陵高校の中井哲之監督と会見を開いた堀正和校長
【「便器なめろ」の暴言も】広陵「暴力問題」で被害生徒の父が初告白「求めるのは中井監督と堀校長の謝罪、再発防止策」 監督の「対外試合がなくなってもいいんか?」発言を否定しない学校側報告書の存在も 広陵は「そうしたやりとりはなかった」と回答
NEWSポストセブン