ライフ

『an・an』夏恒例のセックス特集 「エロ本か否か」で議論も

 雑誌『an・an』では、毎夏の恒例となっているセックス特集。今年も8月21日号(8月9日発売)で「感じ合う、SEX」と銘打ち、大々的に特集して話題となった。だが、この『an・an』の特集が、女性たちの間で思わぬ波紋を呼んでいるのだという。

 同特集の内容には、「こうしたい、こうされたい…!濃密に愛し合える秘密の願望集。」「思い出すたびカラダが熱くなる…一番“感じた”セックス、話します。」「彼の、私の“あの言葉”で二人はクライマックスへ。」……など、赤裸々な文言が並んでいる。表紙には、Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔のセミヌード姿が大々的に掲載されており、藤ヶ谷ファンの女子中高生たちも、多数同誌を購入したようだ。

 大人の女性たちにとってはきわめて“実用的”な内容かもしれないが、女子中高生たちには過激すぎる内容では? と疑問の声も上がっている。実際、女子高生Aさん(17歳)は、こんな体験をしている。

「学校に『an・an』のセックス特集号を持っていったところ、先生から『学校にエロ本を持ち込むな!』としかられました。私は表紙のKis-My-Ft2の藤ヶ谷くんが好きで買っただけだったんです。

 そもそも『an・an』はエロ本じゃないと思うし、18禁でもない。今回、たまたまセックスをテーマにしていただけで、普通のハウツー雑誌だと思うんです。ダイエットやメイクなど、興味のあるテーマのときは、ためになるなと思って読みますし。なんで怒られたかまったくわからないんですよね」

 たしかに表紙には、過激なセクシーショット。特集の最初から数ページにわたって、キワドイ写真が続いている。その後も、内容が内容なだけに、高校生の教室に置いてあったら戸惑う教師がいてもおかしくないだろう。

 だがその一方で、「『an・an』はエロ本だ」と主張する女性読者もいる。会社員Bさん(25歳)が語る。

「見るからに成人女性向けのエロ本だと思いますよ。写真だけパラパラめくっても、内容を読んでも、セックスについて赤裸々に書かれていますし、どこが違うのか教えてほしいくらいです。

 別に私は、エロ本という存在自体が悪いといってるわけではないんです。ただ、若い子が手に取ることもある雑誌ですから、そのあたりを配慮してもらいたいな、と思っているだけです」

 はたして、『an・an』のセックス特集は、エロ本か否か。女性読者にとっても、判断は分かれているようだ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

小島瑠璃子(時事通信フォト)
《亡き夫の“遺産”と向き合う》小島瑠璃子、サウナ事業を継ぎながら歩む「女性社長」「母」としての道…芸能界復帰にも“後ろ向きではない”との証言も
NEWSポストセブン
会見で出場辞退を発表した広陵高校・堀正和校長
《海外でも”いじめスキャンダル”と波紋》広陵高校「説明会で質問なし」に見え隠れする「進路問題」 ”監督の思し召し”が進学先まで左右する強豪校の実態「有力大学の推薦枠は完全な椅子取りゲーム」 
NEWSポストセブン
起訴に関する言及を拒否した大谷翔平(写真/アフロ)
大谷翔平、ハワイ高級リゾート開発を巡って訴えられる 通訳の次は代理人…サポートするはずの人物による“裏切りの連鎖” 
女性セブン
日本体操協会・新体操部門の強化本部長、村田由香里氏(時事通信フォト)
新体操フェアリージャパンのパワハラ問題 日本体操協会「第三者機関による評価報告」が“非公表”の不可解 スポーツ庁も「一般論として外部への公表をするよう示してきた」と指摘
NEWSポストセブン
スキンヘッドで裸芸を得意とした井手らっきょさん
《僕、今は1人です》熊本移住7年の井手らっきょ(65)、長年連れ添った年上妻との離婚を告白「このまま何かあったら…」就寝時に不安になることも
NEWSポストセブン
暴力問題で甲子園出場を辞退した広陵高校の中井哲之監督と会見を開いた堀正和校長
《広陵高校、暴力問題で甲子園出場辞退》高校野球でのトラブル報告は「年間1000件以上」でも高野連は“あくまで受け身” 処分に消極的な体質が招いた最悪の結果 
女性セブン
代理人・バレロ氏(右)には大谷翔平も信頼を寄せている(時事通信フォト)
大谷翔平が巻き込まれた「豪華ハワイ別荘」訴訟トラブル ビッグビジネスに走る代理人・バレロ氏の“魂胆”と大谷が“絶大なる信頼”を置く理由
週刊ポスト
お仏壇のはせがわ2代目しあわせ少女の
《おててのシワとシワを合わせて、な~む~》当時5歳の少女本人が明かしたCM出演オーディションを受けた意外な理由、思春期には「“仏壇”というあだ名で冷やかされ…」
NEWSポストセブン
広陵野球部・中井哲之監督
【広陵野球部・被害生徒の父親が告発】「その言葉に耐えられず自主退学を決めました」中井監督から投げかけられた“最もショックな言葉” 高校側は「事実であるとは把握しておりません」と回答
週刊ポスト
薬物で何度も刑務所の中に入った田代まさし氏(68)
《志村けんさんのアドバイスも…》覚醒剤で逮捕5回の田代まさし氏、師匠・志村さんの努力によぎった絶望と「薬に近づいた瞬間」
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《ずっと若いママになりたかった》子ども好きだった中山美穂さん、元社長が明かした「反対押し切り意思貫いた結婚と愛息との別れ」
週刊ポスト
「週刊ポスト」本日発売! 「石破おろし」の裏金議員「入閣リスト」入手!ほか
「週刊ポスト」本日発売! 「石破おろし」の裏金議員「入閣リスト」入手!ほか
NEWSポストセブン