ライフ

お風呂テレビ人気上昇 売れ筋は3万円台の比較的上位機種

ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaの「お風呂テレビ」コーナー

 秋も深まり温かいお風呂にゆっくり入るのが、心地よい季節になってきた。長風呂のコツを探してみると、例えばmixiのコミュニティでは「お風呂で本を読む」の参加者は2万3951人、「お風呂へ本を持ち込んじゃう!!」が4064人、「お風呂の中で読書します。」で1274人が参加と、“お風呂で読書派”の多さが目立つ。

 長時間の浴槽滞在時間を快適にする工夫には、読書スペースおよび持ち込む水やタオルなどの“置き場所”としてのフタの活用法が書き込まれたり、「長時間座っていて、お尻が痛くなる」を解決するためのイスとして、バスマットやビーチボールを緩めに膨らませて使う――など、読書派以外にも役立ちそうな情報が多い。

 バスタイムにテレビや録画番組を見る、新しいお風呂ライフの提案をしているパナソニック「おふろウキウキ研究会」が「いい夫婦の日(11月22日)」「いい風呂の日(11月26日)」を前に、「共働き夫婦の夫婦関係とお風呂事情調査」(20~40代の共働き夫婦600名対象)を実施。「あなたの夫婦生活を円満にするためには、自宅での自分だけのプライベート空間や時間としてお風呂は大切だと思いますか?」という質問に対し、「とても思う」27.7%と「まあまあ思う」49.2%を合わせて8割近くが、入浴時の“1人の時間”を大切と考えていることがわかった。

 また「30分以上お風呂を楽しむ」と回答した人は、「仕事や夫婦関係の充実度が、高い傾向にある」といった結果になったという。同調査の監修者のひとりで、バスクリン社員の“お風呂博士”石川泰弘氏は「お風呂に入るのは15分でも充分で、湯温40度程度のお風呂にしっかり入ると副交感神経がリラックスして穏やかな気分になれるとのこと。お風呂にしっかり入っている人は人間関係がいい、という傾向があります。お風呂に入る人は入ってない人より攻撃的にならず、人との付き合い方が上手、というデータが出ていて学会で発表したことがあります」とコメント。入浴の際には浴槽に15分以上入ることを勧めている。

“お風呂で読書”という趣味がある人はともかく、15分以上ただ浴槽でじっとしている――というのは、なんだか手持ちぶさた。そこで同調査の「お風呂を楽しく過ごすために必要だと思うお風呂グッズはどれだと思いますか?」の結果を見てみると、1位は「防水テレビ」21.9%、2位「携帯電話用防水ケース」9.5%、3位「タブレット端末用防水ケース」7.2%。また「あなたが入浴時に『今後したいこと』について、あてはまるものをお選びください」では、「テレビを観る」16.3%と「録画した番組を観る」8.2%の合計が24.5%で、“お風呂でテレビ”のニーズは比較的高いようだ。

 そこで「お風呂テレビ」コーナーを設置する、ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaの売り場担当者・石川崇志さんに、話を聞いた。

「『お風呂でテレビを観たいんですけど』だったり、『濡れても大丈夫なテレビがいいんです』といった要望で、売り場にいらっしゃるお客様が多いですね。主婦の方だと日中は洗いものをしながら、夜はお風呂で――といった使い方ができる防水テレビは人気です」(石川さん・「 」内以下同)

 オンタイムのテレビ視聴やDVD再生のみの低価格商品もある中、売れ筋は3万円台の比較的上位の機種だという。

「忙しい日常の中の、1人で落ち着ける時間ということで、『撮り溜めたドラマを観たい』といったニーズも高いんです。例えば『お部屋ジャンプリンク』ができる『ビエラ』ですと録画視聴ができますし、電波環境があまり良くない場合も、ネットなどを使わずに高画質の映像が観られることから、購入を決められるお客様が多いです。防水タイプのリモコンもありますが、濡れた手でタッチパネル操作できる最新機種も、かなり売れています」

 購入者層としては女性が多いとのことだが、最近は男性の購入も増えているそうだ。

「ご自身で使われるという方もいらっしゃいますが、『奥さんがお風呂タイムに、1人の時間をリラックスしてすごせるように』と、奥様へのプレゼントに買われる男性が多いです。家事と自分の楽しみを賢く両立する主婦の方、忙しい奥様にリラックスできる時間をプレゼントする旦那様、どちらも素敵ですよね」

関連記事

トピックス

真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
優勝11回を果たした曙太郎さん(時事通信フォト)
故・曙太郎さん 史上初の外国出身横綱が角界を去った真相 「結婚で生じた後援会との亀裂」と「“高砂”襲名案への猛反対」
週刊ポスト
伊藤沙莉は商店街でも顔を知られた人物だったという(写真/AFP=時事)
【芸歴20年で掴んだ朝ドラ主演】伊藤沙莉、不遇のバイト時代に都内商店街で見せていた“苦悩の表情”と、そこで覚えた“大人の味”
週刊ポスト
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
大谷翔平
大谷翔平、ハワイの25億円別荘購入に心配の声多数 “お金がらみ”で繰り返される「水原容疑者の悪しき影響」
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
韓国2泊3日プチ整形&エステ旅をレポート
【韓国2泊3日プチ整形&エステ旅】54才主婦が体験「たるみ、しわ、ほうれい線」肌トラブルは解消されたのか
女性セブン