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中央線沿線ラーメンの名店を日本初女性ラーメン評論家が紹介

煮干し鰮らーめん圓の煮干しラーメン

 ラーメン党も暑い日は冷やし中華に目移りしがちだが、暑い日こそ食べたくなるラーメンがある。日本初の女性ラーメン評論家、本谷亜紀氏がおススメする、夏にうまい「あっさり」ラーメンの名店から中央線沿線の3店舗を紹介しよう。

■煮干し鰮(いわし)らーめん 圓(えん/東京・八王子)
住所:八王子市横山町21-21
営業時間:11時~14時半、17時~21時 ※売り切れ次第終了
定休日:水曜 席:7席
メニュー:煮干しラーメン(720円)

 カタクチイワシのみを用いた煮干しダシ。千葉県九十九里産にこだわる。風味をあっさり味わうなら開店直後がおススメだが、煮干しダシの濃さなら閉店前の時間帯が一番だ。毎日店内で打つ自家製麺には発芽小麦の全粒粉や生卵をたっぷり使い、食感と味わいに厚みを持たせている。

「私の『都内ナンバー1』煮干しラーメン! 煮干しの旨味、苦味もすべて味わえるスープはごくごく飲めるほど美味。懐かしさを感じる味です」(本谷さん)

■鶏湯(とりたん)ラーメンばふ。(東京・武蔵小金井)
住所:小金井市本町2-6-10
営業時間:11時~15時、17時半~23時
定休日:なし 席:13席
メニュー:熟成淡麗麺(730円)ほか

 新潟の有名店「潤」が手がける新店。スープには大山地鶏の鶏ガラと鯛干やアサリ、スルメ、日高昆布などを使用し、一昼夜かけて煮出している。魚醤を用いた塩ダレがさっぱりとした後味を演出する。1人で訪れる女性客も多い。

「黄金色に光る鶏のスープに、いしる(魚醤)・能登の塩のタレが合わさった深みのある一杯。ハーブを練り込んだ鶏チャーシューなど食べて楽しい工夫も」(本谷さん)

■こんどる屋 西新宿2F店(東京・西新宿)
住所:新宿区西新宿7-13-7大森ビル2F
営業時間:11時~16時、17時~22時
定休日:日曜 席:12席
メニュー:塩こんどる(770円)ほか

 鶏をベースに、栃木県水産試験場で品種改良されたニジマス「ヤシオマス」を煮込んで作られたスープは川魚の風味が豊かに香る斬新な一杯。麺は自家製手もみ細ちぢれ麺。栃木県出身の店長のこだわりから、具材のネギも栃木県産「白美人ねぎ」を取り寄せている。

「都内では珍しい、ヤシオマスを使ったダシを味わえる。淡水魚の臭みは無く、「焼き」を入れスープを煮出すので香ばしい風味を感じられます」(本谷さん)

※SAPIO2014年7月号

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