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《梨園に誕生する元アイドルの嫁姑》三田寛子と能條愛未の関係はうまくいくか? 乃木坂46時代の経験も強み、義母に素直に甘えられるかがカギに

三田寛子(左)の息子・中村橋之助との婚約を発表した能條愛未(右)(右は時事通信)

三田寛子(左)の息子・中村橋之助との婚約を発表した能條愛未(右)(右は時事通信)

 11月10日に歌舞伎役者・中村橋之助(29歳)と元アイドルの能條愛未(31歳)が婚約を発表した。梨園に元アイドルの嫁姑が誕生することでも注目を集めているが、有名人批評や夫婦に関する問題について執筆活動を行うライター・仁科友里さんは2人の相性はいいのではないか、と2つの理由から考察する。

* * *

 歌舞伎俳優・中村橋之助さんが、アイドルグループ乃木坂46の元メンバーで女優の能條愛未さんと婚約発表会見を行いました。橋之助さんのお母さんは、女優・三田寛子さんです。三田さんはお姑さんとなり、能條さんはこれから梨園妻としての修行をしていくことになるそうです。

 一般家庭に育ったアイドルが歌舞伎界、しかも名門・成駒屋でうまくやっていけるのかと思う人もいるでしょうが、私はアイドルだからこそ、うまく適応できるのではないかと思うのです。

 そもそも、梨園の奥さまというのは、どんな生活をしているのでしょう。2018年に3月30日放送「ダウンタウンなう」(フジテレビ系)に出演した三田さんは、「歌舞伎俳優との結婚は就職」だと説明しています。「想像を絶する大変なことがいっぱいあって」と過去を振り返りつつ詳細は語らず、銀行振込、コピー取り、ご挨拶周り、スケジュール管理、劇場への夫の送り迎えなど、“株式会社成駒屋の新入社員”のごとく働いたと言います。

 結婚前の三田さんはアイドルだったわけですから、周囲にいろいろなおぜん立てをしてもらって、歌や演技を披露するのが仕事でした。突然の“裏方転向”に戸惑ったことは想像に難くありません。しかし、「歌舞伎俳優の妻イコール完全なる裏方」とは言い切れないのではないかと思うのです。

乃木坂46でセンターではなかったことが利点に

 なぜそのように思うのか。2016年に三田さんの夫である橋之助(当時)さんが八代目・中村芝翫(しかん)を襲名し、3人のお子さんがそれぞれ橋之助、福之助、歌之助を襲名しました。同年10月16日放送の『走る!三田寛子400日 ~中村芝翫襲名の裏側~』(BSフジサンデースペシャル)は、襲名を支える三田さんの生活に密着します。襲名はひとりでも命を削ると言われるそうですが、4人同時なわけですから、単純計算で4倍の労力がかかる。襲名だけでも大変なのに、三田さんはお手伝いさんを頼むことはしておらず、家事も自分ですべてやっているそうです。三田さんは家の中で家事や事務仕事をするだけでなく、襲名披露の記者会見や、襲名披露パーティーでは淡い色の訪問着で会場に向かい、会場の目立たないところから夫やお子さんたちを見守り、招待客に失礼がないか気を配っていました。

 三田さんが、歌舞伎関連の出来事で金屏風の前に立って話すことは、今後もないと言えるでしょう。現代的な感覚で言えば、準備に奔走しておきながら、舞台袖という地味な場所で、スポットライトを浴びる夫や子供を見つめる三田さんは損だと思う人もいるかもしれません。しかし、パーティーには三田さんという存在が不可欠なのではないでしょうか。三田さんはパーティーを「直接、感謝が伝えられる場所」と捉えているようですが、列席した人の中には、ごひいき筋で日ごろから親しくしている人もいるでしょうし、そこまで深い関係がなくても、間近で見たい、言葉を交わしてみたいと三田さんを待っている人が多数いたと思われます。三田さんきっかけで、成駒屋を応援したいという人も多数いることでしょう。そういう意味で言うと、歌舞伎俳優の妻というのは完全なる裏方ではなく、「出るときは出る、引っ込むときは引っ込む」というメリハリをつけられる人と言えるのではないでしょうか。

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