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花火大会のツウな楽しみ方 帰宅時間と「花火の構造」を把握

 夏の風物詩といえば花火。日本各地の花火大会に行くという人も多いだろう。しかし、ただ漠然と花火を見るだけでは面白くない。しっかり、花火を楽しみには、花火の構造を知っておくことがツウな楽しみ方だ。年間80か所もの花火大会を巡り、ハイビジョンカメラ9台を使っての撮影をも行う花火鑑賞士の石井孝子さんが教えてくれた。

「花火は色を出す火薬“星”と、花火を爆発させる“割薬”でできています。星に色の異なる火薬を何層か重ねると、花火の色が変化。燃焼速度を変えることで、しだれるように見えるなど、変化を出すことも可能です」

 最近では複雑な演出を施した花火も多い。

「近年は、ほとんどがコンピューター制御のプログラムで点火が行われているため、様々な演出が可能になりました。連続打ち上げや、音や物語と花火をシンクロさせる演出も増えています。『ドラマチックハナビ』は物語に合わせてハートやカクテルグラスなどの花火が上がります。凝った演出を楽しむためにも、有料席 (またはスピーカーの近く)で見るのがオススメ」(石井さん)

 もちろん、どんな花火が上がるかをしっかり把握しておくとより良い。

「帰宅の大混乱を避けるために、メイン花火が最後でない場合も。プログラムを手に入れ、そういった花火情報を前もってゲット」(石井さん)

 そして、花火大会といえば「混雑」は避けられない。さらに、夏場の夜は天気が変わりやすいので、持ち物の準備も重要だ。

「想像している以上に混雑するので飲み物等は現地より手前で買っておくこと。水は1本持っていれば手も洗えますし、凍らせておけば暑さ対策にもなって便利。レインコートも急な雨や寒さ対策に必携です」(石井さん)

※女性セブン2014年7月24日号

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