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夏休みゴルフ三昧の安倍首相 側近「ゴルフは総理の栄養源」

 米軍のイラク空爆も巨大台風被害もどこ吹く風、安倍晋三首相は2週間の長いバカンスに浸りきっていた。

 首相の“大好物”はお国入りとゴルフだ。夏休み前半は台風12号の豪雨で被害を受けた地元・山口に歴代首相最多となる5度目の帰省。祖父・岸信介の墓参りの後、同行記者団に、「国民の命と平和な暮らしをこれからも守っていくと改めてお誓いした」と神妙な面持ちで語るものだから、てっきり被災地視察をするものだと思いきや、なんと目と鼻の先の被災地をスルーして下関の奇祭「数方庭祭」見物と関門海峡花火大会を楽しんだ。

 アレッー! 国民の「平和な暮らしを守る」って花火見物のこと? たしか去年の夏は島根、山口の豪雨被災地を視察して「早く復旧が進むよう全力を尽くす」と強調していた。首相返り咲き2年目で政権が安定すると、パフォーマンスはどうでも良くなるらしい。

 夏休み中の公務は8月15日の全国戦没者追悼式への出席のみ。バカンス後半は山梨県の別荘にこもってゴルフ三昧の予定だ。

「ゴルフは総理の栄養源。英気を養いながら9月の内閣改造の人事構想を練るつもり」(側近)というが、第2次安倍政権発足以降、首相がコースに出た回数は23回に達する。こちらもおそらく歴代最多になるだろう。

 安倍首相が口ではどんなに「安全保障の強化」をいおうと、その行動は“平和ボケ”を体現しているように見えるのだが……。

※週刊ポスト2014年8月29日号

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