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メガバンク元行員 「ポイントカードはすべて捨てよ」と警鐘

 私たちが普段、当たり前にやっているお金にまつわる習慣。実はそれがそもそも「お金が貯まらない習慣」になっているという。銀行員たちが実践するお金を貯める新常識を紹介しよう。

 家電量販店にレンタルビデオ店、デパートやコンビニに至るまで、今やどのお店でも幅を利かせるポイントカード。住所やメールアドレスを登録していれば、セールや特別品の案内も送られてきて、お得感倍増!と思いきや、元メガバンク社員の長岐隆弘さんは「ポイントカードはあえて作らない」という。

「銀行員は常にさまざまな企業を相手に仕事をし、企業が消費者に巧妙にしかける思惑を理解しているので、あまりポイントカードは作りません。一見お得に思えますが、“あと1000円買えばポイントがつくから”とか“今日はポイント3倍デーだからあれも買っておこう”とか、ポイントカードがあることでつい無駄な買い物をしてしまうことがありませんか。

 しかも、店側が常に顧客情報を管理しているので、メールやダイレクトメールで常に欲望を刺激するような情報が送られてきます。情報は断ち切り、本当に必要なものだけを買う。それが財テクの基本です。

“持っているポイントカードは全て捨ててください”と言いたいところですが、難しいようであれば一度整理して、あまり行かない店やポイントが貯まりにくいカードは潔く捨てましょう」(長岐さん)

※女性セブン2014年9月18日号

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