ビジネス

経済の千里眼氏 波動理論から資産インフレ相場の到来を予測

 日本株に絶好の買いのチャンスが訪れている。アベノミクス相場が一息つき、株価は今年に入ってから上値の重い展開が続いているが、再び上昇トレンドを迎えそうなのだという。多くの政財界人がそのマーケット予測を頼る「経済の千里眼」こと国際金融コンサルタントの菅下清廣氏が語る。

「世の中のあらゆる事象にサイクルが存在するように、金融マーケットにも一定のサイクル、つまり“波動”があります。過去のチャートを丁寧に分析していくと、その“波動”の特徴がつかめ、相場の未来まで予測できるようになるのです。この波動理論の観点からいくと、日本はすでに“資産インフレ相場”の前兆が訪れています」

 菅下氏によると、相場の動きを予測するために重要な指標のひとつが“日柄(=時間)”。日経平均株価は、2013年12月30日に高値1万6291円をつけて以降、膠着状態に入っているが、その状態から脱しつつあるのだという。

「もみあいの波は、永遠に続くわけではありません。一定の周期を経て上昇か下降に向かいます。過去のチャートを分析すると、どんなに長くても半年あるいは1年ぐらいを転換点としてトレンドが変わっています」

 つまり、もみあいの波はどんなに長くても1年まで。そこから上昇か下降へと向かうという見方だ。菅下氏によると、相場にはすでに上昇トレンドへの転換サインが出ているのだという。

「東証1部の日経平均株価はまだ膠着状態が続いていますが、実は東証2部やジャスダック、マザーズといった新興市場をみると、2013年12月から約半年経った今年5月下旬を底にして急上昇を始めています。これは個別企業の業績がよくて買われたのではなく、金融緩和によるカネ余りで新興市場に資金が向かったため。

 金融緩和によって株価が上がる“資産インフレ相場”が訪れているのです。この“資産インフレ相場”では、個別銘柄でみれば、株価を3倍、4倍へと伸ばすものも多数出てくると私は予測します」(菅下氏)

◆菅下氏が注目する個別銘柄も公開する「スガシタレポート 2014年秋号」(2枚組CD)は予約受付中。限定500組で10月5日頃発送予定。http://www.shogakukan.co.jp/pr/sugashitacd/

トピックス

STARTO ENTERTAINMENTの取締役CMOを退任することがわかった井ノ原快彦
《STARTO社取締役を退任》井ノ原快彦、国分太一の“コンプラ違反”に悲しみ…ジャニー喜多川氏の「家族葬」では一緒に司会
NEWSポストセブン
東京都内の映画館で流されたオンラインカジノの違法性を訴える警察庁の広報動画=東京都新宿区[警察庁提供](時事通信フォト)
《フジ社員だけじゃない》オンラインカジノ捜査に警察が示した「本気度」 次のターゲットはインフルエンサーか、280億円以上つぎ込んだ男は逮捕
NEWSポストセブン
国民民主党から公認を取り消された山尾志桜里氏の去就が注目されている(時事通信フォト)
「国政に再挑戦する意志に変わりはございません」山尾志桜里氏が国民民主と“怒りの完全決別”《榛葉幹事長からの政策顧問就任打診は「お断り申し上げました」》
NEWSポストセブン
中居正広氏と被害女性の関係性を理解するうえで重大な“証拠”を独占入手
【スクープ入手】中居正広氏と被害女性との“事案後のメール”公開 中居氏の「嫌な思いをさせちゃったね。ごめんなさい」の返事が明らかに
週刊ポスト
参政党の神谷宗幣・代表(時事通信フォト)
《自民・れいわ・維新の票を食った》都議選で大躍進「参政党現象」の実態 「流れたのは“無党派層”ではなく“無関心層”」で、単なる「極右勢力の台頭」と言い切れない本質
週刊ポスト
苦境に立たされているフジの清水賢治社長(左/時事通信フォト)、書類送検された山本賢太アナ(右=フジホームページより)
“オンカジ汚染”のフジテレビに迫る2つの危機 芋づる式に社員が摘発の懸念、モノ言う株主からさらに“ガバナンス不全”追及も
週刊ポスト
24時間テレビの募金を不正に着服した日本海テレビ社員の公判が行われた
「募金額をコントロールしたかった」24時間テレビ・チャリティー募金着服男の“身勝手すぎる言い分”「上司に怒られるのも嫌で…」【第2回公判】
NEWSポストセブン
妻とは2015年に結婚した国分太一
「“俺はイジる側” “キツいイジリは愛情の裏返し”という意識を感じた」テレビ局関係者が証言する国分太一の「感覚」
NEWSポストセブン
衝撃を与えた日本テレビ系列局元幹部の寄付金着服(時事通信フォト)
《24時間テレビ寄付金着服男の公判》「小遣いは月に6〜10万円」夫を庇った“妻の言い分”「発覚後、夫は一睡もできないパニックに…」
NEWSポストセブン
TOKIOの国分太一
【スタッフ証言】「DASH村で『やっとだよ』と…」収録現場で目撃した国分太一の意外な側面と、城島・松岡との微妙な関係「“みてみぬふり”をしていたのでは…」《TOKIOが即解散に至った「4年間の積み重ね」》
NEWSポストセブン
警視庁を出る鈴木善貴容疑者=23日午前9時54分(右・Instagramより)
「はいオワター まじオワター」「給料全滅」 フジテレビ鈴木容疑者オンカジ賭博で逮捕、SNSで1000万円超の“借金地獄”を吐露《阿鼻叫喚の“裏アカ”投稿内容》
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 中居正広と元フジ女性アナの「メール」全面公開ほか
「週刊ポスト」本日発売! 中居正広と元フジ女性アナの「メール」全面公開ほか
NEWSポストセブン