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27歳CA「制服を着たホステスか何かだと思われると困る」

 普段は凜としたCA(キャビン・アテンダント)たちにも、大きな声ではいえない秘密がある。国内航空会社勤務の陽子(仮名=以下同・33歳・乗務歴9年)、春菜(27歳・同4年)、涼香(24歳・同2年)が制服にまつわる舞台裏を明かす。

春:制服を着ている役得はあると思います。機内で大企業のビジネスマンや医師などに見初められ、寿退社を狙うCAは少なくないし、実際にそういう例はあります。

陽:あなたもよくお客様と合コンしてるらしいわね(笑い)。

春:たまにですよ! 仲の良い同期がセッティングしてくれた時に顔を出すぐらいで……。

涼:どんな風に声をかけられるんですか?

春:うちの便をよく使うビジネスマンで慣れてる人は、国際線でステイがある時にCAが数日暇していることを知っていて、現地での食事に誘うの。私の同期はしたたかだから、「ご飯を一回おごってもらえるならいいか」って仲良くなって、帰国して合コンをセットする。

陽:誘うのにさらっと名刺を渡すのはいいほうで、本当の制服マニアは機内をわざわざ一周して一番可愛い子を見つけてから声を掛ける。そこまでやられるとこちらも引いちゃうわね。

春:声を掛けられるのは嫌な気はしないですけど、制服を着たホステスか何かだと思っているお客様は本当に困ります。

陽:制服の仕事には役得もあれば苦労もある。ジャンプシートの前に陣取ってスカートの中を覗こうとするのは序の口。本当のマニアはバレないと思うのかその1列後ろに座って、シートの隙間から執拗に見てくる。そこまでいくとインターホンで他のCAにも、「あちらのお客様はリマ(※注意「Remark」が必要な人物の意)」と通達が回るわけ。

涼:苦労のほうが多そうですね……。

※週刊ポスト2014年10月3日号

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