西田藍「さゆの卒業は必ず見届けます!」


――完璧にかわいいアイドルだったのでしょうか?

西田:ルックスは決して完璧じゃないんです。でも、アイドルとして完璧。それはさゆの努力のたまものだと思うんですね。でも、ガツガツ努力している様子を見せない。そこが好きですね。共感できることにプラスしてカリスマ性がないと、私はあまりはまり込まないタイプなんです。ルックスに自信がないのにモデルをやって、たくさん嫌な思いをしていた自分を重ねている部分もあります。

 十代のころのさゆはコンディションがよくなくて、顔の輪郭や肌がちょうど当時の 私自身と似ていました。でも、成長するにつれて輪郭もシュッとしてきて、美人になっている。ひょっとしたら私も今よりかわいくなれるか も、と思わせてくれた。生意気な女の子から美しい女性へ脱皮したこともポイントですね。人間臭いこと、面倒くさい女の子っぽいこともすごく出していて、そこが好きですね。

――アイドルとして完璧というのは、どんなところで感じますか?

西田:ブログで自分が使っているメイク用品を紹介していたのですが、使いかけのアイシャドーとか絶対に見せないんです。どんなに丁寧に使ってもアイシャドーのパレットは新品の状態はキープできない。きっと男性ファンが見たら、どんなにきれいに使っていても使いかけのアイシャドーは粉が散ったり削れているからドン引きすると思います。それを新品同様のきれいな状態でしか絶対に見せない。

 しかも、さゆが紹介しているのはジルスチュアートのアイシャドーなんです。ジルのアイシャドーは少し使うと汚くなるのに、ピカピカの状態しか見せない。マスカラもジルでファンデはRMK、このブランドの選び方も、かわいい女の子に期待される通りの選択で誰も裏切らない。アイドルとして完璧です。

――道重さん以前に好きだったアイドルはいるのですか?

西田:ずっとグラビアアイドルの仲村みうさんが好きでした。同じ年の女の子が、ちょっとドキッとするようなエッチな写真を自覚して撮られていた。ショックが大きくて、でも目が離せなくて。気づけば好きになっていました。十代の女の子が、周囲の反応や目線に戸惑っている時期、自分が女性としてみられていて怖い感情も自覚していることに憧れていました。私が好きになるアイドルは、みんなアイドルとしての強い自覚があります。

――新しく好きになったアイドルは?

西田:前に話したことと矛盾しますが、共感する部分はそんなにないけれど℃-uteの矢島舞美さんがすごく好きです。女神だと思っています。学校で同じクラスにいたら、憧れて、仲良くなれないけれど話しかけられないなと思っていたら舞美さんのほうから来て話しかけてくれる。そしてみんなと仲良くなれる、受け入れてくれる。怒らないし、美人なのに気さくでみんなにやさしい。矢島さんがいたら学校へ行ったのになあ。

 ℃-uteの武道館ライブへ行ったとき、感極まって「舞美がお母さんだったらいいのにな」とまで思ってしまいました。同年代の人に母性を感じるなんて、危ないですね(笑)

●西田藍(にしだ あい)1991年10月20日生まれ。熊本県出身。日本人と米国人のハーフ。ミスiD2013準グランプリに選ばれアイドルに。愛読書としてP.K.ディック、カポーティ、エンデ、筒井康隆、林芙美子、伊藤計劃、吾妻ひでお等をあげることから文学アイドル、SFアイドルと呼ばれ『SFマガジン』に連載も持つ。その他『機動戦士ガンダムSEED』でアニメに興味をもち『少女革命ウテナ』、惣流・アスカ・ラングレー、仲村みう、道重さゆみ、矢島舞美、学生制服とそのコスプレがお気に入り。

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