株式市場はテーマ性の高い銘柄に資金が集中する傾向がある。そこを見極め、さらにその中でも成長性が高い銘柄をいち早く見つけることが成功のカギだ。
金融情報提供会社「フィスコ」の情報配信部株式アナリストの田代昌之氏は、テーマとして「水素エネルギー」を挙げる。その関連銘柄の中に「今後1年のうちに株価が6倍に上昇する可能性を秘めた銘柄がある」という。宮入バルブ製作所だ。
同社は液化石油ガス(LPG)をはじめとするガス用バルブで培った技術を活用して、低温に強いバルブを開発してきた強みを持つ。その技術力を背景にLPGよりはるかに低温な液体水素に対応できるバルブの開発を進めている。
「2015年は『水素エネルギー』が本格的にテーマ化し、関連株が大きく飛躍する年になると見込まれます。2014年12月、トヨタ自動車が『MIRAI』を発売しました。水素を直接燃やして発電する水素発電所も2015年中の稼働を目指しており、値上がり余地は大きい」(田代氏)
※週刊ポスト2015年1月16・23日号