国内

酒鬼薔薇 同年代の恋人女性と同棲証言あるも日本脱出は困難か

 1997年、「酒鬼薔薇聖斗」の名前で犯行を行い、日本中を震撼させた神戸連続児童殺傷事件。小学生5人が襲われ、2人が死亡、3人が負傷。中でも、土師淳くん(享年11)の殺害は、中学校の正門前に頭部の一部を置き去るなど凄惨なものだった。

 日本中を驚かしたのは、逮捕されたのが14才の少年だったこと。犯人は、「少年A」と呼ばれ連日マスコミを騒がせた。

 あれから18年――。

 少年Aは、32才となり、手記『絶歌』(太田出版)を発売した。被害者遺族からの出版中止、回収の要求を無視。初版10万部は瞬く間に完売した。

 本を出版する際、一般的な著者印税は8~10%程度。Aが出版社と交わした印税契約は、この数字よりもかなり大きかったという。印税が10%として1冊あたりAに150円が入る。これから重版がかかって20万部、30万部と増刷されていけば、Aは5000万円以上の大金を手に入れることとなる。

 なぜ18年経ったいま、Aは手記を世に出したのか。実は今、彼の傍らには、喜びを共にするパートナーがいるという。出版関係者は語る。

「Aは昨年夏ごろには、東京都郊外にある団地に、同年代の恋人女性と一緒に住んでいたようです。手記を書いていた時期に一緒に住んでいるのですから、当然この女性は、彼の過去も全て知っているのだと思います。

 Aにとっても彼女はかけがえのない存在なのかもしれません。なぜ手記の中でこの女性について一言も触れていないのかわかりませんが、まとまったお金を必要としたのも、もしかしたらふたりで日本を脱出するなど、誰も知らない場所で新生活を送ることを考えていたのかもしれません」

 現在Aは自由な身である。Aの場合は犯行時14才で刑事裁判の対象外だったことに加え、彼が送致された「少年院」は、あくまで保護施設であり、前科はつかない。

 しかし、実際には旅券法第13条に定められているように、外務大臣が国の利益や公安を害する恐れがあると認めた場合、その人物はパスポートを取得することが難しい。Aはこれに当たる可能性が高い。

※女性セブン2015年7月2日号

関連記事

トピックス

大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
「What's up? Coachella!」約7分間、圧巻のパフォーマンスで観客を魅了(写真/GettyImages)
Number_iが世界最大級の野外フェス「コーチェラ」で海外初公演を実現 約7分間、圧巻のパフォーマンスで観客を魅了
女性セブン
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
女性セブン
天皇皇后両陛下、震災後2度目の石川県ご訪問 被災者に寄り添う温かいまなざしに涙を浮かべる住民も
天皇皇后両陛下、震災後2度目の石川県ご訪問 被災者に寄り添う温かいまなざしに涙を浮かべる住民も
女性セブン
今年の1月に50歳を迎えた高橋由美子
《高橋由美子が“抱えられて大泥酔”した歌舞伎町の夜》元正統派アイドルがしなだれ「はしご酒場放浪11時間」介抱する男
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。  きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。 きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
NEWSポストセブン
大谷翔平を待ち受ける試練(Getty Images)
【全文公開】大谷翔平、ハワイで計画する25億円リゾート別荘は“規格外” 不動産売買を目的とした会社「デコピン社」の役員欄には真美子さんの名前なし
女性セブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン