日本列島の多くが梅雨入りし、早くも豪雨被害が襲っている。その脅威が去れば今年も長く熱い夏がやってくる。6月16日発売の「週刊ポスト」は、熱く燃える事件と人物にフォーカスしたスクープ満載の合併号です。長嶋茂雄氏が本誌に熱く語った8000字のインタビューは永久保存版。中国産野菜や韓国産チャンジャなど、スーパーやコンビニ、飲食店で当たり前に扱う冷凍食品に農薬や細菌、発がん性物質などが含まれるという恐怖のデータ、日本の医学界が無視する「降圧剤やめても死亡率は変わらない」という海外論文、さらに石破政権が進める「年金永久減額」の企み、その裏にあった衆参W選挙で「自民激勝」という信じがたいシミュレーションなど、本誌でしか読めない記事が満載です。
今週の見どころ読みどころ
◆野党が不信任案を出さなかった裏はコレだ!「衆参W選挙なら自民激勝」の驚愕
国会最終盤になって、新聞は「解散なし」と報じている。それは、野党サイドがビビって内閣不信任案を出せないという情報からだ。それもそのはず、本誌が得た自民党極秘データと独自の分析から、解散→衆参ダブル選挙となれば、自民党が圧勝するという結果が出た。なぜそうなのか、記事で詳しく分析した。
◆「営業利益500%」と進次郎に叩かれたコメ卸業者が「悪者扱い」に大反論
良くも悪くも小泉進次郎・農相は「言葉で国民を操る政治家」だ。本来、数百円で売る古古古米を2000円で売って喝采を浴び、返す刀で「卸業者が前年比500%の利益を得ている」と口撃した。しかし、当の業者は「悪者がいる、と印象づけたいのかと思ってしまう」と怒り心頭だ。低い利益率の業界では、相場が上がれば利益が数倍になることはおかしくない。政府の農政失敗を棚に上げた“悪者づくり”の手法に業者が一石を投じた。
◆野菜も海産物も加工食品も……輸入冷凍食品は汚染されている「168事例の全リスト」
特に意識せずに口に入れている食品のなかには輸入冷凍食品が多く含まれる。昨年の輸入量は117万トン。これはコメの消費量の6分の1以上である。ところが、そこに汚染物質が含まれ、回収などの措置がないまま口に入っているケースが多数あることが判明した。昨年度に見つかった違反事例のリストとともに、なぜ回収が徹底できないのか、検査は十分なのか、飲食店でなぜこんなにも使用されているのかを明らかにする。
◆ミスターとの“約束”でついに実現 2026年「巨人・松井秀喜監督」誕生へ
長嶋茂雄氏の遺体と対面したあと、松井氏は「今は話せないが、長嶋監督とは生前の約束がある」と語った。周囲はそれを「巨人の監督就任」と捉えた。松井氏はメジャーへの移籍をめぐって故・渡辺恒雄氏と遺恨があったとされ、これまで監督はないと見られていた。巨人の最重鎮といえる二人が世を去り、事態は急激に動き始めた――。
◆英研究機関が結論を出した「降圧剤をやめても死亡率は変わらない」衝撃データ
世界中で発表される医学論文を収集・検証して新しい知見を示す「メタアナラシス」の手法で世界的に信頼されているイギリスの研究機関「コクラン」が5年前に発表した論文で、降圧剤をやめても死亡率は変わらないと結論づけていた。海外では大きな注目を集めた論文だったが、日本の高血圧治療の専門家や医療機関は露骨にそれを無視していた。国内では、降圧剤市場は1兆円に達すると見られ、巨大な利権が存在する。その闇を専門医らが克明に告発した。
◆こんな与野党談合は許せない!「サラリーマン年金を永久減額」の暴挙
年金改正法案が成立した。立憲民主党が賛成に回ったからだ。野田佳彦・代表は「基礎年金の底上げ」が盛り込まれたと胸を張ったが、この「底上げ」こそが、実はサラリーマンの厚生年金を“未来永劫カットする”という許しがたい内容なのだ。財務省と厚労省はおそらく祝杯を上げている。役人のレクチャーをそのまま報じるだけの新聞やテレビが見逃した法案の重大な企みを明らかにする。
◆長嶋茂雄8000文字インタビュー「V9はいつまでも色褪せない栄光だった」
長嶋氏に密着してきた本誌が、かつて行った「V9」をテーマにしたインタビューを特大ボリュームで採録する。「一番強かったのはV3からV6」「ワンちゃんはスランプが長かった」「三塁線はわざと空けていた」など、ファンでも初めて目にするミスターの本音や野球観が詰まっている。栄光の奇跡をプレイバックするカラーグラビアとともにお届けする。
◆<問題提起>「私たちは『愛子天皇』を希望します」5人の識者が覚悟の宣言
読売新聞が「女系天皇を容認すべし」と提言し、与野党の皇位継承問題をめぐる議論に注文をつけた。しかし、政治は動く気配を見せず、皇室典範改正案のとりまとめは今国会でも先送りされてしまった。本誌は、「愛子内親王を天皇にすることが望ましい」という考えを持つ皇統問題に詳しい識者5人を取材した。なぜそう考えるのか、この意見に賛成の国民も反対する国民もぜひ一読いただきたい。歴史学者の河西秀哉氏、中世史学者の本郷恵子氏、政治学者の君塚直隆氏、宗教学者の島田裕巳氏、漫画家で『愛子天皇論』を著した小林よしのり氏が読者に訴えた。
◆ついに政府も動く! スキマバイト「企業側ドタキャン」の横行を許すな
アプリなどで簡単にマッチングできるスキマバイトは、いまや登録者が延べ3000万人に達する。が、その現場では働く側が圧倒的に不利な条件を飲まされ、マッチングしたのにドタキャンされる被害が続出している。労働法の専門家らは、口をそろえてこの処遇を違法だと断罪するが、これまで業界も企業側も真摯に対応してこなかった。厚労省はようやく重い腰をを上げて対策に乗り出したが、本誌取材では現場のひどい実態が次々と明らかになった。
◆山尾志桜里「出馬会見翌日の公認取り消し」に、あの名物女性記者が大激怒!
過去の不倫騒動を総括しないまま出馬を表明して袋叩きにあった山尾氏は、出馬会見の翌日に国民民主党から公認を取り消されるという前代未聞の「切り捨て」を受けた。これに怒ったのが東京新聞の望月衣塑子・記者だ。多くの記者会見で舌鋒鋭く質問し、時に物議をかもす名物記者は、山尾氏については「支持できない」としつつ、同じように不倫疑惑を抱える同党の玉木雄一郎・代表に矛先を向け、「掌返しだ」と痛烈に批判した。
◆衝撃のベストセラー『近親性交』が明らかにした「家族神話」の最大タブー
小社刊行の新書『近親性交』が異例のヒットを記録している。著者の阿部恭子氏は犯罪加害者家族を支援する活動のなかで、多くの家族にこの問題が潜んでいることを知った。母と子、父と子、きょうだい同士などで性的な結びつきを得ることは実はそこまでまれな出来事ではないことが垣間見えた。同書から衝撃的な事例を紹介し、阿部氏が分析する。
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