ビジネス

海外投資先 人口増加中の米国の株式と不動産が有望と専門家

 政府・日銀はインフレ政策へと舵を切っており、資産価格の上昇が期待されている。その反面、物価上昇に賃金上昇が追いつかなければ、どれだけ真面目に働いても生活は苦しくなる一方だ。そうした中で資産運用をするには、どういった点に注目をすればよいのか。家計の見直し相談センター・藤川太氏が解説する。

 * * *
 資産運用によって得られる利益の源泉は、実は2つしかありません。ひとつが、どう考えても割安に放置されているような相場のひずみを見つけ出してリターンを狙うやり方。ただし、これはどちらかといえば短期的な投資で、値動きの幅がどうしても大きくなるため、リスクを伴います。

 そこでもうひとつ、経済の成長に伴って長期的に資産を殖やす方法に注目します。資産価値の上昇は緩やかなものかもしれませんが、これなら長期的かつ安定的なリターンが望めるでしょう。

 そう考えると、すでに人口減社会が到来し、この先低成長しか望めない日本に集中投資するだけではいかにも危うい。それよりも、まずは人口の増えている国に目を向けた方がよほど賢明といえます。

 先進国のなかでその筆頭に挙げられるのは、やはり米国です。移民大国でもある米国は年間300万人規模で人口が増加しているうえ、世界各国が金融緩和を続けるなか、いち早く緩和終了を宣言し、利上げも視野に入るほど経済の回復基調が強まっています。

 人口増加という観点では中国やインド、インドネシアなどの新興国も有望ですが、市場の流動性や透明性など、投資のしやすさやリスクを考えると、やはり米国に分があります。

関連キーワード

関連記事

トピックス

足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
大谷翔平の伝記絵本から水谷一平氏が消えた(写真/Aflo)
《大谷翔平の伝記絵本》水原一平容疑者の姿が消失、出版社は「協議のうえ修正」 大谷はトラブル再発防止のため“側近再編”を検討中
女性セブン
被害者の宝島龍太郎さん。上野で飲食店などを経営していた
《那須・2遺体》被害者は中国人オーナーが爆増した上野の繁華街で有名人「監禁や暴力は日常」「悪口がトラブルのもと」トラブル相次ぐ上野エリアの今
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
運送会社社長の大川さんを殺害した内田洋輔被告
【埼玉・会社社長メッタ刺し事件】「骨折していたのに何度も…」被害者の親友が語った29歳容疑者の事件後の“不可解な動き”
NEWSポストセブン
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン