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「お墓に定型なし」が定着 伝統的な和型購入はわずか39.8%

個性的なデザイン墓が増加中

 全国の墓石業者で構成される全優石(社団法人全国優良石材店の会)の「2015年度お墓購入者アンケート調査」によれば、伝統的な和型の購入者は39.8%にすぎない。

 シンプルな洋型が41.8%、個性的なデザイン墓が12.2%。墓地と同時に新規購入した人に限ればデザイン墓は52.4%と過半数にのぼる。

「石材の加工技術が進化して様々なデザインが可能になっています。団塊の世代の方たちが自分のお墓として個性的なデザインのものを造るようになってきたのが20年ほど前のことです。『お墓に定型はない』という考え方が定着しつつあります」(全優石の担当者)

 写真で紹介するデザイン墓は、美容師だった母親のために息子が建立した「ハサミ」をかたどった墓石だ。

 墓石の購入金額は全国平均で約164万円(墓地取得費用を除く)。一般的にデザイン墓は伝統的なタイプより約2割高いというが、それほど高額でもない。

写真■全優石

※週刊ポスト2015年12月25日号

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