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謝罪の基本プロセス4つ トーンは「お通夜の親族への挨拶」

 SMAPしかり、25年来の友人関係だって、もつれることがある。だけど、そのまま絶縁になってしまうのは寂しい。子供の頃みたく、「ごめんね」「私も」で、すぐ元通りとはいかないからこそ、時には、上手に謝るテクニックが必要だ。

 話し方・交渉術の講師として活躍する藤田尚弓さんに、謝るときの基本プロセスについて教えてもらった。

【1】自分に非があることを認めて謝罪の言葉を言う
【2】今後の対応について話す
【3】経緯の説明
【4】再発防止のための取り組みを話す

「一般的に多いのは、経緯の説明をしてからお詫びの言葉を言うパターン。これは相手に言い訳をしているように聞こえて、話がこじれやすいので避けた方がいいでしょう。また、いざとなると自分が関与したことを認めない人も多いもの。仲直りしようと決心したのですから、何はともあれ、まずは謝罪を」

 心からの謝罪を伝えるコツは、こうだ。声のトーンは、お通夜で挨拶するイメージで。当たり前だが、元気に謝罪するのはNG。

「日本人は行間を読む文化があるので、声のトーンも重要です。謝罪するときの声のトーンは、お通夜で親族に挨拶するときのような、静かなトーンがよいでしょう」

 表情は、下向き加減でまばたきは多めに。心を伝えるためには、表情にも気を配ることが必要。

「あごが上がっていると偉そうに見えて、表面的な謝罪という印象に。顔はやや下向き加減で、まばたきを多めにするのがコツです。少しでも自分は悪くない、と思っているとつい、表情にでてしまうので、謝るときは“捨てられた子犬”などを思い描くと、謝罪するのにふさわしい表情が作れるので、参考にしてください」

※女性セブン2016年2月18日号

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