ライフ

ペット飼い主高齢化で相続問題発生 治療費など金銭的負担も

老犬ホームに預けられる犬が増加(写真提供:トップ)

 妻(夫)と生き別れて寂しいからとペットを飼い始める高齢者も多いが、ペット飼い主の高齢化がもたらすトラブルが相次いでいる──。動物保護愛好家の成田司氏がいう。

「加齢のために“人間側の嗅覚”が鈍ってしまう人が少なくない。ペットの排泄に気付かずに放置してしまい、近隣住民とモメてしまったケースがあります。また、80代で認知症になった男性は飼い犬に八つ当たりをするようになってしまった。棒で叩くなどの虐待行為を繰り返し、発見された時は傷だらけの状態でした。それでも健気に耐えて、保護されたときも飼い主を守るように寄り添っていたそうです」

 飼い主が介護施設に入ることになった場合も、ペットを飼い続けることは難しくなる。

「日本の場合、有料老人ホームのほとんどがペット不可。入居の際にペットを殺処分される方が多いのが現実です」(保健所職員)

 家族に影響を与えるケースもある。飼い主がペットより先に亡くなれば、遺族の“争続”トラブルにもなりかねない。昨年、母を亡くし、兄弟2人で遺産相続手続きをした40代男性が、ため息まじりにこう話す。

「不動産やお金などの相続の話し合いは円満に済ませることができました。ところが、実家の老犬の引き取りを巡って兄弟で大喧嘩になってしまったんです。

 当然、実家を相続することになった兄が犬を引き取ってくれると思っていたら、兄が“飼えないから殺処分にする”と言い出した。私はペット禁止のマンション住まいなので飼いたくても飼えず、泣く泣く認めるしかありませんでしたが、両親がとても可愛がっていた犬だったので……」

“遺す立場”として、これでは子供にもペットにも心苦しい。

トピックス

足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
日本、メジャーで活躍した松井秀喜氏(時事通信フォト)
【水原一平騒動も対照的】松井秀喜と全く違う「大谷翔平の生き方」結婚相手・真美子さんの公開や「通訳」をめぐる大きな違い
NEWSポストセブン
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
女性セブン
日本、メジャーで活躍した松井秀喜氏(時事通信フォト)
【水原一平騒動も対照的】松井秀喜と全く違う「大谷翔平の生き方」結婚相手・真美子さんの公開や「通訳」をめぐる大きな違い
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
大谷翔平の伝記絵本から水谷一平氏が消えた(写真/Aflo)
《大谷翔平の伝記絵本》水原一平容疑者の姿が消失、出版社は「協議のうえ修正」 大谷はトラブル再発防止のため“側近再編”を検討中
女性セブン
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
被害者の宝島龍太郎さん。上野で飲食店などを経営していた
《那須・2遺体》被害者は中国人オーナーが爆増した上野の繁華街で有名人「監禁や暴力は日常」「悪口がトラブルのもと」トラブル相次ぐ上野エリアの今
NEWSポストセブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
運送会社社長の大川さんを殺害した内田洋輔被告
【埼玉・会社社長メッタ刺し事件】「骨折していたのに何度も…」被害者の親友が語った29歳容疑者の事件後の“不可解な動き”
NEWSポストセブン