吉祥寺の「地元愛」に引き気味のハリセンボン・箕輪はるか


「子育てにいい環境を…と思って、緑豊かな多摩地区を見て回ったんだけど、もともと東麻布住民だったから、八王子はちょっとね…(笑い)。吉祥寺は街が洗練されているし、手入れの行き届いた一戸建てを見ても、一軒ずつが自信と地元への愛に満ち溢れていて安心感がある。“あっ、東麻布と同じにおいがする!”と今の住まいを即決したんですよ。多摩地区の中では群を抜いて素晴らしいし、クドカンのような有名人もここに住み続けていると聞くと、ものすごく誇らしいね」

 それだけに、「景観」には人一倍厳しい。2007年に起きた“まことちゃんハウス騒動”を覚えているだろうか。

 赤と白のビビッドなデザインが目を引いた漫画家の楳図かずお氏(80才)の自宅が、緑が多く白やベージュを基調にした外観の一戸建てが並ぶ吉祥寺地区の中で「景観が破壊される」「神経が参ってしまう」と住民から訴えられた。その後不当な内容として取り下げられたが、気まずくなってしまったのか、現在楳図氏は「まことちゃんハウス」には住んでいないという報道も…。

 そんな「地元愛」に引き気味の人も。吉祥寺界隈でたびたび「うつむいて歩いていた」と目撃情報が上がるお笑いコンビ・ハリセンボンの箕輪はるか(36才)だ。「私、吉祥寺に限らず普段から、そういう歩き方なんです」と苦笑い。とは言うものの、“吉祥寺ぎらい”について聞くと、テレビで見るより饒舌に語り出した。

「生まれ育ったのは同じ武蔵野市でも吉祥寺から30分離れたところだったので、その後吉祥寺駅前に引っ越した今は、なんだかこの界隈の人って『格上』だなあって気後れしています。

 家賃は高いし、買い物も高級スーパーの紀ノ国屋。たまに足を踏み入れても、ワンランク上のかたがたはこんな高級な調味料を…なんて思いながら眺めるだけで、結局何も買わずに西友の特価品を買って帰ります」

※女性セブン2016年11月10日号

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