国内

女性暴行東大生「みんな死ねばいいのに」発言の真意を直撃

ツイッターでの「暴言」の真意を直撃

〈執行猶予なろうがなんも良くねえんだよなあ〉
〈あーもうみんな死ねばいいのに〉

 5月10日、女子大生への強制わいせつや暴行の容疑で東大生5人が逮捕された。5人のうち2人は示談が成立し不起訴処分、残りの3人には執行猶予付きの有罪判決が出ている。

 しかし、この判決に対して不満を持っているメンバーもいるようだ。それが先の発言主である。

 これは、主犯格の一人である東大4年のAが有罪判決を受けた直後に、友人だけが閲覧できる非公開アカウントのツイッターで呟いたものだ。大学の同級生の証言。

「A君から直接教えてもらったアカウントで呟かれていました。ほかにも、友人からの『執行猶予でよかったな』というツイートに対し、『めでたくないけどありがとう』といった発言や、『B(有罪判決を受けた3人のうちのひとり)の3/4の刑罪をかぶってゆく』と、さも“自分は悪くない”と抗弁するかのような発言もありました」

 このツイッターからはAが全く反省していないことがうかがえる。

◆「何も話すな」といわれているので……

 都内の閑静な住宅街。帰宅するAに直撃を試みると、こちらの気配を察知したのか、彼は逃げるようにUターンし、その場を去ろうとする。

 本誌記者が後を追うとAは突然、一般住宅のガレージの中に逃げ込んだ。記者は外で待っていたが、いつまでたっても出てこない。どうやら塀を乗り越えて逃げたようだ。

 それから2時間後、自宅マンション前に再び姿を現わしたAにようやく話を聞くことができた。

「Aさんですよね?」と声をかけると、驚いた様子で、目を逸らしながら「はい、そうですけど、何ですか?」と答えた。

──執行猶予付きの判決となりました。被害者への気持ちを聞かせてください。

「弁護士を通してもらえますか? 弁護士に『何も話すな』といわれてるので……」

──被害者への言葉は何かありませんか。

「……(無言)」

──ツイッター上で、反省していないととられる発言をしているようですが。

「よくいわれるんですけど、それ僕じゃないです。違う人ですよ」

 動揺の色を隠せないAは、それ以上答えることなく、マンションへと消えた。反省の色の見えない言動に被害者は何を思うか。

※週刊ポスト2016年11月18日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者と職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(左・Instagramより)
【国立大に通う“リケジョ”も逮捕】「薬物入りクリームを塗られ…」小西木菜容疑者(21)が告訴した“驚愕の性パーティー” 〈レーサム創業者・田中剛容疑者、奥本美穂容疑者に続き3人目逮捕〉
NEWSポストセブン
「2024年に最もドッキリにかけられたダマされ王」ランキングの王者となったお笑いコンビ「きしたかの」の高野正成さん
《『水ダウ』よりエグい》きしたかの・高野正成が明かす「本当にキレそうだったドッキリ」3000人視聴YouTube生配信で「携帯番号・自宅住所」がガチ流出、電話鳴り止まず
NEWSポストセブン
違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者と職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(左・Instagramより)
【20歳の女子大生を15時間300万円で…】男1人に美女が複数…「レーサム」元会長の“薬漬けパーティ”の実態 ラグジュアリーホテルに呼び出され「裸になれ」 〈田中剛、奥本美穂両容疑者に続き3人目逮捕〉
NEWSポストセブン
国技館
「溜席の着物美人」が相撲ブームで変わりゆく観戦風景をどう見るか語った 「贔屓力士の応援ではなく、勝った力士への拍手を」「相撲観戦には着物姿が一番相応しい」
NEWSポストセブン
(左から)「ガクヅケ」木田さんと「きしたかの」の高野正成さん
《後輩が楽屋泥棒の反響》『水ダウ』“2024年ダマされ王”に輝いたお笑いコンビきしたかの・高野正成が初めて明かした「好感度爆上げドッキリで涙」の意外な真相と代償
NEWSポストセブン
前田亜季と2歳年上の姉・前田愛
《日曜劇場『キャスター』出演》不惑を迎える“元チャイドル”前田亜季が姉・前田愛と「会う度にケンカ」の不仲だった過去
NEWSポストセブン
フィリピン人女性監督が描いた「日本人の孤独死」、主演はリリー・フランキー(©︎「Diamonds in the Sand」Film Partners)
なぜ「孤独死」は日本で起こるのか? フィリピン人女性監督が問いかける日本人的な「仕事中心の価値観」
NEWSポストセブン
timelesz加入後、爆発的な人気を誇る寺西拓人
「ミュージカルの王子様なのです」timelesz・寺西拓人の魅力とこれまでの歩み 山田美保子さんが“追い続けた12年”を振り返る
女性セブン
不倫報道の渦中にいる永野芽郁
《私が撮られてしまい…》永野芽郁がドラマ『キャスター』打ち上げで“自虐スピーチ”、自ら会場を和ませる一幕も【田中圭との不倫報道】
NEWSポストセブン
(SNSより)
「誰かが私を殺そうとしているかも…」SNS配信中に女性インフルエンサー撃たれる、性別を理由に殺害する“フェミサイド事件”か【メキシコ・ライバー殺害事件】
NEWSポストセブン
電撃引退を発表した西内まりや(時事通信)
電撃引退の西内まりや、直前の「地上波復帰CMオファー」も断っていた…「身内のトラブル」で身を引いた「強烈な覚悟」
NEWSポストセブン
女性2人組によるYouTubeチャンネル「びっちちゃん。」
《2人組YouTuber「びっちちゃん。」インタビュー》経験人数800人超え&100人超えでも“病まない”ワケ「依存心がないのって、たぶん自分のことが好きだから」
NEWSポストセブン