スポーツ

楽天とSBにあって巨人と阪神にない、「育成力」の差

「日本ハムの使い方が取り立てて上手いというわけではありませんよ。すぐに結果を求められるわけではないからのびのびプレーできていることに尽きます。巨人に戻したら、またダメになると思いますよ」

 対する楽天は選手の年俸総額リーグ最少だが、それだけに補強は巨人と違って「量より質」を追求する。

 今季は西武からFAで岸孝之(32)を獲得。エース・則本昂大(26)との2枚看板となって連敗を回避し、躍進の原動力となっている。

「チームの先発陣のなかで安楽智大(20)をはじめとする若手が柱に育つまでの間、チームを引っ張っていく存在としてピンポイントの補強をしたわけです。巨人のように『FA市場で他球団が欲しがる戦力は獲っておけ』という考え方とは全然違うから、結果に差が出て当然」(江本氏)

※週刊ポスト2017年6月16日号

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