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AbemaTV『全日本女子パリピ選手権』は「夜のTED」だった

『全日本女子パリピ選手権』の解説を務めるカラテカ・入江慎也も「僕は全てのチームと面接したけど、前にやった男よりも女の子の方が熱いんですよ!」とコメント。男なら、中学時代の合唱コンクールで「男子ちゃんと歌って」と女子に注意された体験をしているはず。そんな例をあげずとも、男性よりも女性の方がよっぽど負けず嫌いだったりする。

 司会の田村淳の「レディ~コンパ!」から始まる競技コンパ、そのルールは意外と厳しい。

 1チーム4人で、4人の男性からなるコンパ相手を楽しませる。その宴会模様を芸能人と視聴者がジャッジ。また、コンパを見極める芸能人が石田純一、マイケル富岡、東幹久といった錚々たるメンツ。職業欄には「俳優」と書きそうだが、いずれも遊び慣れた大人というイメージが強く、近年はバラエティ班として腕を奮う面々だ。

 第1回戦は、第一印象、自己紹介、乾杯、ミニゲームを12分間内に収める競技コンパ。アイススケートのショートプログラムのように、全チームが同じ項目を披露する。

 例えば、サイバーエージェント女子軍団はこんな感じだった。

 第一印象では「出会って4秒合体フォト」となる技を披露。言ってしまえば、セルフィーを使いコンパメンバー8人の集合写真を撮るだけ。しかし効果は絶大で。画角に収まるために、身体を寄せ合いグループの一体感を演出。さらに写真の共有を目的とし、グループLINEを作る口実がごく自然に生まれる。

 自己紹介を終えると乾杯へ。サイバーエージェント女子軍団の司会役を務める近藤さんが「右手を振りながら『ズチャ♪ズチャ♪ズチャ♪』とコールしてください」と男性陣に指示。そのコールに合わせて、女子軍団が「ズチャ♪ズチャ♪ズチャ♪乾杯したら、ぐーいっと、ゴクゴク頑張りましょうー!」と歌う。男性陣はベースラインを歌っているだけで、自然とコールに参加できる仕組み。一体感を味わえて距離が近くなったような気分になり、コールひとつとっても意味がある。

 そして、最後に行うのがミニゲーム。ここではオリジナルかつ職種に合ったゲームが求められる。サイバーエージェント女子軍団は、IT企業の名の下に「コロッケゲーム」なるゲームを提案。ルールは至って簡単、グーグルで「コロッケ」と画像検索。表示されるのは大概食べ物のコロッケの写真だが、時折芸人コロッケの写真が混ざる。参加者は「コロッケ、コロッケ、コロッケ、コロッケ」と4回画像をスライド、芸人コロッケの写真を表示させてしまった参加者は飲酒となる。たわいもないゲームだが、画面越しにも面白さが伝わり、思わず爆笑してしまった。

 サイバーエージェント女子軍団は、素人ながらまぁ達者で。最終的に第3位という好成績を収めた。

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