芸能

若尾文子、橋本マナミ…、愛人役が似合う女優11人の系譜

淡路恵子はヴァンプ女優と呼ばれた(共同通信社)

 保守合同の立役者である大物政治家・三木武吉は、1952年の衆院選の立会演説会で、「私には、妾が4人あると申されたが、事実は5人である」と豪語した。1957年に施行される売春防止法を巡っては、事前に「妾」が法律の規制対象に含まれるかどうかが国会で議論された。

 それほど、戦後のある時期まで、金や権力のある男が「妾」=衣食住の面倒を見た上に“お手当”まで与える相手を持つのは当たり前のことで、しかも「妾」の多くは正妻にも知られる半ば公然の存在だった。俗称として「二号」とも呼ばれた。「そんな時代を象徴するのが、“ヴァンプ(妖婦)女優”と呼ばれた淡路恵子です」と語るのは、映画評論家の秋本鉄次氏だ。

 淡路は1950年代後半以降、東宝の「駅前シリーズ」「社長シリーズ」などで、金持ちの浮気相手となるバーのマダムや芸者をよく演じた。自身が20代前半から30歳前後の頃だ。その後、妻のある男が「男と女の関係」にある妻以外の女性の名称として「愛人」が定着する。愛人は、生活を全面的に“お世話”されているとは限らない。

「1960年代以降は錚々たる女優がさまざまな愛人役を演じました」(秋本氏)

関連記事

トピックス

撮影現場で木村拓哉が声を上げた
木村拓哉、ドラマ撮影現場での緊迫事態 行ったり来たりしてスマホで撮影する若者集団に「どうかやめてほしい」と厳しく注意
女性セブン
5月13日、公職選挙法違反の疑いで家宅捜索を受けた黒川邦彦代表(45)と根本良輔幹事長(29)
《つばさの党にガサ入れ》「捕まらないでしょ」黒川敦彦代表らが CIA音頭に続き5股不倫ヤジ…活動家の「逮捕への覚悟」
NEWSポストセブン
今年は渋野日向子にとってパリ五輪以上に重要な局面が(Getty Images)
【女子ゴルフ・渋野日向子が迎える正念場】“パリ五輪より大事な戦い”に向けて“売れっ子”にコーチングを依頼
週刊ポスト
テレビ朝日に1977年に入社した南美希子さん(左)、2000年入社の石井希和アナ
元テレビ朝日・南美希子さん&石井希和さんが振り返る新人アナウンサー時代 「同期9人と過ごす楽しい毎日」「甲子園リポートの緊張感」
週刊ポスト
5月場所
波乱の5月場所初日、向正面に「溜席の着物美人」の姿が! 本人が語った溜席の観戦マナー「正座で背筋を伸ばして見てもらいたい」
NEWSポストセブン
氷川きよしの白系私服姿
【全文公開】氷川きよし、“独立金3億円”の再出発「60才になってズンドコは歌いたくない」事務所と考え方にズレ 直撃には「話さないように言われてるの」
女性セブン
AKB48の元メンバー・篠田麻里子(ドラマ公式Xより)
【完全復帰へ一直線】不倫妻役の体当たり演技で話題の篠田麻里子 ベージュニットで登場した渋谷の夜
NEWSポストセブン
”うめつば”の愛称で親しまれた梅田直樹さん(41)と益若つばささん(38)
《益若つばさの元夫・梅田直樹の今》恋人とは「お別れしました」本人が語った新生活と「元妻との関係」
NEWSポストセブン
被害者の平澤俊乃さん、和久井学容疑者
《新宿タワマン刺殺》「シャンパン連発」上野のキャバクラで働いた被害女性、殺害の1か月前にSNSで意味深発言「今まで男もお金も私を幸せにしなかった」
NEWSポストセブン
NHK次期エースの林田アナ。離婚していたことがわかった
《NHK林田アナの離婚真相》「1泊2980円のネカフェに寝泊まり」元旦那のあだ名は「社長」理想とはかけ離れた夫婦生活「同僚の言葉に涙」
NEWSポストセブン
大谷翔平の妻・真美子さんを待つ“奥さま会”の習わし 食事会では“最も年俸が高い選手の妻”が全額支払い、夫の活躍による厳しいマウンティングも
大谷翔平の妻・真美子さんを待つ“奥さま会”の習わし 食事会では“最も年俸が高い選手の妻”が全額支払い、夫の活躍による厳しいマウンティングも
女性セブン
広末涼子と鳥羽シェフ
【幸せオーラ満開の姿】広末涼子、交際は順調 鳥羽周作シェフの誕生日に子供たちと庶民派中華でパーティー
女性セブン