『週刊ポスト』の連載「居酒屋ますや」で、大将をつとめる役者・升毅。実は自宅マンションの隣室を借りて、仲間たちと芝居の話をしながら酒が呑める『居酒屋ますや』を月2ほどで開催する料理好きだ。そんな升が、冬が旬の食材から旨味が溢れ出る「白菜帆立ミルクスープ」のレシピを紹介する。
「甘くてみずみずしい冬の白菜をたっぷり味わいます。バターでソテーした帆立の旨味が効いたスープは、濃厚かつまろやかな味わい。飲みの席で汁物が出ると、なんだかほっとしますよね。『ますや』でも汁物は人気で、このスープも冬になるとリクエストされる定番です。スターターとしても締めの一品としても美味しくいただけます」
冬が旬の食材から旨味が溢れ出る「白菜帆立ミルクスープ」
■材料(2~3人分)
帆立貝柱(刺身用)…10粒、白菜…2~3枚(約200g)、バター…10g、
水…500ml、鶏ガラスープの素…大さじ2、牛乳…250ml、粗びきこしょう…適宜
■作り方
【1】白菜は葉と白い芯の部分に切り分ける。芯は5cm幅に切ってから繊維に沿って1cm幅に切り、葉はザク切りにする。
【2】鍋にバターを溶かして中火で帆立を炒め、両面に焼き目がついたら皿に取る。
【3】【2】の鍋に水を入れ、沸騰したら白菜の芯と鶏ガラスープの素を加え中火で3分程煮る。葉を加えてさらに2分程煮て牛乳を加える。
【4】白菜が煮えたら【2】を加え、粗びきこしょうで味を調える。
【プロフィール】
升毅(ます・たけし)/1955年生まれ。東京都出身。近畿大学在学中に演劇を始め、1985年に演劇ユニット「賣名行為」を結成。1991~2002年は劇団「MOTHER」を主宰した。1995年に上京し、映画『八重子のハミング』(2017年)など出演作多数
YouTubeで動画公開中。
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撮影/阿部吉泰
※週刊ポスト2022年2月4日号