恐妻ネタも繰り広げた広川ひかるとの夫婦仲

上島さんは上京後、母の看病や父のことなどで苦労も味わった(写真は妻の広川ひかると。恐妻ネタを披露したことも)

『ホームにて』をカバーし、コンサートでも歌う歌手の手嶌葵(34才)も中島に希望を与えられたひとりだ。その手嶌が語る。

「生まれ故郷の福岡を離れて10代でデビューした私は、歌手として成功するかどうか、不安ばかりの毎日を送っていました。コンサートでも足がすくんでうまく歌えないことがあって、福岡に戻りたいという気持ちが強かった。そんなとき、みゆきさんの『ホームにて』を聴き、やさしい歌声に応援された気になり、『もう少し、頑張ろう』との気持ちが湧いてきました。いまも疲れたときはあの曲を聴いて、みゆきさんに背中を押してもらっています」

 お笑い芸人の道を選んだ上島さんと有吉も、この曲を心の励みにしていたのだろうか。

「上島さんは役者を目指して神戸(兵庫)から上京したのち、がんのお母さんを看病するため帰郷して再上京したり、お父さんが自己破産するなど苦労の連続でした。有吉さんは高校卒業後にオール巨人さんに弟子入りするも8か月で破門になり、故郷の広島に帰った。1996年に『進め!電波少年』(日本テレビ系)のヒッチハイク企画でブレークしてからも、その後に再ブレークするまで多くの辛酸をなめました。

 ふるさとを離れ、困難や葛藤を経験して成功した2人だけに『ホームにて』が醸し出す何とも言えないほろ苦さや、そこから生まれる決意を共有できたのかもしれません。上島さんの追悼として、いかにも有吉さんらしい選曲です」(前出・テレビ局関係者)

 深い悲しみのなか、『ホームにて』を愛する先輩に捧げた有吉は、自らを鼓舞して前に進むためにも、この曲を必要としたのかもしれない。

※女性セブン2022年6月9日号

関連記事

トピックス

水卜麻美アナ
日テレ・水卜麻美アナ、ごぼう抜きの超スピード出世でも防げないフリー転身 年収2億円超えは確実、俳優夫とのすれ違いを回避できるメリットも
NEWSポストセブン
かつて問題になったジュキヤのYouTube(同氏チャンネルより。現在は削除)
《チャンネル全削除》登録者250万人のYouTuber・ジュキヤ、女児へのわいせつ表現など「性暴力をコンテンツ化」にGoogle日本法人が行なっていた「事前警告」
NEWSポストセブン
撮影現場で木村拓哉が声を上げた
木村拓哉、ドラマ撮影現場での緊迫事態 行ったり来たりしてスマホで撮影する若者集団に「どうかやめてほしい」と厳しく注意
女性セブン
5月13日、公職選挙法違反の疑いで家宅捜索を受けた黒川邦彦代表(45)と根本良輔幹事長(29)
《つばさの党にガサ入れ》「捕まらないでしょ」黒川敦彦代表らが CIA音頭に続き5股不倫ヤジ…活動家の「逮捕への覚悟」
NEWSポストセブン
5月場所
波乱の5月場所初日、向正面に「溜席の着物美人」の姿が! 本人が語った溜席の観戦マナー「正座で背筋を伸ばして見てもらいたい」
NEWSポストセブン
氷川きよしの白系私服姿
【全文公開】氷川きよし、“独立金3億円”の再出発「60才になってズンドコは歌いたくない」事務所と考え方にズレ 直撃には「話さないように言われてるの」
女性セブン
田中みな実、寝る前のスマホ断ちで「顔のエラの張り出しがなくなった」 睡眠の質が高まり歯ぎしりが軽減された可能性
田中みな実、寝る前のスマホ断ちで「顔のエラの張り出しがなくなった」 睡眠の質が高まり歯ぎしりが軽減された可能性
女性セブン
AKB48の元メンバー・篠田麻里子(ドラマ公式Xより)
【完全復帰へ一直線】不倫妻役の体当たり演技で話題の篠田麻里子 ベージュニットで登場した渋谷の夜
NEWSポストセブン
”うめつば”の愛称で親しまれた梅田直樹さん(41)と益若つばささん(38)
《益若つばさの元夫・梅田直樹の今》恋人とは「お別れしました」本人が語った新生活と「元妻との関係」
NEWSポストセブン
被害者の平澤俊乃さん、和久井学容疑者
《新宿タワマン刺殺》「シャンパン連発」上野のキャバクラで働いた被害女性、殺害の1か月前にSNSで意味深発言「今まで男もお金も私を幸せにしなかった」
NEWSポストセブン
広末涼子と鳥羽シェフ
【幸せオーラ満開の姿】広末涼子、交際は順調 鳥羽周作シェフの誕生日に子供たちと庶民派中華でパーティー
女性セブン
NHK次期エースの林田アナ。離婚していたことがわかった
《NHK林田アナの離婚真相》「1泊2980円のネカフェに寝泊まり」元旦那のあだ名は「社長」理想とはかけ離れた夫婦生活「同僚の言葉に涙」
NEWSポストセブン