確かに400平方メートルもあれば、「同じ家」とはいえ、顔を合わせることもないのかもしれない。だが、かつて泥沼離婚劇を演じた元夫と、妻の座をマリアンから奪ったとも取れるB子さんとの同居は、奇妙を通り越して不気味にも感じられる。なぜ、マリアンはこんな生活を選んだのだろうか。
「マリアンさんは今年還暦を迎えました。母は事故で他界し、手塩にかけて育てた3人の子供はみんな成人となって独立しました。養育費の支払い期間もすでに終了したはずです。マリアンさんは表立った芸能活動を控え、いまはモデルとして活動する次女のサポートに徹しています。こうした環境の変化とともに、老後への不安を感じるようになったとき、頼れる存在として頭に浮かんだのがAさんだったのでしょう」(前出・マリアンの知人)
誰しも人生の晩年において不安に感じるのは、老後の生活資金だ。彼女が老後を迎えるにあたり、「寄らば大樹の陰」の道を選んだとしても不思議ではない。
マリアンに話を聞こうとマンションを訪ねたが、インターホンに応答はなかった。所属事務所は、「そのマンションには子供が住んでいるので、通っているだけです」と説明する。A氏の父親にもマリアンとA氏の“復縁”を尋ねたが、「あんなバカ野郎とウチはもう関係ないよ!」と隣で暮らすにもかかわらず「関係ない」と語った。
A氏に電話すると、「取材はちょっと……」と言いながらも“共同生活”を丁寧に説明した。
「マンションの3階部分には、私と(マリアンとの間に生まれた)息子夫婦で暮らしています。息子夫婦がいますから、(マリアンが)遊びにくることもあるんです」
B子さんも一緒に暮らしているのか尋ねると、否定はせずにこう続ける。
「2人(マリアンとB子さん)が部屋の中でばったり出くわすこともありますよ」
マリアンとB子さん、“両家”の関係は良好だという。
「問題になるようなことは一切ありません。(B子さんとの間に生まれた)子供が泊まりにくることもあります。子供たちがつないだ縁という感じです。それぞれの子供たちもわだかまりなく、みんなで仲よくしています」
あのドロ沼離婚から24年、3人は身を寄せ合って暮らしている。
※女性セブン2022年6月23日号