「賭博行為や詐欺事件の関与など数々の疑惑を暴露された城田優さんは、そのためかはわかりませんが、契約中の3社のCMがすべて非公開になりました。小栗旬さんとされる人物が全裸でマイクを握ってカラオケに興じる写真が晒された。
彼が悪質なのは、根拠を明示せず、真偽不明の情報まで、さも事実かのように言い募るところ。疑惑を否定した当事者もいましたが、『おれはそう聞いた』と根拠薄弱のまま訂正や謝罪に応じず。信者は虚実ないまぜの情報を真実として信じてしまうのです」(前出・テレビ局関係者)
芸能人たちの脅威となる一方、それを楽しむ層からの支持は集まった。一連の暴露で知名度が増したガーシー容疑者は、さらなる影響力を求め、昨年7月の参議院選挙でNHK党(当時)から出馬すると、一度も帰国することなく約30万票を獲得して、参議院議員となった。
未成年淫行は絶対やってない
並み居る芸能人のなかでも執拗に攻撃されたのが綾野剛だった。
「7年ほど前、綾野さんが当時17才だったアイドルに飲酒させたうえ、ホテルに連れ込んだという淫行疑惑を、当事者の女性を動画に登場させ暴露したのです。さらに暴行事件を匂わせたり、下半身を露出したベッド写真まで公開されるなど、昨年5月頃に始まった綾野さんの暴露は10にも及んだ。
その後、綾野さんのCM契約が続々と打ち切られました。一時は山田孝之さんらが間に入ってガーシーに謝罪したという話も出ましたが……」(前出・芸能関係者)
暴露という武器を使い、かつての友人たちに復讐し、ついには国会議員の立場まで手にしたガーシー容疑者。「国会で寝ている政治家を叩き起こす」などと息巻いたが、結局、それは実現しなかった。ダークヒーローが議員バッジを付けた頃、“被害者”たちが鉄槌を食らわすべく動き始めていたのだ。
「暴露の対象となった人たちが、YouTubeやSNSに抗議したことで、YouTubeチャンネルは閉鎖され、ツイッターなどSNSアカウントも次々に凍結されました。これが昨年の夏頃。そして10月から12月の間、綾野さん、実業家、ジュエリーデザイナーの3人が警視庁に、脅迫や名誉毀損でガーシーを告訴したんです」(前出・全国紙社会部記者)
今年1月、綾野らの刑事告訴に基づき警視庁がガーシー容疑者の自宅などを家宅捜索。3月には、一度も国会に出席せず「議場での陳謝」に応じなかったことから参院を除名され、不逮捕特権を失った直後、暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)と強要、名誉毀損などで逮捕状が出た。ガーシー包囲網が徐々に狭まるなか、綾野も対決の覚悟を固めていた。
「暴露以降、地上波のドラマ出演の予定も、新たなCM契約もありません。告訴したことでガーシーに再び敵視されてしまったが、綾野さんは断固闘う意志を持ち、『おれは未成年との淫行は絶対にやっていない。法廷に出て証言してもいい』と周囲に伝えているそうです。実際に裁判になれば決着まで長い年月がかかりますが、その覚悟も決めたといいます」(綾野の知人)
※女性セブン2023年6月22日号