佐藤健一覧

【佐藤健】に関するニュースを集めたページです。

小泉を「ネエさん」と慕う満島(右)
ドラマで共演の満島ひかりと小泉今日子 意気投合した“私が男に飽きる時”
「やっと公開日が決まってひと安心です。一時はどうなることかと思いましたから」。そう胸をなでおろすのは、ネットフリックスのオリジナルドラマ『First Love 初恋』の関係者。このほど、配信開始日が11月24日と発表された。公開日と同時に明らかにされたのがW主演の佐藤健(33才)と満島ひかり(36才)以外のキャストで、その豪華な面々が話題を呼んでいる。中でも注目を集めているのが、満島の母親役を小泉今日子(56才)が演じることだ。 本作は、1999年にリリースされた宇多田ヒカルの名曲『First Love』と、その19年後に発表された『初恋』にインスパイアされたラブストーリー。満島が演じるのは、フライトアテンダントを目指すも、不慮の事故で運命に翻弄されるヒロインだ。主役の2人は順調に決まったが、その後は関係者が頭を抱える事態が相次いだという。「まずコロナ禍で撮影開始が1年も延期に。加えて、撮影自体も当初の予定から大幅に延びて10か月もかかってしまいました。さらに、宇多田さんの楽曲使用をめぐる話し合いなどもあって……。本来であればもう少し早く公開したかったのですが、時間がかかってしまったんです」(前出・ドラマ関係者) 撮影が長期間に及んだ理由の1つが、満島の強いこだわりにあったという。「脚本はすでに出来上がっていたんですが、満島さんから『こういったシーンを増やしたい!』といった提案が何度かあったんですよ。スタッフはその都度、脚本を変更したり、新たなシーンの撮影手配に追われていました」(前出・ドラマ関係者) さらに満島はキャスティングの選定にもかかわった。「いちばん最初にキャスティングが決まったのは満島さんで、佐藤さんは、満島さんのご指名でした。なんでも、『相手役はドキドキする人がいいから』ということだったそうで。さらに、小泉さんを母親役としてキャスティングしたのも、『小泉さんに母親役を演じてほしい』という満島さんの要望によるものだったんです」(前出・ドラマ関係者) 満島と小泉は、2017年放送のドラマ『監獄のお姫さま』(TBS系)で共演。また、2018年に放送された音楽番組『マイ・ラスト・ソング 人生の最後に聴きたい歌は』(NHK)では、樹木希林さん(享年75)を交え、恋人との破局や離婚についても赤裸々に語り合っていた。 たとえばこうだ。希林さんから「男の人に飽きるときってどういうとき?」という質問を投げかけられると、満島は「正直じゃないなと思うと、どっちかが悪いものを見ないようにしている状況だなと思うと、ちょっとやめちゃうかもしれないです」と即座に回答。 すると小泉も「私も離婚したことがあって、正直じゃないと思ったときに相手に伝えたいけど、いっぺんには伝えられないから割と時間をかけて『いまちょっといい?』と言って何年も話をした気がします」と、“飽きる男”についての意見でも息の合った様子を見せた。加えて、満島も小泉も自分がやりたい仕事を実現するために、長年所属していた事務所から独立したという共通点がある。「2人とも希林さんに憧れていて、彼女のようにスケジュール調整やマスコミ対応も自ら行っている。満島さんは、もちろん小泉さんを中心とした“小泉会”のメンバー。芸能界で絶大な人脈を誇っていたとされる小泉会も最近は控えめな活動ですが、それでも満島さんは、忠誠を誓い続けているそうです」(芸能関係者) 共感しあう2人は、劇中でどんな母娘像を見せてくれるだろうか。※女性セブン2022年7月7・14日号
2022.06.28 07:00
女性セブン
長澤まさみ&佐藤健が池袋に出現し騒然 初共演作は切ないラブストーリー
長澤まさみ&佐藤健が池袋に出現し騒然 初共演作は切ないラブストーリー
 先を急ぐ男性と後を追う女性。一定の距離を保ちながら足早に歩を進める。男性がマンションの前で立ち止まり、ドアに手をかけて到着を待つ。駆け寄る彼女。ピタリと密着し、2人は仲よくマンションに入っていった──。 4月中旬の東京・池袋。周囲を警戒するようにマンションへと消えた2人を、目撃した歩行者が次々と足を止めた。それもそのはず、この男女は長澤まさみ(34才)と佐藤健(33才)だった。目撃者が興奮気味に話す。「まさかあの2人がいるなんて思いませんでした。私みたいに立ち止まって見ていた人が20人はいたと思います。映画かなんかの撮影だったのかな。カットがかかると長澤さんが佐藤さんにボディータッチしていて、佐藤さんは笑顔で返していました。そのやり取りが自然体で、まるで本物のカップルみたいでしたよ」 大物俳優の“逢瀬”を目撃した人たちは、この撮影現場からビッグプロジェクトの空気を感じたという。確かに近年の長澤は、大作映画への出演が続いている。今年1月に公開された主演映画『コンフィデンスマンJP 英雄編』は興行収入28億円を超える大ヒットを記録。5月には主要キャストを務める『シン・ウルトラマン』、9月に菅田将暉(29才)と共演する『百花』の公開を控え、来年公開予定の『ロストケア』では松山ケンイチ(37才)と初共演する。 昨年夏には女優デビュー20周年を記念した写真集を発売。現在放送中のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』ではナレーションを担当するなど、活動の幅も広げている。「長澤さんは年に2~4本のペースで映画に出演しながら、テレビドラマや舞台の仕事も精力的にこなしてきました。これだけハイペースで仕事を続けるのは、より大きなこと、より新しいことに挑戦していきたいという気持ちがあるからでしょう」(映画関係者) 現在撮影中の映画は、まさに“新しい挑戦”になりそうだ。意外だが、佐藤とは映画初共演だという。「過去にテレビCMで共演していますが、映画では初なんです。ただ、お互いに存在を強く意識する間柄だったと思いますよ。いまから7年前、韓国の釜山国際映画祭で、アジアのスターを国際映画市場に売り出すイベントが開催されました。その“日本代表”として選ばれたのが、長澤さんと佐藤さんなんです。 その後も、“代表”にふさわしい活躍を続けてきた2人の初共演です。映画関係者の間では、“ようやく実現したか”といった印象ですね」(前出・映画関係者) 今年3月の日本アカデミー賞授賞式で司会を務めた長澤が、『護られなかった者たちへ』で優秀主演男優賞を受賞した佐藤を「どの役を演じていても自分を更新している人だなと思います」と絶賛していた。2人の初共演作は切ないラブストーリーだという。公開日は未定だが、1年半ほど前から動き出していたのかもしれない。 2020年9月、『女性セブン』は長澤がリリー・フランキー(58才)らと会食する様子を報じたが、その中に2人をつなぐキーマンがいた。「長澤さんらは高級ステーキ店の個室で食事を楽しんでいました。その場には日本映画界を代表するヒットメーカーが同席していたんです。その人は佐藤さんとも親交があり、今回の映画にも深くかかわっています。タイミング的に、佐藤さんとの作品について話し合っていた可能性はありますね」(芸能関係者) ステーキ店での長澤は終始ハイテンションで、彼女の明るい笑い声が個室の外まで漏れていたという。彼女自身、撮影が待ち遠しかった作品なのだろう。※女性セブン2022年5月12・19日号
2022.04.29 07:00
女性セブン
【動画】佐藤健の新居が巨大すぎ 5LDKの豪邸で趣味充実
【動画】佐藤健の新居が巨大すぎ 5LDKの豪邸で趣味充実
 佐藤健さんの新居が話題です。 3月末、引っ越したばかりという新居で生配信を行った佐藤さん。 視聴したファンは「ビックリするくらい広くて、健さんの話が入ってきませんでした」と驚きを隠せない様子。 その感想は決して大げさではないようで佐藤さんを知る関係者によると「300平方メートルを超える5LDKの部屋だそうです」とのこと。 佐藤さんは、芸能界屈指の多趣味として知られており、謎解き、洋服、漫画など、趣味の数だけ部屋が必要だったようです。【↑ 上の写真クリックで動画へ】
2022.04.21 07:00
NEWSポストセブン
佐藤健の新居がデカすぎる 300平米超え5LDK豪邸で趣味充実の日々
佐藤健の新居がデカすぎる 300平米超え5LDK豪邸で趣味充実の日々
 ソファに腰を下ろし、手にしたスマートフォンで自撮りしながら動画の生配信をしている。後ろには白を基調とするリビングが広がり、無造作に置かれた段ボールが映り込む場面もあった。3月末、佐藤健(33才)はライブ配信アプリ『SUGAR』でファンとの交流を深めた。視聴したファンの1人が興奮気味に話す。「配信があったのは健さんの誕生日(3月21日)の後で、誕生日にONE OK ROCKのTakaさん(33才)とご飯に行ったこととかを話していました。そのなかで、今いる部屋が2週間前に引っ越した新居だと教えてくれたんです。家の中を健さんがスマホを持ったまま移動するから、新居の“お部屋紹介”みたいになったんです。ビックリするくらい広くて、健さんの話が入ってきませんでした(笑い)」 その感想は決して大げさではないようだ。佐藤を知るある芸能関係者が話す。「聞いた話だと300平方メートルを超える5LDKの部屋だそうです。高級賃貸マンションのペントハウスで、家賃は以前の倍近く。あまりの広さに、配信を見て“本当に一人暮らし?”と不安を抱いたファンもいたようです」 たしかに5LDKは、単身者というよりファミリー向けと考えるのが一般的だ。いまの佐藤のライフスタイルには、この間取りが必要だったというが、どういう理由なのか。佐藤といえば芸能界でも屈指の多趣味で知られている。「“謎解き”好きは有名で、一般人に交じってイベントに参加したり、そこで仲よくなった人たちを自分の“プライベートルーム”に誘って謎解き談議に花を咲かせることもあるほどです。洋服にも詳しく、好きが高じて2020年12月には自身のアパレルブランド『A』を立ち上げました。新商品が出れば即完売の人気ぶり。所有している洋服も大量で、以前の部屋のクローゼットに収まりきらないほどだったとか」(佐藤の知人) さらに大のマンガ好きで自宅と実家に大量の蔵書がある。その冊数はゆうに1000冊を超えるという。「佐藤さんは一度ハマるととことんそのジャンルを追求する性格の持ち主です。趣味の数だけ部屋が必要だったのでしょう」(前出・佐藤の知人) 今回の引っ越しには、コロナ禍で味わった自粛生活も影響しているようだ。「自粛期間は不自由も多かったようですが、自宅で過ごすことは苦ではなかったようです。そればかりか、ひとりで映画やドラマを見続けたり、眠いときに寝て、起きたい時間に起きる生活が心地よかったんだとか。自宅での過ごし方に対する考えが変わり、より自宅での生活を充実させたいという気持ちが強くなったそうです」(前出・佐藤の知人) しかし、自宅での生活を充実させたいのであれば、プライベートを邪魔されないためにも新居の様子を明かさない方がいいのでは……。「佐藤さんはプライベートな部分を出すことに抵抗がないんです。むしろ、ファンにはどんどん発信していくタイプです。自分のパーソナルな部分を見せることで、ファンが喜んでくれるならそれでいいと感じているんです。ファンの喜びが自分の原動力だと常々口にしています」(前出・佐藤の知人) 多趣味の佐藤が新居で最初に着手したのは、ファンサービスという趣味だった。※女性セブン2022年4月28日号
2022.04.15 21:00
女性セブン
『ぎぼむす』スペシャルが2022年新春放送! 綾瀬はるからの撮影現場をキャッチ
『ぎぼむす』スペシャルが2022年新春放送! 綾瀬はるからの撮影現場をキャッチ
 2018年に放送され、全10話平均で14.2%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)の平均視聴率を記録した人気ドラマ『義母と娘のブルース』(TBS系)のスペシャルが2022年の新春に放送されることがわかった。 11月上旬、東京・湾岸エリアのオフィスビルに、大きな荷物を抱えた綾瀬はるか(36才)が足早に入っていく。 綾瀬は現在、木村拓哉(48才)主演の時代劇映画の撮影中と報じられていたが……。「実は、年明け放送予定の新春スペシャルドラマの撮影も、急ピッチで進んでいるんです。ドラマでは5日間として描かれるシーンを、たった1日で撮影する日もあるようです。ギリギリの超過密スケジュールですが、キャストの顔ぶれを見れば納得です」(ドラマ関係者) 後を追うようにオフィスビルに入ったのは、共演者の竹野内豊(50才)だった。「この日は、特に重要なシーンの撮影だったようです。内容を知るスタッフも限られていて、厳戒態勢でした。どうも、竹野内さんと佐藤健さん(32才)に関するシーンだったとか」(前出・ドラマ関係者) お正月の放送に向けてこっそりと撮影を続ける、綾瀬、竹野内、そして佐藤――この3人が顔を揃えるドラマといえば、2018年に放送され、2020年に新春スペシャルとして復活した『義母と娘のブルース』だ。同ドラマが、2022年の新春スペシャルドラマで再び帰ってくるというのだ。 通称『ぎぼむす』は、堅物のキャリアウーマンの岩木亜希子(綾瀬)が、先妻を亡くした宮本良一(竹野内)と結婚し、娘のみゆき(上白石萌歌・21才)の義母として成長していく10年間の日々を描いた物語。2020年に放送された新春スペシャルでは1年後が続編として放送され、今作ではさらにその先が描かれる予定だという。「今後、綾瀬さんと佐藤さんが共演するシーンの撮影が増えていきます。綾瀬さんは佐藤さんを“たけちゃん”と呼び、佐藤さんは年上の綾瀬さんとタメ口で話すほど仲がいいんです。この“ふたり”の関係性が、『ぎぼむす』人気にもつながっています」(前出・ドラマ関係者) 佐藤にとって『ぎぼむす』は、これまで出演してきたドラマのなかでも、思い入れの強い作品の1つなのだという。2018年放送の『ぎぼむす』のオファーがあったとき、佐藤はNHKの連続テレビ小説『半分、青い。』の撮影に入っていた。「当時、佐藤さんは芝居が混乱するという不安から、掛け持ちはしないと決めていたんです。というのも、佐藤さんが出演していた作品のほとんどは主演だったんです。でも『ぎぼむす』は『半分、青い。』に続き、主演ではないオファーだった。出演作品を増やしたいという考えもあったため、掛け持ちにチャレンジした作品でもあるんです」(芸能関係者)この経験が、佐藤の演技に幅を持たせた。『ぎぼむす』以後、ドラマ『恋はつづくよどこまでも』(2020年1月、TBS系)では主演の上白石萌音(23才)の恋人役を、広瀬すず(23才)主演の映画『一度死んでみた』(2020年3月公開)では、高級クラブのボーイという脇役を演じ、存在感を示した。 一方、綾瀬にとっても契機となったドラマだ。「義母ですが、初の母親役でした。演じるにあたって綾瀬さんは、自分のお母さんを参考にしたそうです。母娘関係を振り返ってみて、自分は無償の愛を受けていたことを感じ、それを演技に生かしたそうです。お母さん思いの綾瀬さんが、さらに親への愛情を深めたきっかけになったとか」(前出・芸能関係者) 名ドラマは役者をも成長させるようだ。※女性セブン2021年11月25日号
2021.11.10 11:00
女性セブン
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佐藤健が主演作で見せた独立後の「新境地」 怒りの叫びは圧巻の演技
 佐藤健(32才)が主演を務める映画『護られなかった者たちへ』が10月1日より公開中だ。SNSなどの口コミには「佐藤健の演技に序盤から惹き込まれた」「主人公を自分と重ねて見てしまった」といった言葉が並び、佐藤の演技に注目する声が多く見られる。映画や演劇に詳しいライターの折田侑駿さんも「佐藤の新境地を見た」と語る。  * * * 本作は、作家・中山七里(59才)による同名ミステリー小説を、映画『糸』や『明日の食卓』などを手掛けた瀬々敬久監督(61才)が映画化したもの。東日本大震災から10年目の仙台で起きた殺人事件をきっかけに、現代社会の根深い問題と対峙しなければならない人々の姿を描き出している。瀬々監督が主演の佐藤とタッグを組むのは、2017年に公開され大ヒットを記録した『8年越しの花嫁 奇跡の実話』に続いて2度目。本作は両者にとって、新たな代表作となった印象だ。 物語のあらすじはこうだ。東日本大震災から10年目の仙台で、被害者が全身を縛られたまま餓死させられるという不可解な殺人事件が発生。捜査線上には、別の事件で服役し、出所してきたばかりの利根泰久(佐藤健)という1人の男が容疑者として浮上する。被害者たちとこの利根には、何らかの関係があるようだ。事件を追う刑事の笘篠は、被害者らが“同じ福祉保険事務所で働いていた”という共通点を見つけ出し、それを手がかりに利根に迫っていく。 東日本大震災や生活保護といった、実社会で私たちが直面する事象や問題を描いた本作は、ミステリー作品という以上に“社会派映画”の側面が強い。これを描くには、脚本と同じくらい、観客の共感を呼べるだけの俳優の説得力ある演技が必要だ。事件を追う笘篠刑事役に扮する阿部寛(57才)は、自身が震災による傷を負いながら、10年目のこの地でなぜこんなにも凄惨な事件が起きてしまったのか、その真実への追求を果たすさまを、義憤と悲哀に満ちた演技で表現している。 事件のカギとなる保健福祉センターで働く円山幹子役には清原果耶(19才)が配され、『おかえりモネ』(NHK)とは異なる重々しい演技を披露し、作品の強度を高めている。そして、倍賞美津子(74才)が円熟味を感じさせる演技で作品のテーマを体現。そのほか、林遣都(30才)、永山瑛太(38才)、緒形直人(54才)、吉岡秀隆(51才)らの手堅い演技が物語に深みを与えている。この強力な布陣の中心に立っているのが、主演の佐藤健だ。 佐藤といえば、長年籍を置いていた事務所・アミューズから独立し、今年4月に同じく俳優の神木隆之介(28才)とともに新会社「Co-LaVo」を設立したばかり。新型コロナウイルスの影響により、主演を務めてきた人気シリーズの完結編である映画『るろうに剣心 最終章 The Final』と『るろうに剣心 最終章 The Beginning』、そして今作が当初の公開時期より延期になったことに加え、佐藤が最重要人物のボイスキャストを務めた細田守監督(54才)の最新作『竜とそばかすの姫』の公開も重なったこともあり、独立直後から“佐藤健イヤー”とも言える状況が続いている。佐藤は間違いなく、今年のエンターテインメント界の“顔”と言えるだろう。 そんな彼が今作で見せる姿も“圧巻”と言って差し支えないものとなっている。初登場シーンから世の中の全てを憎んでいるような表情と、華やかさとはほど遠い強烈な負のオーラを感じさせる佇まいが印象的だ。ずっと孤独に生きてきた利根は“被災者”や“格差”といった不条理に強い憤りを感じており、それを体現する佐藤は、これまでに演じてきたネガティブなキャラクターとは一線を画した強烈な存在感を放っていた。 その怒りの叫びは、実社会で貧困や格差に苦しむ人の思いを代弁しているようにも感じられるほど印象深く、彼と同じ境遇でなくても、自身の抱えている問題と重ねずにはいられないという観客も多かったようだ。事実、佐藤は舞台挨拶で「みなさんの思いを背負ったつもりで、思い切り叫ばせていただきました」と語っている。 さらに、本作での佐藤の演技は“怒り”だけにとどまらない。弱い立場に置かれた者同士の交流によって、柔和な笑顔を見せたり、声音も明るく優しいものになっていく演技が心に残る。また、人の温かみを知らずに生きてきた若者の変化を、繊細な動きで表現している点も印象的だ。例えば、うどんを食べるシーンでの箸の持ち方が話題だが、これは利根青年がどういう環境で育ってきたのかが伝わってくるもので、佐藤の演技の細部へのこだわりがうかがえた。 撮影は事務所独立よりも前のことだが、既にコロナ禍の環境下でのこと。実社会と地続きの世界をも表現する佐藤の誠実な姿勢が胸に響く。時代を代表する俳優の1人ともなった彼の新境地をはっきりと確認できた作品だった。【折田侑駿】文筆家。1990年生まれ。映画や演劇、俳優、文学、服飾、酒場など幅広くカバーし、映画の劇場パンフレットに多数寄稿のほか、映画トーク番組「活弁シネマ倶楽部」ではMCを務めている。
2021.11.07 07:00
NEWSポストセブン
佐藤健と妹の関係
佐藤健が告白、妹とは緊張関係「佐藤健が兄だと周囲には伝えず」
「たーちゃん」──CM、映画、ドラマ、各方面から引っ張りだこの佐藤健(32才)を、こう呼ぶ女性がいる。彼女でもない、友達でもない、母親でもない。その女性とは、4才年下の妹だ。9月10日に放送された『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)に佐藤がゲスト出演した。 佐藤といえば『恋はつづくよどこまでも』(2020年、TBS系)が大ヒット。9月15日発売の雑誌『an・an』でも6年ぶりに表紙を飾り、デビュー15周年という節目の年を充実させている。 番組では、将来のことや、生活スタイルなどのプライベートなことからドラマの裏話まで赤裸々告白。なかでも盛り上がりを見せたのは、妹(28才)についての話題だった。 中居正広(49才)からの「(妹とは)どんな距離ですか? すっげぇ自慢してると思うよ」という問いには、苦笑気味に「多分ね、(佐藤の存在を)言いたくないタイプの妹」という返答。重ねて、「ぼくの存在が、どっちかというと邪魔してるタイプだと思います」と話した。 妹は佐藤とよく似ていて、目がクリッと大きく、かなりの美肌の持ち主で、女優でいうと波瑠(30才)に似ているという。彼女は佐藤の出演作品をほとんど話題にしないというが、興味がないわけではなさそうだ。先の『金スマ』で佐藤はこう明かしていた。「妹はドラマとか映画とか好きなんですよ。だからミーハーな質問をしてきます。『あの漫画実写のあの役は誰がやるの?』とか、業界の事情とか聞いてきますね。『あれって実際どうなの?』とか(中略)多分、自分の作品も観てるんじゃないかな……」 1989年に埼玉で生まれた佐藤は女系家庭に育った。「母、妹、祖母とともに、決して広いとはいえないアパートで女性たちに囲まれて暮らしていました。裕福とはいえなくても、家族仲は本当にいい。妹さんは一気に大スターになったお兄さんのことが照れくさいというか、恥ずかしいみたい。 仲がいい数人にしか佐藤健が兄であることを伝えていないようで、応援はするけど、周囲にはそれを一切見せないという“緊張状態”のようです。呼び方は小さいときから変わらずで、ずっと“たーちゃん”と呼んでいますね」(佐藤家の知人) 番組で佐藤は今後の目標として、こんなことを語っていた。「日本の作品を、日本だけじゃなく世界中に観てもらえるようにしたいんですよ。自分たちが作った作品を広げたいというか。自分の30代はそこに捧げたいと思っているんですよね」 輝く兄の姿を、妹はきっと誇らしく見守るに違いない。※女性セブン2021年9月30日・10月7日号
2021.09.22 07:00
女性セブン
佐藤健、松本潤との交流告白 芸能界トップクラス「謎解き好き」の共通点
佐藤健、松本潤との交流告白 芸能界トップクラス「謎解き好き」の共通点
 昨年末で嵐としての活動を休止して以降、公の場に姿を見せていない松本潤(37才)だが、意外なところからその消息が判明した。8月9日、佐藤健(32才)がライブ配信アプリ「SUGAR」で嵐の松本潤の名前を口にした。この「SUGAR」は、映像配信者の佐藤とユーザー(ファン)がテレビ電話できるアプリ。佐藤の好きな“謎解きゲーム”に話題が及ぶと、「潤くんとも何回か行っていますよ、東京で」 と話したのだ。驚いたファンが最近も会っているのかと聞くと、さも当たり前のことのように「結構、会ってるよ」と回答。多忙を極める2人が、プライベートでも会っているわけだ。 では、その松本と佐藤が最後に会ったのはいつなのか。佐藤の言葉にその謎を解く鍵が隠されていた。 佐藤は前述のライブ配信の中で「最後に会ったのはワンオクのライブかな」と明かしている。ONE OK ROCKは7月下旬、山梨県・河口湖のほとりでアコースティックライブを開いている。松本は主演ドラマ『99.9』(TBS系)の映画化が発表されており、同作の撮影後、ライブで会い、そして、ニューヨークへと旅立ったのだろう。 実はワンオクも、2人を強く結びつけた存在の1つだ。「ワンオクのボーカル・Takaさん(33才)と佐藤さんはもともと同じ事務所に所属していたこともあり、ツーショットをSNSで公開したり、一緒にライブ配信をしたりと、親友のような仲なんです」(音楽関係者) 一方、Takaと松本は『女性セブン』が2020年7月に報じた通り、紗栄子(34才)と3人で、当時、熊本県を中心に甚大な被害を出していた豪雨災害へのボランティアについて話し合うなど、交流が深い。松本が嵐としてアメリカ進出に挑んだときも、すでに活動の拠点を海外に置いていたTakaが背中を押していたという。「あと、山田孝之さん(37才)とTakaさんは仲が良いのですが、佐藤さんと松本さんも、山田さんの誕生日会に参加するくらい仲がよい。佐藤さんと松本さんって共通の友人も多いんですよね」(前出・音楽関係者) そして、佐藤が配信で話したように“謎解き”も大きな共通点だ。2人は、芸能界で1、2を争う“謎解き”好きなのだ。脱出ゲームに代表される謎解きは、頭も体もフル稼働させる、大人も楽しめるエンターテインメントとしての地位を築きつつある。その謎解きへの思いを、松本はかつてテレビ番組で語っていた。 2020年3月、『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)で、「ついにプライベートでも行きましたよ」と告白。「ニューヨークで脱出ゲームやりました」と楽しそうに話していたのだ。「このとき『次は(謎解き好きで有名な)佐藤健くんと』と熱烈に共演を希望していました。すると、約3か月後には同番組で実際に共演し、謎解きをしています。その半年後にも再び共演しています」(テレビ局関係者) 佐藤の謎解き好きはいまや、一般人にもよく知られている。「クイズ全般が好きだという佐藤さんは、面白い謎解きがあると聞けばどこへでも出かけていくフットワークの軽さで、堂々と素顔をさらして、一般人と一緒にチームを組むこともあるほど。好きが高じて、いまでは謎解きゲームの冠番組まで持つほどになりました」(前出・テレビ局関係者) そうした楽しみ方は、松本にも共通するものがあるという。「松本さんも、友達とだけでなく、その場で初めて会った人とも仲間になって謎解きを進めることがあるそうです。お互いに真剣だからこそ、佐藤さんと一緒に何度も謎解きを楽しんでいるのでしょう」(前出・テレビ局関係者) 映画『99.9』の公開は今年の冬。今後、松本は宣伝のため、数々の番組に出演することになるはずだ。「その一環で、テレビなり配信なりで、佐藤さんと共演する、なんてこともあるかもしれませんね」(映画関係者) 果たしてその場はどこになるのか。ファンの謎解きも止まらない。※女性セブン2021年9月9日号
2021.08.27 16:00
女性セブン
姿を見せない松本潤はNYに滞在中 友人・佐藤健も「なかなか会えない」
姿を見せない松本潤はNYに滞在中 友人・佐藤健も「なかなか会えない」
 8月9日、佐藤健(32才)がライブ配信アプリ「SUGAR」で嵐の松本潤(37才)の名前を口にし、聞いていたファンは耳を疑った。この「SUGAR」は、映像配信者の佐藤とユーザー(ファン)がテレビ電話できるアプリ。佐藤の好きな“謎解きゲーム”に話題が及んだ時、佐藤は「潤くんとも何回か行っていますよ。東京で」と語り、驚いたファンが最近も会っているのかと聞くと、さも当たり前のことのように「結構、会ってるよ」と答えた。「いま、なぜそんな話をしたのかと驚きました。佐藤さんが松本さんとのプライベートを語ることはこれまでほとんどありませんでしたからね。あんな多忙な2人が結構会っているなんて……」(テレビ局関係者) 佐藤は今年4月に長年所属していた事務所から独立。その後も、順調な俳優生活を送っている。主演映画『るろうに剣心』の最新2部作の興行収入が計65億円を突破するなど人気は相変わらず。現在公開中のアニメ映画『竜とそばかすの姫』で声優を務めるほか、Netflixで来年配信予定のドラマ『First Love 初恋』の撮影中でもある。 超多忙なはずの佐藤をして、「本当あの人忙しいので、なかなか、あれ(会えない)ですけど」と配信中に言わしめたのが松本だった。松本は、昨年末で嵐としての活動を休止して以降、公の場に姿を見せていない。「櫻井(翔)さんと相葉(雅紀)さんはNHKで東京オリンピック・パラリンピックのスペシャルナビゲーターを務めていますし、二宮(和也)さんは冠番組に出演しているほか、YouTubeでもチャンネルを開設して精力的に活動しています」(前出・テレビ局関係者) 芸能活動休止中の大野智(40才)を除くメンバーの中、松本だけが予告なき不在となっていた。もっとも、先々の仕事は決まっている。「主演ドラマ『99.9』(TBS系)の映画化や、2023年のNHK大河ドラマの主演など、大きな仕事が決まっています。ただ、活動休止後のテレビ出演は一切ありません。ファンは、いつになったら松本さんの姿を見られるのか、動向を見守っています」(映画関係者) しかし、姿が見えないのは当たり前だった。いま、松本は日本にいないのだ。「ニューヨークに滞在しているようです。新型コロナの影響で、活動休止直後の海外渡航は難しく、そうこうしているうちに『99.9』の撮影が佳境に入りました。松本さんとしては、ようやく出発できた、“37才、真夏の大冒険”ということかもしれません」(前出・テレビ局関係者) 行き先がニューヨークと聞いてピンときたファンも多いだろう。ニューヨークは松本が心から愛する街だ。「松本さんは俳優としての才能を開花させた『花より男子』の撮影でニューヨークを訪れてからというもの、すっかりあの街の虜になりました。バラエティー番組で、嵐のほかのメンバーが松本さんの好きな街を当てるクイズが出たことがあったのですが、ほかのメンバーは『ニューヨーク』と迷わずに答え、大正解。2020年の正月休みもニューヨークで過ごしています」(前出・テレビ局関係者)※女性セブン2021年9月9日号
2021.08.26 16:00
女性セブン
【動画】佐藤健、真夏の撮影現場 イケメンすぎな休憩シーン
【動画】佐藤健、真夏の撮影現場 イケメンすぎな休憩シーン
 最高気温が32.6℃を記録した7月17日。都内某所で撮影をする佐藤健さんの姿をキャッチしました。 この日、撮影されたのは2022年にNetflixで世界配信が予定されているドラマ『First Love 初恋』のワンシーン。 撮影シーンが肌寒い時期の設定だったため厚手のジャケットを羽織っていた佐藤さん。 カットがかかると上着を脱いでペットボトルの水を勢いよく口に含み待機中は手持ちの扇風機で首元を冷やしていました。 休憩している姿もステキですね!【↑ 上の写真クリックで動画へ】
2021.08.11 16:00
NEWSポストセブン
満島ひかりがドラマの相手役に佐藤健を指名「ドキドキする人がいい」
満島ひかりがドラマの相手役に佐藤健を指名「ドキドキする人がいい」
 最高気温が32.6℃を記録した7月17日、都内某所で約500人のエキストラを擁した大規模なロケが行われていた。通行人役のエキストラの間を、縫うように疾走しているのは佐藤健(32才)だ。額から汗が吹き出ているが、その原因は気温だけではなかった。「撮影シーンが肌寒い時期の設定だったので、みんな厚着をしていました。ダウンジャケットにマフラー姿の人もいたし、佐藤さんも厚手のジャケットを羽織っていましたね。佐藤さんはカットの声がかかると、上着を脱いで、ペットボトルの水を勢いよく口に含み、待機中は手持ちの扇風機で首元を冷やしていました。熱中症対策でしょうね」(ロケ現場に居合わせた人) この日、佐藤が撮影に臨んでいたのは2022年にNetflixで世界配信が予定されているドラマ『First Love 初恋』のワンシーン。同ドラマは宇多田ヒカル(38才)が1999年にリリースした『First Love』と、その19年後に発表した『初恋』(2018年)にインスパイアされた作品だという。「2曲のリリース時期をなぞるように、1990年代後半から約20年かけて、一組の男女の初恋をたどるラブストーリーです。佐藤さんは航空自衛隊のパイロット役を演じるのですが、そのお相手が満島ひかりさん(35才)ということでも注目を集めています。満島さんは、フライトアテンダントを目指すも、不慮の事故で運命に翻弄される女性を演じています」(ドラマ関係者) 2人の共演のきっかけは意外なものだったという。「先にキャスティングが決まったのが、満島さんでした。準備を進めるなかで、満島さん本人が『相手役はドキドキする人がいい』という理由で、佐藤さんを指名したんです」(前出・ドラマ関係者) 佐藤は満島からのラブコールを、「(満島は)なかなか会えないし、なかなか共演できない人。貴重な機会」として快諾した。「佐藤さんが、満島さんとの共演をそう捉えるのもうなずけます。満島さんは演技派として名を上げていますが、“仕事を選ぶ女優”ともいわれているんです。仕事に対して責任感が強く、自分が演じるイメージの湧く役じゃないとオファーを受けないとも。 佐藤さんは今年の4月に所属していた大手芸能事務所から独立しています。出演は独立前に決定していましたが、独立後の大事な時期ですから、プロ意識の高い満島さんとの仕事ならと、オファーに応えたのではないでしょうか」(前出・ドラマ関係者) ドラマは年代や季節の移り変わりも描いており、長期間の撮影スケジュールが組まれている。そのため、冒頭のような過酷なシーンが少なくないという。「Netflixは撮影予算が潤沢なので、リアルにこだわります。コロナ禍にあって500人規模のエキストラを集めたので、近隣住民は驚いていたようですが(笑い)。ハイリスクにならないよう感染対策は徹底しているようです」(前出・ドラマ関係者) 撮影が進むなかで、2人は実際に周囲が「ドキドキ」する関係に発展しているという。「佐藤さんと満島さんは、待ち時間なんかは2人でいることも多いんです。コロナの感染対策もあって距離をあけて話しているのに、とても親密な空気が伝わってきます。スタッフの間では『役抜きで、お似合いだね』なんて声もあがっています」(前出・ドラマ関係者) 豪華な2人の初恋を見るのが待ち遠しい。※女性セブン2021年8月12日号
2021.08.02 07:00
女性セブン
2007年8月4日に公開された『劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!』の佐藤健(左から3番目)は当時18才(撮影/女性セブン写真部)
佐藤健、菅田将暉らを輩出『仮面ライダー』の人柄を見るオーディション
 第1作の放送開始から今年で50周年となった『仮面ライダー』。現在は、シリーズ32作目となる『仮面ライダーセイバー』(テレビ朝日系)が放送中だ。2000年放送の『仮面ライダークウガ』以降の作品には、若手時代の人気俳優が多数出演。佐藤健(32才)、菅田将暉(28才)、福士蒼汰(28才)、吉沢亮(27才)は、いずれも仮面ライダーに出演していた。 主役の仮面ライダーはじめ、ほとんどの出演者は、オーディションで選ばれている。東映プロデューサーで2001年『仮面ライダーアギト』から制作に関わっている武部直美さんはこう話す。「オーディションは、だいたい4人一組で話を聞きます。ほとんどが演技経験のない新人ですが、仮面ライダーで求められるのは演技力より人間力。1年間50話ほどの作品を演じるので、どうしても途中から本人がすけて見えてしまうんです。だから、本人の人柄を見る質問をします」(武部さん・以下同) たとえば、こんな感じだ。「“好きな食べ物は?”“今日、どうしてその服を選んだのですか?”“あなたのお国自慢を教えてください”など、演技とは関係ない質問ばかり(笑い)」 オーディションには数千人単位の応募があるが、それでも決まらないことも多い。「どんなにルックスがよくて、演技がうまくても、キャラクターに合っていなければ起用には至りません。“よりどりみどり”だろうと思われがちですが、実は、砂漠で指輪を探すような思いで探しているんです」 オーディションで決まらなかった場合は、芸能事務所に声をかけて探す。2007年『電王』も最初のオーディションでは決まらなかった作品だ。「“大事な主役なんで誰かいませんか?”と、あちこち声をかけました。それで、プロフィールが送られてきたのが佐藤健さんでした。彼は当時、大学進学か芸能界を続けるか迷っていたところで、マネジャーさんから『仮面ライダーのオーディションが、もう一度あるみたいだから受けてみない?』と、すすめられたようです」『電王』は、気弱な青年が変身することによって人格が変わるという設定だったが、オーディション時の佐藤には、そのことは伝えていなかった。「A4サイズの台本1ページ分のせりふを、何も説明せずに読んでもらうと、人格が途中で変わるという難しいせりふ回しを、彼は見事に演じ分けました。その姿もイキイキしていて、満場一致で決まりました」 佐藤のように一発合格のライダーもいれば、何度もチャレンジした上で役を勝ち取る俳優もいる。2001年『仮面ライダーアギト』から仮面ライダーシリーズの監督を務めている田﨑竜太さんは、こう話す。「何度受けても、その人とキャラクターが合わなければ合格には至りませんが、受け続けていれば、ぴったりくる役が巡ってきて、主役に起用されることもあります」(田﨑さん) 途中から登場するキャラクターは、主演俳優の事務所の紹介で決まることもある。『仮面ライダー555』で敵役を演じた綾野剛がそうだ。「綾野さんは当時、前年の『仮面ライダー龍騎』の主役、須賀貴匡さんのマネジャーさんが面倒を見ていて、『こんな子がいるけど、どう?』と、紹介してもらいました。 ちょうど物語の後半に出てくる澤田亜希という敵役を探していたので、彼なら雰囲気に合うと思って起用しました」(武部さん・以下同) オーディションを勝ち抜くのに不可欠な要素はあるのだろうか?「強いていえば、品位でしょうか。劇中では、よく対立シーンが描かれるのですが、そのときに柄が悪く見えてしまっては、ヒーローにはふさわしくない。たとえ怒っていても、どこかかわいげのある人柄がいいんです」 ただ、仮面ライダーに起用されたからといって、第二の佐藤健や菅田将暉、吉沢亮が約束されているわけではない。「確かに仮面ライダーを卒業したOBの中には、連続ドラマや映画で主演し、華々しく活躍している人がたくさんいます。でも彼らだって、仮面ライダーが終わった後、すぐに活躍できたわけではなく、紆余曲折を経て、いまの地位についている。成功しているのは、彼らのたゆまぬ努力があるからです」 巣立っていく俳優たちのその後の活躍を見守り、応援するのもまた、仮面ライダーを見る楽しみのひとつなのだ。取材・文/廉屋友美乃 取材協力/前川亜紀※女性セブン2021年7月29日・8月5日号
2021.07.23 07:00
女性セブン
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平成以降の仮面ライダー 少子化の影響で変化「人間味のある内容に」
 1971年4月3日に放送が始まり、今年で生誕50周年を迎えた『仮面ライダー』。昭和、平成を駆け抜け、令和に入った現在もテレビシリーズ32作目となる『仮面ライダーセイバー』(毎週日曜9時~・テレビ朝日系)が放送中。今年は映画『スーパーヒーロー戦記』でも歴代のヒーローたちが登場する。なぜ、こんなに長く愛され続けているのか。「息子に見せようと『仮面ライダーウィザード』を見始めました。主人公は幼い頃に両親を亡くし、プロのサッカー選手を目指していたのに、友人にけがを負わせて夢を諦め、ひょんなことから仮面ライダーになった。挫折や苦悩を抱えながらも頑張って乗り越えようとする姿を応援せずにはいられなくなりました」(45才・塾講師)「『仮面ライダードライブ』の竹内涼真さん(28才)にハマりました。最初は垢抜けない感じだったのに、回を追うごとにどんどんかっこよくなる彼を、自分が育てているような気持ちで見ていました」(44才・飲食店) 子供と一緒に見ているうちに、主人公の背景を知り、物語にハマっていく──。高校生の子供の親で、仮面ライダーに詳しいライターの櫻宮ヨウさんは、その魅力をこう分析する。「仮面ライダーは、綿密なストーリー展開に加え、人間模様が濃密に描かれており、勧善懲悪では片付けられないところが魅力のひとつ。無敵ではなく、心の闇や自分の弱さに苦悩する主人公を若手俳優が演じることで心を掴まれ、目が離せなくなるんです」平成になり、愛される仮面ライダーに進化 佐藤健(32才)や菅田将暉(28才)、福士蒼汰(28才)、吉沢亮(27才)など、いまをときめく錚々たる顔ぶれが、仮面ライダーを務めたことをきっかけにブレークを果たしている。「それは、平成に入ってからのこと。昭和の時代は仮面ライダー=子供向けのヒーローというイメージが強すぎて、ほかのドラマで活躍するのが難しい面もありました」 そう語るのは、2001年『仮面ライダーアギト』から仮面ライダーシリーズの監督を務めている田﨑竜太さん。 そのイメージが、2000年に入ってガラリと変わったのだという。「当時は少子化の影響で、子供向けの番組では、なかなか視聴率が取れませんでした。もっと視聴者層を広げないと生き残れない。そのため、ただ悪と戦うだけではなく、大人にも共感していただけるような人間味のある内容に変えました。その最初が『仮面ライダークウガ』(2000年)です」(田﨑さん・以下同)『クウガ』は「平成仮面ライダー」第1弾として制作されたかなり実験的な作品。それまでの仮面ライダーを演じる俳優は、彫りが深く、エチゾチックな顔立ちでがっちり体形が中心だったが、『クウガ』では、スタイリッシュでシャープな風貌のオダギリジョー(当時23才)を起用。職業は冒険家で、変身すると警察と協力して事件を解決するなど、サスペンス要素も加え、本格的な刑事ドラマのような作りにした。「主人公や彼を取り巻く人たちがさまざまな葛藤を抱き、苦悩しながらも変化していく、そんな人間臭さを丁寧に描写するために脚本づくりにもかなり時間をかけていました」 子供にはやや難解ではあったものの、大人から高評価を得て、20~30代のファンが急増。日曜朝8時スタートの番組でありながら、9%台の平均視聴率をマークした。 そして、オダギリがこの作品をきっかけにブレークしたことから、仮面ライダーの快進撃が始まる。 2001年、仮面ライダー生誕30年には、平成作品第2弾の『仮面ライダーアギト』がスタートし、さらにヒーロー像が一新。平均視聴率11.7%の高視聴率を獲得する。「主人公の津上翔一は、記憶喪失という悲しい境遇を持ちながら、いつも前向きで明るく家庭菜園をこよなく愛する天然キャラでした。演じた賀集利樹さん(42才)のソフトな甘いマスクと親しみやすさも手伝って子供たちにも、親世代にも人気がありました」 また、この作品から複数ライダー制を起用。賀集演じるアギトに加え、“G3”に変身する氷川誠を要潤(40才)が、“ギルス”に変身する葦原涼を友井雄亮(41才)が演じた。 東映プロデューサーで2001年『仮面ライダーアギト』から制作に関わっている武部直美さんは振り返る。「3人ともオーディション経験もほとんどなく、もちろん演技も未経験でした。ただ、賀集さんが持つ、子犬のような愛らしさと、要さんのクールな雰囲気など、それぞれが役柄にぴったりでした。 オーディション時は、3人とも素直な“とってもいい子”という印象でした。これが、女性ファンの心を掴んだのかもしれません」(武部さん) それぞれが持つ個性が光り、『アギト』の人気はうなぎのぼり。この作品から、仮面ライダーを演じる俳優たちの、握手会などのイベントも精力的に行われるようになっていく。取材・文/廉屋友美乃 取材協力/前川亜紀※女性セブン2021年7月29日・8月5日号
2021.07.21 16:00
女性セブン
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佐藤健と岡田准一 注目集まる主演作でのアクションの共通点と違い
 4月と6月に公開となった映画『るろうに剣心 最終章/The Final』、『るろうに剣心 最終章/The Beginning』に続き、『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』が6月18日より封切りとなり、注目のアクション映画が目白押しだ。主演を務める前者の佐藤健(32才)と後者の岡田准一(40才)、2人の“アクション俳優”っぷりに注目が集まっているが、それぞれの魅力について、映画や演劇に詳しいライターの折田侑駿さんが解説する。 * * * 身体能力の高さに定評のある佐藤健主演の『るろうに剣心 最終章』と、格闘技に精通している岡田准一『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』がそれぞれ公開中だ。SNSなどには、「佐藤健に岡田准一、どちらもアクションがキレキレで凄い」、「2人の動きが速すぎて目が追いつかない」、「2人のダブル主演のアクション映画を希望」といった声が多く上がり、異なるタイプの映画だが“アクション俳優”として注目が集まっているようだ。筆者も、いつか2人の“対決”が実現することを期待してしまう。『るろうに剣心』シリーズ最終章となる2作では、『The Final』にて主人公・緋村剣心(佐藤健)にとって最後の強敵との死闘が描かれ、『The Beginning』は物語のすべての“はじまり”が描かれている。国民的人気マンガ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(集英社)を原作とし、映画『3月のライオン 前編/後編』(2017年)や『億男』(2018年)などを手掛けた大友啓史監督(55才)が実写化したもので、全5部作にも及ぶ超人気シリーズだ。 一方の『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』は、2019年公開の『ザ・ファブル』に続くシリーズ第2弾。南勝久(50才)による同名漫画を原作に、これまでに手掛けた数々のCMが高く評価されてきた江口カン監督(53才)が実写化したものだ。“伝説の殺し屋”と呼ばれる主人公・ファブル(岡田准一)が、佐藤明という一般人として新たな生活を送っていこうと奮闘する姿が描かれる。世間知らずな主人公が繰り広げる、スリル満点のアクションとコメディのバランスが心地良い作品だ。 佐藤と岡田に共通するのは、既に口コミにもあるように、時に“アクション俳優”と称される存在だということ。両者ともに「身体能力が高いからアクションができる」というのが世間一般の評価ではないかと思う。だが、そうした曖昧なものではない違った魅力がそれそれにあるのだ。『るろうに剣心』シリーズには、青木崇高(41才)や新田真剣佑(24才)、さらには格闘家の経歴を持つ須藤元気(43才)や独自の踊りを世界中で展開する田中泯(76才)など、優れた身体能力を持つ俳優たちが多く集ってきた。須藤や田中に関しては身体を扱う“プロ”だ。ここから分かるのが、本シリーズはチーム全員で質の高いアクションシーンを作り上げているということ。大人数での乱戦はチームワークが必要不可欠だ。 だがその錚々たる顔ぶれの中でも、佐藤の動きの俊敏さはずば抜けていると思う。佐藤は“とにかく速い”のである。アクションは、受け手のレベルによってもクオリティが変わってくる。佐藤の高速のアクションを的確に受け止められる演者たちがあってこそ、高品質の作品が成立しているのだ。そんな座組において、生まれ持っての身体能力を持ち合わせた佐藤が座長の“格”であることは、シリーズが5作も続いたことが証明しているはずである。 対する『ザ・ファブル』では、登場人物の大半はアクションを行わない。また、主人公・ファブルと敵対する者たちが手にするのは拳銃だ。だが、それゆえ敵と対峙する岡田の身体能力が、本作では非常に際立つ。何より本作で岡田は、 “ファイトコレオグラファー”としてアクションの振付けも担当しており、アクションシーンの動きを自ら考え、作品に落とし込んでいるのだ。 岡田がさまざまな格闘技のインストラクターの資格を持っていることは広く知られているだろう。過去作を振り返れば彼の基礎的な身体能力の高さは言わずもがなだが、本作での岡田は、作品に適応するための“身体”だけでなく、“脳(知恵)”も駆使したアクションで魅せてくれている。これを体現できるのは、彼の長年の鍛錬とアクションへの深い理解があるからに他ならない。 本作で殺し屋役を演じた安藤政信(46才)が、「何で岡田に指導されなければいけないんだという気持ちでいたけど、岡田の動きやアクションの考え方、哲学みたいなものを見て、すぐに『弟子にしてください。道場に通いたいです』と伝えました」と語っていることからも分かるだろう。 佐藤は俊敏性に特化しており、岡田は俊敏性に加え、訓練に裏打ちされた知識と技術がある。両作品は毛色の異なる映画ではあるものの、現在奇遇にもトップクラスの“アクション俳優”の主演作が公開されており、ある意味では“対決”が実現してと言えるのではないだろうか。いつか2人が本格的に手合わせするところを想像せずにはいられない。【折田侑駿】文筆家。1990年生まれ。映画や演劇、俳優、文学、服飾、酒場など幅広くカバーし、映画の劇場パンフレットに多数寄稿のほか、映画トーク番組「活弁シネマ倶楽部」ではMCを務めている。
2021.06.26 07:00
NEWSポストセブン
半田健人が選んだのは?(撮影/浅野剛)
昭和女性ポップス座談会・中編 ウィスパー系・和田アキ子の魅力
 現在、世界の音楽ファンから注目されているのが、1970~1980年代の日本のシティポップだ。竹内まりや『PLASTIC LOVE』(1984年)や松原みき『真夜中のドア~stay with me』(1979年)といった女性アーティストによる楽曲が、リバイバルブームにおいて特に人気となっている。 そこで、昭和ポップスをこよなく愛する、俳優・歌手の半田健人さん、昭和歌謡ライターの田中稲さん、ウェブサイト『昭和ポップスの世界』を運営するさにーさんに、「昭和女性ポップス・マイベスト10」をセレクトしてもらった。そのランキングを受けての座談会を開催。ここでは、5位から3位の楽曲について語り合う。■半田健人さんの「昭和女性ポップス」マイベスト101位:伊東ゆかり『グリーン・ジンジャー・フライング』(作詞:ジェリー伊藤、作曲・編曲:東海林修/1971年)2位:弘田三枝子『マイ・メモリィ』(作詞・作曲:弘田三枝子、編曲:鈴木宏昌/1977年)3位:いしだあゆみ『バイ・バイ・ジェット』(作詞:橋本淳、作曲:細野晴臣、編曲:萩田光雄、細野晴臣/1977年)4位:和田アキ子『私夢を見るの』(作詞・作曲:石津善之、編曲:馬飼野俊一/1973年)5位:あべ静江『長距離電話』(作詞:藤公之介、作曲:佐藤健、編曲:林哲司/1977年)6位:小川知子『別れてよかった』(作詞 : なかにし礼、作曲・編曲 : 川口真/1972年)6位:由紀さおり『ヴァリーエ』(作詞:山上路夫、作曲:S・リタルド、編曲:渋谷毅/1971年)6位:麻生よう子『逃避行』(作詞:千家和也、作曲:都倉俊一、編曲:馬飼野俊一/1974年)6位:岡崎友紀『グッドラック・アンド・グッドバイ』(作詞・作曲:荒井由実、編曲:萩田光雄/1976年)6位:桑江知子『Mr.Cool』(作詞:佐藤奈々子、作曲・編曲:小林泉美/1980年)【プロフィール】半田健人さん/俳優・歌手。1984(昭和59)年生まれ。『仮面ライダー555』(テレビ朝日系)で初主演。2014年に『せんちめんたる』をCD&LP同時発売。2017年全曲自宅録音『HOMEMADE』リリース。作曲家、タレントとして活動。ラジオ『林哲司・半田健人 昭和音楽堂』(SBS静岡放送、日曜21時~21時30分)に出演中。■田中稲さんの「昭和女性ポップス」マイベスト101位:岡田奈々『青春の坂道』(作詞原案:中司愛子、作詞:松本隆、作曲:森田公一、編曲:瀬尾一三/1976年)2位:和田アキ子『古い日記』(作詞:安井かずみ、作曲・編曲:馬飼野康二/1974年)3位:五輪真弓『恋人よ』(作詞・作曲:五輪真弓、編曲:船山基紀/1980年)4位:谷山浩子『まっくら森の歌』(作詞・作曲:谷山浩子、編曲:乾裕樹/1985年 NHK『みんなのうた』初出)5位:大貫妙子『黒のクレール』(作詞・作曲:大貫妙子、編曲:坂本龍一/1981年)6位:泰葉『フライディ・チャイナタウン』(作詞:荒木とよひさ、作曲:海老名泰葉、編曲:井上鑑/1981年)7位:山口百恵『絶体絶命』(作詞:阿木燿子、作曲:宇崎竜童、編曲:萩田光雄/1978年)8位:大場久美子『エトセトラ』(作詞:小林和子、作曲・編曲:萩田光雄/1978年)9位:中島みゆき『ファイト!』(作詞・作曲:中島みゆき、編曲:井上堯之/1983年)10位:高田みづえ『硝子坂』(作詞:島武実、作曲:宇崎竜童、編曲:馬飼野康二/1977年)【プロフィール】田中稲さん/昭和歌謡ライター。1969(昭和44)年生まれ。大阪を拠点に活動する昭和歌謡ライター。ほかにも、ドラマ、NHK紅白歌合戦、懐かしブームなども得意テーマとしている。著書に『昭和歌謡 出る単 1008語』(誠文堂新光社)など。CREA WEBにて『田中稲の勝手に再ブーム』、DANROにて『いつも心にぼっち曲』を連載中。■さにーさんの「昭和女性ポップス」マイベスト101位:和田アキ子『あの鐘を鳴らすのはあなた』(作詞:阿久悠、作曲・編曲:森田公一/1972年)2位:岩崎宏美『思秋期』(作詞:阿久悠、作曲・編曲:三木たかし/1977年)3位:ペドロ&カプリシャス『ジョニィへの伝言』(作詞:阿久悠、作曲・編曲:都倉俊一/1973年)4位:ちあきなおみ『夜へ急ぐ人』(作詞・作曲:友川かずき、編曲:宮川泰/1977年)5位:しばたはつみ『マイ・ラグジュアリー・ナイト』(作詞:来生えつこ、作曲:来生たかお、編曲:林哲司/1977年)6位:渡辺真知子『かもめが翔んだ日』(作詞:伊藤アキラ、作曲:渡辺真知子、編曲:船山基紀/1978年)7位:大橋純子『サファリ・ナイト』(作詞:竜真知子、作曲・編曲:佐藤健/1978年)8位:原田知世『天国にいちばん近い島』(作詞:康珍化、作曲:林哲司、編曲: 萩田光雄/1984年)9位:河合奈保子『ラブレター』(作詞:竜真知子、作曲:馬飼野康二、編曲:若草恵/1981年)10位:能瀬慶子『アテンション・プリーズ』(作詞:喜多條忠、作曲:浜田省吾、編曲:船山基紀/1979年)【プロフィール】さにーさん/1992(平成4)年生まれ。1970〜1980年代のヒット曲の情報サイト『あなたの知らない昭和ポップスの世界』を運営。昭和ポップスの魅力を伝えるため、ラジオやテレビにも出演。『らじるラボ』(NHKラジオ第1)で、『さにーのZOKKON!昭和ポップス』(毎月第2・第4金曜午前10時半~11時)を担当。──5位から3位までを見ていきましょう。半田:5位は、あべ静江さんの『長距離電話』(1977年)。フォーク路線のアルバム『TARGET』の翌年に出たシングル曲で、佐藤健さんと林哲司さんという、シティポップ派の2人がサウンド作りを担当しています。 4位は、和田アキ子さんの『私夢を見るの』(1973年)。アッコさんは日本におけるポップスの開拓者の1人で、R&B歌謡の歴史そのもの。ところがこの曲ではとてもアッコさんと思えない、ウイスパー系アッコの歌声が楽しめます。 3位がいしだあゆみさんの『バイ・バイ・ジェット』(1977年)。『アワー・コネクション』というアルバム収録曲。ティン・パン・アレイのサウンドとのマッチングを聴いてみてください。さにー:私の5位は、しばたはつみさんの『マイ・ラグジュアリー・ナイト』(1977年)。これはもう、映画音楽です。半田:来生たかおさんが認められた曲。この曲で売れてよかったと思いました。シティポップはイメージ的にはAOR(※)に近いと思いますが、作詞でAOR的なものといったら、日本では来生えつこさんの詞が、ちょっとそこに入るんじゃないかなと。【※/AORとは、1980年代の日本で用いられた音楽用語。Adult-Oriented Rock(アダルト・オリエンテッド・ロック=大人向けロック)の略語。ボズ・スキャッグスやスティーリー・ダン、クリストファー・クロスなどの楽曲がそれで、「ソフト&メロウ」「アダルト・コンテンポラリー」に近いニュアンスを持つ】さにー:来生えつこさんの小道具をピックアップするセンスがすごく好きです。4位は、ちあきなおみさんの『夜へ急ぐ人』(1977年)です。半田:これはまた、すごいのもってきたねー(笑い)。田中:実は私も入れようと思っていた曲です! 『NHK紅白歌合戦』で、この曲を歌ったときの映像を見ましたが、すごかったですよねー。さにー:女じゃなきゃ歌えない、妖気と情念ですよね。3位は、ペドロ&カプリシャスの『ジョニィへの伝言』(1973年)です。実は私、「登場人物が3人出てくる歌に佳曲多し!」っていう持論をもっていまして(笑い)。田中:おぉ! 『絶体絶命』(山口百恵)もそうだね(笑い)。さにー:いや~、伝言ソングって、どうしても登場人物は3人以上になると思うんですが、やっぱりいいですよね。結局、伝言する相手はいるけど、出てこないという……。半田:姿がないから伝わらない可能性も含んでいます。田中:そうなんです。それがまたロマンですね。私の5位は大貫妙子さんの『黒のクレール』(1981年)。サビを聴いて、子供ながらにびっくりした覚えがあるんです。「どこの国の曲だろ?」みたいな驚きというか……。さにー:何か神聖な感じがしますよね。田中:そう。お伽の国みたいなイメージがよかった。それは、4位に挙げた谷山浩子さんの『まっくら森の歌』(1985年)にも通じるんですよ。半田:大貫さんって、教授(坂本龍一)のプロデュースが入ってるから、垢抜けているイメージがありますね。田中:そうですね。谷山さんは私の神なんです。『オールナイトニッポン』(ニッポン放送、1982~1986年)をやっていたのですが、おしゃべりもとてもうまいんですよね。半田:そう。地声がかわいくて歌声もかわいいけど、曲は不思議っていうね(笑い)。田中:哲学的というか。なんかこう、穴にはまってグルグル落ちていくっていうか。この曲も『みんなのうた』(NHK)でハマり、アルバムを買いあさって、つらいときに聴きまくり、この曲をきっかけに、アルバムを1から10まで聴く喜びを知りました。 そして3位が五輪真弓さんの『恋人よ』(1980年)。これはもう『ザ・ベストテン』で初めて聴いたとき、家族全員止まった、みたいな(笑い)。さにー そうなんですか!半田:そういう感想っていうのが、やっぱり歌の持つ真実なんだろうと思いますね。田中:大失恋した気分を疑似体験させてくれる曲ですね。取材・文/北武司 撮影/浅野剛※女性セブン2021年5月20・28日号
2021.05.12 16:00
女性セブン

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