小泉今日子は“シンプル姫”、飯島直子は“デコラ姫”、
天海祐希は“シンプルズカ”、米倉涼子は“デコラズカ”の顔タイプ
有名人で例をあげてみると、わかりやすい。
【シンプルズカ】全体的に凜とした雰囲気
□スッキリとした平面的な顔立ち
□小ぶりで細い顔のパーツ
□髪は細く黒めの色が似合う
□知的でクール
◆有名人でいえば、小雪、天海祐希、石田ゆり子、木村佳乃、木村多江、草刈民代、戸田恵子など
【デコラズカ系】華やかでカッコいい雰囲気
□顔のパーツが大きい
□目鼻立ちが角ばっている
□眉やまつ毛がしっかりある
□堂々としたアネゴタイプ
◆有名人でいえば、大地真央、米倉涼子、萬田久子、夏木マリ、杉本彩、工藤静香、鈴木保奈美など
【シンプル姫系】アイドルのようなかわいい雰囲気
□顔のパーツが小ぶり
□目鼻立ちが丸い印象
□瞳が薄茶色
□可憐さがあり、若く見られる
◆有名人でいえば、伊藤蘭、黒木瞳、原田知世、YOU、桃井かおり、南果歩、阿川佐和子、小泉今日子など
【デコラ姫系】あでやかで女っぽい雰囲気
□顔のパーツが大きい
□目鼻立ちに丸みがある
□立体感がある顔立ち
□女度が高く華やか
◆有名人でいえば、加賀まりこ、風吹ジュン、高橋惠子、飯島直子、鈴木京香、中尾ミエ、草笛光子など
さらに、自分の顔立ちのタイプを知ったうえで、あかぬける雰囲気づくりのポイントがあるという。
「年齢を重ねると、自分の個性やタイプがどうしてもより濃く煮詰まってきます。なので、もともと自分のもっている要素とは逆の要素をあえてプラスしてみる。すると、すっきりとあかぬけた感じになることに気づいたんです。私の周りの素敵な方たちを見ても、そうなんですよ」
対極の要素を入れることで、その人の個性を洗練させ際立たせることができるというのだ。山本さんはこれを「クロスの法則」と名付け、「おぜんざいに添えられている塩昆布、スイカにかけるお塩」と表現する。まさにこれは「補色」の効果とも言える。
補色とは、黄色と青、赤と緑、などのように対極にある関係の色を指す。コントラストが強く、美しさを際立たせ人目を引く組み合わせで、デザインなどにもよく使われている。
対極の要素の取り入れ方を、メイクやファッションでどうするかというと、その具体的な方法は、
「自分の顔タイプの対角線上にある要素を取り入れればいいのです。シンプル姫系ならデコラズカ系のかっこいい要素を、デコラズカ系ならシンプル姫系のかわいらしい要素をプラス。また、シンプルズカ系ならデコラ姫系のゴージャスな要素を、デコラ姫系ならシンプルズカ系のすっきりとした上品な要素をプラスしてみてください。
たとえば、シンプルズカ系なら、髪にカールをつけてボリュームを出したり、マスカラをしっかりつけて目を大きく強調して見せるメイクをしたり。ゴールドのアクセサリーや柄物のシャツを身に着けるなど、華やかな要素を少しプラスします」
こういった意識をもってコーディネートやメイクをすると、洗練された印象が醸し出される。