芸能
2011.01.04 10:00 週刊ポスト
タレントの人気低下でもギャラはなかなか下がらないテレビ界
栄枯盛衰の芸能界で、タレントの「格」を如実に表わすのが「ギャラ」だ。当然ながら大物であればあるほどギャラは高騰するし、若手の無名タレントなら雀の涙となる。しかし、高額ギャラの芸能人を使えば必ずしも視聴率が上がるというわけではないのが難しいところ。某キー局で多くのドラマを担当するプロデューサーがいう。
「出演ギャラは、タレントの実績と、事務所と局の付き合いを考慮しつつ毎回個別に決定します。だからタレントの人気が下がっても、人間関係もあってギャラのほうはなかなか下げられない。高い女優を使っても数字(視聴率)に結びつかない場合は結構あるんです」
いまやテレビ業界は空前の大不況。そんな“ハズレ”のタレントに高いカネを払っている余裕はない。そのため各局ともキャスティングには苦労しているのだが、その中で最も参考にしているのが、大手広告代理店などがCM出演料の設定などのために独自に算出している「潜在視聴率」だ。潜在視聴率とは、そのタレントが出演した際に獲得できると推測される「持ち視聴率」のことを指す。
「我々は、広告代理店やリサーチ会社が作成した各タレントの潜在視聴率と平均ギャラを比較しながら、“損か得か”を判断し、キャスティングをしているんです」(前出プロデューサー)
※週刊ポスト2011年1月21日号
関連記事
トピックス

ひらめと川崎鷹也が語った「売れた後の不安」と「プレッシャー」
NEWSポストセブン

二宮和也、パパに! 幸せの背景に西島秀俊夫妻のアドバイス
NEWSポストセブン

『天国と地獄』、なぜ視聴率で独走? 光る「総合点の高さ」
NEWSポストセブン

美容・ファッション業界に残る「顔採用」 いつ改められるのか
NEWSポストセブン

「ハロプロ最強美少女」上國料萌衣に期待される「起爆剤」役
NEWSポストセブン

離婚成立KEIKOが告白 小室哲哉の不倫会見で「許せなかったこと」
女性セブン

福原愛の横浜不倫デート1日目の全貌 ソフトクリームを「あーん」も
NEWSポストセブン

福原愛、横浜不倫デート2日目の全貌 仲良くパンケーキを堪能
NEWSポストセブン