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青春18きっぷで家族を大阪帰省させる鉄ヲタ夫に呆れる妻

全国から次々と寄せられるバカ夫に悩まされる妻たちの悲鳴! 東京都在住のOさん(37)は鉄道バカ夫(35)に振り回されているという。

* * *
うちは連休のたびに家族で出かけるから「優しいパパでいいわねぇ」と、私の親までいうの。その実態をよくよく説明すると、みんな口をつぐむけどね。

夫はいわゆる鉄道マニアの“鉄ちゃん”。JRの普通列車と快速限定の「青春18きっぷ」(2300円の1日券×5回分)が大好きなの。息子が保育園の年少のとき「これで大阪へ帰ろうよ。朝、東京を出発すれば夕方には着くから」と夫に熱心に口説かれ、つい。帰省のたび、新幹線のチケット代に頭を痛めていた私はチケットの安さ(3人分で、2300円×3=6900円)にグラッときたのよ。

確かに夫のいう通り、東京駅発午前7時台の東海道本線に乗ったら夕方5時前に大阪に着いたわ。でも、その間に10分以内の乗り継ぎで5本以上も電車に乗るなんてことは聞いてないよ。乗り換えるたびに、夫に「ほら、走って」って急かされてさ。ペットボトルのお茶も、駅弁も買えない。息子が「疲れたぁ。お腹すいた~」と半ベソかいても「もう少し、もうちょっと」ってニコニコ顔なのよ。

それで「あああ、ドクターイエローだぁ。見ろ、あれは“幻の黄色い新幹線”だぞっ。あああ!」って、聞いたこともない車両の名前を叫ばれてごらんって。私は息子の手を引っ張って、夫の横からスーッと離れたわ。

※女性セブン2011年4月21日号

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