女性をかわいく、セクシーに撮影するためにはどんなテクニックが必要なのか? AKB48のお姉さん的グループ・SDN48をモデルにした『男のデジイチ教本「女の撮り方」』(小学館刊)でプロの撮影テクニックを披露したカメラマン渡辺達生氏が、実際の写真をもとに解説する。第4回は撮影現場の光について。
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撮影場所がちょっと暗かったりすると、すぐに、ストロボやレフ板をどう入れようか? と考える人はいませんか。ストロボやレフ板のことを考える前に、やらなければならないことがあります。それは、現場の光をよく見ることです。まず、目の前にある光を注意深く見て、その光を最大限に利用するのが、ナチュラルな写真を撮る近道なのです。
よく、レフ板の光が当たりすぎて、顔が不自然にテカってしまっている写真を見かけますが、顔は明るくすればイイというものではありません。その場の光を利用して、その場に溶け込ませるようにすることが大事なのです。
「色かぶり」についても、必要以上に気にする人がいますが、私は積極的に利用するタイプです。シャドーの色かぶりだって立派なメイン光になります。その場の光の色というものは、作ろうにも作れません。そういう自然な色を補正してしまうから、不自然な写真になってしまうのです。
現場の光、色を生かすようにすれば、写真のバリエーションも一気に広がるはずです。
撮影■渡辺達生
【モデルプロフィール】
佐藤由加理(さとう・ゆかり)1988年11月22日生まれ。身長161cm・B76・W59・H82。
2005年12月よりAKB48チームAメンバーとして活動。2009年8月よりSDN48で活動開始。メンバーの誰からも好かれるSDN48きっての癒しキャラ。公式ブログ(http://gree.jp/sato_yukari/)