芸能

『マルモのおきて』 マルモ役が反町隆史ならヒットしてなかった

 いま大ブームになっているドラマ『マルモのおきて』(フジテレビ系、毎週日曜午後9時~)。7月3日放送予定の最終回では、一家が温泉旅行に出かけ、その後、マルモが双子の姉弟(芦田愛菜、鈴木福)に、ある話を切り出すという注目のストーリーが展開していく。

 毎回、涙を流しながら見ている女性の視聴者が多いといわれるが、実は男性の視聴者も多く“マルモ泣き男子”も急増中とか。

 男性からは、マルモ役の阿部サダヲ(41)を支持する声が多い。毎回、涙を流しながら見ているという30代のサラリーマンは「マルモは、子供に手をあげてしまったり、決して完璧じゃないけど、子供のためにいつも精いっぱい。阿部さんの演技は、そのがむしゃらな姿がズバズバ伝わってくる」とその魅力を語る。

「阿部さんって、あのルックスからしても、自分たちの周りにもいそうな普通のアラフォーのオヤジ。イケてないシーンを見ると、“こういうことって自分もある”“わかるよ~”って思えるんですよ」(40代のサラリーマン)なんて声も。

 マルモは、親友の遺児である双子の姉弟を引き取り“父親”として、家事や子育てに奮闘するが、阿部はその姿を、ときにアツく、ときにコミカルに演じている。男性からは、そんな阿部の演技が共感を呼んでいるようだ。

 ドラマウオッチャーの北川昌弘さんが解説する。

「子役ふたりのパワーもありますが、ヒットしたのはやはり阿部さんの力も大きいと思いますね。今クールでは、同じく家族愛をテーマにした『グッドライフ』(フジテレビ系)で反町隆史さんが父親役を演じていましたが、仮にマルモ役が反町さんだったら、こんなにヒットしてたでしょうか。どこか無難な作品に終わってしまったように思います。“どこにでもいる平凡な男”が家族に起こる問題を悪戦苦闘しながら乗り越えていく、そんな“父親像”は二枚目の役者よりも、阿部さんのほうがハマリ役といえますね。男性視聴者もそんな阿部さんの姿を、自分に置き換えて見ているのではないでしょうか。阿部さんならではの幅広い演技力も、多くの視聴者から支持を集める要因ですね」

 これまでの最高視聴率は17.2%。最終回でどこまで伸ばすのかも注目される。

関連記事

トピックス

デコピンを抱えて試合を観戦する真美子さん(時事通信フォト)
《真美子さんが“晴れ舞台”に選んだハイブラワンピ》大谷翔平、MVP受賞を見届けた“TPOわきまえファッション”【デコピンコーデが話題】
NEWSポストセブン
【白鵬氏が九州場所に姿を見せるのか】元弟子の草野が「義ノ富士」に改名し、「鵬」よりも「富士」を選んだことに危機感を抱いた可能性 「協会幹部は朝青龍の前例もあるだけにピリピリムード」と関係者
【白鵬氏が九州場所に姿を見せるのか】元弟子の草野が「義ノ富士」に改名し、「鵬」よりも「富士」を選んだことに危機感を抱いた可能性 「協会幹部は朝青龍の前例もあるだけにピリピリムード」と関係者
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組・司忍組長2月引退》“竹内七代目”誕生の分岐点は「司組長の誕生日」か 抗争終結宣言後も飛び交う「情報戦」 
NEWSポストセブン
部下と“ホテル密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(時事通信フォト/目撃者提供)
《前橋・小川市長が出直し選挙での「出馬」を明言》「ベッドは使ってはいないですけど…」「これは許していただきたい」市長が市民対話会で釈明、市議らは辞職を勧告も 
NEWSポストセブン
活動を再開する河下楽
《独占告白》元関西ジュニア・河下楽、アルバイト掛け持ち生活のなか活動再開へ…退所きっかけとなった騒動については「本当に申し訳ないです」
NEWSポストセブン
ハワイ別荘の裁判が長期化している
《MVP受賞のウラで》大谷翔平、ハワイ別荘泥沼訴訟は長期化か…“真美子さんの誕生日直前に審問”が決定、大谷側は「カウンター訴訟」可能性を明記
NEWSポストセブン
11月1日、学習院大学の学園祭に足を運ばれた愛子さま(時事通信フォト)
《ひっきりなしにイケメンたちが》愛子さま、スマホとパンフを手にテンション爆アゲ…母校の学祭で“メンズアイドル”のパフォーマンスをご観覧
NEWSポストセブン
維新に新たな公金還流疑惑(左から吉村洋文・代表、藤田文武・共同代表/時事通信フォト)
【スクープ!新たな公金還流疑惑】藤田文武・共同代表ほか「維新の会」議員が党広報局長の“身内のデザイン会社”に約948万円を支出、うち約310万円が公金 党本部は「還流にはあたらない」
NEWSポストセブン
部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(左・時事通信フォト)
《ほっそりスタイルに》“ラブホ通い詰め”報道の前橋・小川晶市長のSNSに“異変”…支援団体幹部は「俺はこれから逆襲すべきだと思ってる」
NEWSポストセブン
東京・国立駅
《積水10億円解体マンションがついに更地に》現場責任者が“涙ながらの謝罪行脚” 解体の裏側と住民たちの本音「いつできるんだろうね」と楽しみにしていたくらい
NEWSポストセブン
今季のナ・リーグ最優秀選手(MVP)に満票で選出され史上初の快挙を成し遂げた大谷翔平、妻の真美子さん(時事通信フォト)
《なぜ真美子さんにキスしないのか》大谷翔平、MVP受賞の瞬間に見せた動きに海外ファンが違和感を持つ理由【海外メディアが指摘】
NEWSポストセブン
柄本時生と前妻・入来茉里(左/公式YouTubeチャンネルより、右/Instagramより)
《さとうほなみと再婚》前妻・入来茉里は離婚後に卵子凍結を公表…柄本時生の活躍の裏で抱えていた“複雑な感情” 久々のグラビア挑戦の背景
NEWSポストセブン