国内
2011.07.26 07:00 週刊ポスト
ドラマ『下町ロケット』出演 寺島しのぶの佇まいを著者絶賛

『下町ロケット』の著者・池井戸潤氏
第145回直木賞を受賞した池井戸潤氏の『下町ロケット』(小学館)。2008~2009年に『週刊ポスト』に連載された同作は受賞に先駆けてWOWOWでのドラマ化が決定。過日、池井戸氏は仕事の合間をぬって、撮影現場へ陣中見舞いに訪れた。
現場ではキーマンのひとり、弁護士役の女優・寺島しのぶとの初対面も果たした。原作では男性弁護士の設定だが、凛とした寺島の佇まいに「このまま法廷に立っていそう。非常にはまっている」と絶賛。「こんなことなら、最初から女性にしておけばよかったかな」とのコメントも。
「小説とは正反対の映像アプローチを見ることは、同じクリエーターとして新鮮です。ドラマならではの、面白さを期待しています」
映像の迫力を賞賛する一方、小説のアプローチは、目には見えない人間の心情描写にあると語る。
「僕自身にとって小説とは、“人を描く”ということ。そして自分が読みたいと思う小説を書いている。『下町ロケット』も、そのひとつです」
子供の頃からミステリーやエンターテインメント小説が大好きだった。少年時代の夢を叶え、人気作家となった現在も変わらず、小説を愛する心が原動力だと語る。原稿を執筆しながら感動し、泣くこともあるそうだ。
自らが純粋に作品を楽しんでいるからこそ、池井戸氏の小説は人々の心を深く揺さぶるのだろう。
撮影■丹羽敏通
※週刊ポスト2011年8月5日号
関連記事
トピックス

正論か、暴論か 「東京五輪開催できる」という人に根拠を聞いてみた
週刊ポスト

小倉優子、まるで20代のルックス「12分5万円」のエステ効果か
女性セブン

5年ぶり全日本制覇の石川佳純 “かすみん”努力の軌跡を振り返る
女性セブン

眞子さま結婚問題「天皇皇后両陛下と小室さんは一生会わない」事態も
女性セブン

ジャニーズJr.22才定年の衝撃 芸能界に「年齢制限」はあるのか
女性セブン

「とくダネ」後番組MCの谷原章介 大争奪戦で朝の顔に決まるまで
女性セブン

カレーの日対談 椎名誠×幸村しゅう「カレーは共通項ある食べ物だ」
NEWSポストセブン

嵐・松本潤と相葉雅紀、極秘会食 2人だけで22年間の打ち上げ
NEWSポストセブン