寺島しのぶ一覧

【寺島しのぶ】に関するニュースを集めたページです。

がっちりした体型がわかる白Tシャツの海老蔵
海老蔵、YouTubeで「長女推し」 背景に梨園の改革へ思いも
 画面中央には、ポニーテールの女の子の後ろ姿。遅れて登場した男性が目の前に座ると、まるでニュース番組のようにインタビューが始まった。 アナウンサー役の女の子の「なんで毎日サンダルを履いているんですか?」といった無邪気な質問に、顔をほころばせながら答えるのは市川海老蔵(42才)。質問するのは長女の麗禾ちゃん(れいか・8才)だ。その声の柔らかさは、どことなくアナウンサーだった亡き母・小林麻央さん(享年34)を思わせる──。 海老蔵が6月3日に開設したYouTubeチャンネルでは、長男勸玄くん(7才)と相撲を取る様子や、麗禾ちゃんと100円ショップで買い物を楽しむ様子などがアップされており、すでに登録者数が16万人を超える(6月22日現在)人気チャンネルだ。歌舞伎関係者はこう語る。「配信動画のラインアップの中では、顔は見せなくても麗禾ちゃんが中心で取り上げられているものが意外に多い。そこには、“姉弟格差”を埋めてあげたいという海老蔵さんの思いがうかがえます」 2019年7月に初舞台を踏んだ勸玄くんは“かんかん”の愛称で親しまれ、歌舞伎ファンだけでなく、若い女性や子育て中のママ世代からも大人気。海老蔵も勸玄くんが稽古を積む様子をSNSで積極的に発信している。「昨年1月、海老蔵さんの十三代目市川團十郎白猿襲名と同時に、勸玄くんが八代目市川新之助を襲名することが発表されました。歌舞伎界きっての名門・成田屋の後継者として、勸玄くんはすでにレールを歩み始めているのです」(前出・歌舞伎関係者) 一方の麗禾ちゃんも、歌舞伎が大好きで、インスタグラムでは勸玄くんと一緒に練習する様子も見られる。「2018年1月の初春歌舞伎公演の『日本むかし話』では、かぐや姫を見事に演じきり、海老蔵さんも大喜び。新型コロナがなければ、5月から行われる予定だった『十三代目市川團十郎白猿襲名披露』興行にも出演する予定でした」(別の歌舞伎関係者) しかし歌舞伎界には「女性は子役でしか舞台に立てない」という「掟」がある。 歌舞伎の名門・高麗屋に生まれた松たか子(43才)も、同じく名門・音羽屋の長女・寺島しのぶ(47才)も、それゆえ歌舞伎役者ではなく、女優の道を選ばざるを得なかった。「生まれたときから家族も周囲も歌舞伎一色。幼少の頃の松さんのいちばんの遊びは“歌舞伎ごっこ”で、雑誌『演劇界』をボロボロになるまで何度も読み、ほとんどの演目の名ぜりふを諳んじられるほどだったそうです。寺島さんも幼い頃から父・尾上菊五郎さんと同じ舞台に立つことを夢見ていたと公言しています。しかし、成長するにつれ、それが決して実現できない“夢”であることを思い知った」(前出・歌舞伎関係者) そんな女性たちの苦悩を目にしてか、海老蔵のなかには「梨園はこのままでいいのか」という強い思いがあるようだ。 2017年2月、「六本木歌舞伎『座頭市』」で主役を務めた海老蔵が、相手方に指名したのは寺島しのぶ。そのとき、海老蔵はこう話していた。「歌舞伎がいまの形になってから2~300年という月日が経って、そろそろ考え直す時期(中略)性別を理由に女性が歌舞伎をできないことが、ぼくにはわからなかった」 冒頭の動画で、麗禾ちゃんは、父と弟の襲名披露が新型コロナの影響で延期されたことについて「どんな気持ち?」と質問。それに対して海老蔵は「いまは一歩足を止め、新しい時代が来る、新しいことが起こる。そして過去の大切なものはちゃんと残していく。精査する。自分が判断して冷静に考える時間だと思う」と噛みしめるように語った。 パパの“難しい回答”にも熱心に耳を傾け、「ありがとうございました」とお礼を言った麗禾ちゃん。いつかきっと、この言葉に込められた父の真意が大人になった彼女を舞台に上げる日がくるだろう。※女性セブン2020年7月9日号
2020.06.27 07:00
女性セブン
大ヒットしている『愛の不時着』(Netflix公式HPより)
『愛の不時着』、気持ちをざわつかせるタイトルの妙
 Netflixで2月から配信され大ヒットしている韓国ドラマ『愛の不時着』。今、ハマる人が続出中だ。コラムニストのペリー荻野さんが、そのタイトルについて考察してみた。 * * * 朝日新聞の天声人語でも取り上げられるなど、話題沸騰中の韓国ドラマ『愛の不時着』。遅ればせながら、私も「なるほど」「うーん、そこまで」とうなりながら視聴中だ。 物語は、韓国の財閥令嬢が、パラグライダーの事故で北朝鮮に不時着。そこで二枚目の将校に出会い、さまざまな困難に遭遇しつつも、二人は激しく惹かれあう…というもの。まさに二人は北と南のロミオとジュリエット。回を重ねるごとに盛り上がるのは、さすが韓国ドラマという気がするが、ここでつくづく考えたのは、タイトルの妙である。 まず、「不時着」と聞いただけで気持ちをざわつかせるものがある。そこに「愛の」とついたら大変だ。もともと「愛の」は、すべてをドラマチックにする魔法の言葉。「愛のたわし」でも「愛のつま先」でも、「愛の」があるだけで、めまいを巻き起こしそうである。 この言葉にいち早く目を付けたのが、60年代から続いた昼ドラの世界で、TBS系のシリーズ枠タイトルはズバリ『愛の劇場』。また、『タモリ倶楽部』では80年代にタモリと女優によるエッチ妄想ミニドラマ『愛のさざなみ』『愛のさすらい』が放送されていた。 もちろん、日本のドラマにも「愛の」がついた名作ドラマはある。たとえば、1986年にヒットした昼ドラの『愛の嵐』。孤児として育った青年猛(渡辺裕之)が、奉公先のお嬢様ひかる(田中美佐子)と恋に落ちるが、結局、彼女は金持ちと結婚。戦争の激動後、死んだと思われていた猛は、成り上がり男となって現れる。おお、ドラマチック。原作はエミリー・ブロンテの『嵐が丘』。「猛…はっきりしないと、ひかる、あいつにとられちゃうわよ」上目遣いの美佐子お嬢様が懐かしい。ちなみにこのころから、渡辺裕之は日焼けワイルド系であった。このドラマは後に『新・愛の嵐』として、要潤・藤谷美紀コンビでリメイクされた。 もうひとつの名作といえば、『愛の流刑地』だ。スランプの恋愛小説家(岸谷五朗)が、こどものいる人妻(高岡早紀)と出会い、逢瀬を重ねる。結果、男は性愛の最中に彼女を死なせてしまい、裁判が始まる。渡辺淳一の原作小説は新聞連載中から大きな反響を呼び、「愛ルケ」ブームを巻き起こした。 2007年、ドラマに先駆けて豊川悦司・寺島しのぶで映画版が公開された際、私はコラム執筆のため、朝10時から映画館で観ることになったが、とても朝から観る内容とは思えなかったのに、シニアで満席でびっくりした記憶がある。いやいや、すごかった「愛ルケ」パワー。 と、ここまで書いて、やっぱりタイトル力に驚く『愛の不時着』。それは「不時着」がたとえでもイメージでもなく、実際にヒロインの身に起こるということだ。「不時着したような愛」とか「愛は不時着に似ている」とかではなく、ホントに不時着しましたから!という迫力に観る者はぐいぐい引っ張られる。なお、このドラマの英語タイトルは『Crash Landing on You』。直訳すると「あなたに不時着」ってこと? こちらもナイス。
2020.06.16 16:00
NEWSポストセブン
エール、まんぷく…朝ドラに「三姉妹」登場の効果と狙いは?
エール、まんぷく…朝ドラに「三姉妹」登場の効果と狙いは?
 東京五輪の『オリンピック・マーチ』など、多くの名曲を作曲した古関裕而氏をモデルにしたNHK連続テレビ小説『エール』。窪田正孝は主人公を演じ、ヒロインが二階堂ふみだ。二階堂の役、姉と妹がいる三姉妹なのだが、実は朝ドラで三姉妹が登場する作品は数多い。三姉妹が登場する朝ドラについてコラムニストのペリー荻野さんが解説する。 * * * そんなわけで、朝ドラ『エール』では、いよいよ主人公の古山裕一(窪田正孝)が成長した音(二階堂ふみ)と出会う展開になっている。豊橋で馬具の製造販売をする関内家の次女である音の夢はプロの歌手になること。 性格はとにかくくっきりはっきり。きれいな着物姿でお見合いに臨んだものの、髪飾りをぶるんぶるんと揺らしながら、「私は男のうしろを歩くつもりはないから。それが私の信条、いいか!!」と相手の胸倉をつかんで言い放つ。おお、言ってくれる。歴代朝ドラヒロインの中でもかなり上位の暴れん坊である。 ここで気になるのは、音が三姉妹であること。実は朝ドラのヒロインは、結構、三姉妹率が高いのである。 前作、『スカーレット』も、主人公喜美子(戸田恵梨香)が長女、次女直子(桜庭ななみ)、三女百合子(福田麻由子)の三姉妹だった。『まんぷく』は、長女(内田有紀)、次女(松下奈緒)、三女(安藤サクラ)、『とと姉ちゃん』もとと姉ちゃんこと高畑充希と相楽樹、杉咲花が三姉妹。『花子とアン』も花子(吉高由里子)ともも(土屋太鳳)、かよ(黒木華)が三姉妹ということで話題になった。 他にもコシノ三姉妹の母をモデルとした『カーネーション』では主人公(尾野真千子)が生み育てた娘三人が世界的に活躍するデザイナーになるし、『純情きらり』は、長女が寺島しのぶ、次女が井川遥、三女が主人公宮崎あおいであった。 三姉妹が登場するドラマの面白さと強みは、キャラクターにバリエーションでできること。三人それぞれに性格は違うし、人生もいろいろ。三人いれば、そのうち一人くらいは「こういう人、いるいる」と共感もされやすいし、パートナーとの出会い、別れ、こどもたちもことも含めて、話がにぎやかになる。肉親だけに姉妹が起こすトラブルもヒロインは無視できない。『スカーレット』のようにオリジナルストーリーならば、なおさら自由自在だ。思えば、このドラマでは、地道な働き者のヒロインとまじめな三女の間にはさまれた次女直子が暴れん坊で少女時代は父親(北村一輝)と激突、おとなになるとヒョウ柄を愛用するおばちゃんキャラになってブイブイ言わせていた。デビュー当初の楚々としたイメージを蹴破った桜庭ななみの言動が、ドラマに躍動感をもたらしたといえる。 私は脚本家を取材する中で「話数の多い朝ドラは、キャラの立つ登場人物を多くしないとネタ切れになる」という話を聞いたことがある。確かに土曜の放送がなくなったとはいえ、ざっと120話ある朝ドラでヒロインに毎回人生の大事件が起こるというわけにもいかない。 そんなとき、仲良し姉妹は強い味方だ。『エール』の関内家三姉妹は、音の姉の吟(松井玲奈)はすてきな男性と幸せになりたいと願い、妹の梅(森七菜)は文学好きで小説家になることを夢見ている。主人公の裕一がぼんやりと気弱な人物だけに、これからは音がドラマをぐいぐい進めていきそうだ。そこに姉妹がどうからむか。新たな朝ドラ三姉妹伝説を作ってほしい。
2020.04.21 16:00
NEWSポストセブン
『いだてん』、存在感が際立つ“Wしのぶ” 別役で再登板も?
『いだてん』、存在感が際立つ“Wしのぶ” 別役で再登板も?
 視聴率低迷に苦しむNHK大河ドラマ『いだてん』だが、注目すべきポイントは実は多い。その演技で存在感を見せているのは、大竹しのぶ、寺島しのぶという“Wしのぶ”だ。時代劇研究家でコラムニストのペリー荻野さんが解説する。 * * * 大河ドラマ『いだてん』には、明治・大正期と昭和30年代、ふたつの時代をめまぐるしく行き来したり、語り担当の古今亭志ん生(ビートたけし、森山未來)が毎回出てくるなど、これまでの「大河ドラマ」とは一味違う特長がいろいろある。 しかし、『いだてん』が過去の大河ドラマと一番違うのは、登場人物がかなりのおっちょこちょいということである。そもそも序盤、「大日本体育協会」の嘉納治五郎(役所広司)はほとんどその場の勢いで「参加します!!」と日本のオリンピック初参加を決めてしまう。その嘉納先生に憧れる主人公・金栗四三(中村勘九郎)も、ストックホルム五輪に自腹で参加、8年後のアントワープ五輪の際には、結婚したこともひた隠しにし、勤務していた学校を勝手に辞めてしまう。 このほか、若き志ん生は浜松あたりでフラフラしてるし、四三の親友の美川(勝地涼)は浅草の遊女とワケありで四三の下宿に転がり込んでいる。おろおろ&うろうろ。戦国時代の物語だったら、全員、とっくに切腹か討ち取られていただろう。 そんな男たちのおろおろをどっしりした柱のごとく支えているのが、ふたりの「しのぶ」。四三の養母となった池部幾江(大竹しのぶ)と海外で女子体育を学んできた二階堂トクヨ(寺島しのぶ)である。 幾江は、地元熊本の名家・池部家を女手一つで取り仕切るゴッドマザー。いつも口をへの字にして、髪を結いあげ、和装で男たちににらみをきかせるその姿は、まるで「ひとり犬神家の一族」である。東京で「オリンピックバカ」生活を続ける四三の動向を知るたびに憤慨し、そのうっぷんを近所に住む四三の兄・実次(中村獅童)にぶつけにくる。「さねつぐぅぅぅぅ!!」 地に轟くようなこんな声を大竹しのぶが持っていたとは。あまりの迫力に実次は即座に平謝り。幾江から「まだ、何も言っとらん!!」と叱られる始末。宮藤官九郎の筆は、こういう場面で冴え渡る。 大竹しのぶといえば、1999年の大河ドラマ『元禄繚乱』で、勘九郎の父、故・中村勘三郎演じる大石内蔵助の妻・りくだったことを思い出す。しっかり者の嫁りくは、「しっかりなされませ」とどこかぼんやりした内蔵助のふんどしをきりりと締めつけていた。当時から大河の隠れた柱だったのだ。 一方、寺島しのぶが演じるトクヨは軽やかなダンスなど先進的な女子体育教育を推進しつつ、アントワープで惨敗した日本選手団を糾弾。丸眼鏡が三角に見える勢いでしかりつける。まじめに怒れば怒るほど、なぜか面白い。『アルプスの少女ハイジ』のロッテンマイヤーさんか。 こうなると気になるのは、昭和篇で、Wしのぶを超える「柱」が出てくるかということだ。昭和の主人公・田畑政治(阿部サダヲ)も偉業を遺したとはいえ、現場ではかなりのおろおろ男。きりりと引き締める存在がいないと、ドラマ全体が落ち着かないだろう。 もしかして、またしのぶが別の役で出てくるとか? 先日の回で、森山未來が志ん生一家の三人(志ん生と息子の金原亭馬生、古今亭朝太)をひとりですべて演じたのには、びっくりしたが、それを考えれば、しのぶ再登板などは、どってことない! しのぶはやります。どちらのしのぶも。
2019.06.02 16:00
NEWSポストセブン
長男が公立中に進学したジャガー横田
ジャガー横田長男も 芸能人が子供を公立に進学させる理由
 ジャガー横田(57才)と医師の木下博勝さん(51才)夫妻の長男・大維志くん(12才)の“進路”に注目が集まっている。 大維志くんといえば、朝の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)が150日間にわたって中学受験に密着。放送回を重ねるごとに注目を集め、大人気企画となった。希望する私立中学には不合格だったが、“滑り止め”の私立中学に合格した。 しかし、5月15日配信のNEWSポストセブンの記事「私立合格のジャガー横田の長男、公立中へ越境進学の理由」によれば、最終的には都内にある公立中学校への進学を決めた。合格した私立中学の保護者から“テレビでさんざん滑り止めと言われ、他の生徒がやる気をなくしてしまう”というクレームがあったことなどが原因という。 ネット上では「確かに滑り止めの第3希望の中学校なんて言われたら、通ってる子はたまったもんじゃないな」などさまざまな声が上がった。子供の受験を番組化することへの批判の声も多かった。 公立中を選択したジャガー一家には、「確かに偏差値の低い私立なら偏差値高く受験対策できる公立に行ったほうがいいかも」、「越境で通ってる公立中は魅力的ですね!勉強にスイッチ入ったようですから環境がそろえば受験のプレッシャーがあった方が絶対に彼は伸びるでしょう」と支持する声もあった。 実は大維志くんのケースのように、芸能人が自分の子供を公立の小学校、中学校に進学させるケースが増えている。 かつては、芸能人の子供は私立の一貫校に進学させるケースが多かった。最近でも、小倉優子、井川遥、石田純一・東尾理子夫妻、寺島しのぶらの子供が私立の有名小学校に進学させたことが報じられたばかり。今も私立校が人気であるのは間違いないが、“あえて公立”という芸能人も増えているのだ。 これまで報じられた中では、辻希美・杉浦太陽夫妻、庄司智春・藤本美貴夫妻、谷原章介、瑛太・木村カエラ夫妻らが子供を公立小に通わせているという。経済力のある芸能人なら有名幼稚園に通わせて、お受験して有名小学校に進学という道もあったはず。彼らはなぜ子供を公立に通わせるのか?「大維志くんの場合は、進学先の親からのクレームという特殊なケースといえますが、芸能人が子供を公立に通わせることのメリットもあるんです。私立なら、バザーなど学校行事への参加や学校への送り迎えが必須だったり、給食のない学校ではお弁当作りをしなければいけなかったりして、時間的に不規則な芸能活動をしながら両立させるのは簡単じゃないんです。公立ならそうした負担が少ないので、芸能活動への影響を軽減できるんです。それに最近では、中学受験への対策をしている人気の公立校もありますし、そうした地域に引っ越して通わせるという選択肢だってありますからね」(芸能関係者)  今やどの学校に“芸能人の子供”がいても珍しくないのだ。
2019.05.21 16:00
NEWSポストセブン
好感度大だった小倉優子の装い
入学式ファッションの評価 小倉優子は好感度大、井川遥は?
 4月といえば、入学式の季節。記念すべき我が子の門出を存分に祝いたいと思いつつも、これから長く続くママ友たちとの関係を気にして、「どんな服装で出席すればいいのだろう…」と悩むママたちも多いのではないだろうか。 それはおそらく“有名人ママたち“も同じことだろう。NEWSポストセブンでは「小倉優子、井川遥、丸川珠代… 名門小学校での入学式姿」(4月11日配信)という記事で有名人ママたちの入学式ファッションを紹介。都内の某名門小学校に向かう小倉優子、井川遥、寺島しのぶ、丸川珠代、東尾理子の5人の姿は、あまり目立たぬようにとの気遣いからか、いずれもとてもシックな装いとなっていた。 そんな有名人ママたちのファッションの中で、特にネット上での評判が良かったのが小倉優子だ。濃紺のセットアップに真珠のネックレスを合わせたスタイルについて、ネットユーザーたちは、「小倉さんのは一見一般人かと思う様な、ノーマルな品のいいスーツ。こういうのを選ぶあたりがしっかり者」「小倉優子、母親スタイルで可愛くて好感持てる」 などと絶賛。さらには、「小倉さんが1番素敵。人気なのもわかる。控えめな装いだから、美人なのが余計に際立つ」「小倉優子さん、服装は派手ではないけどやっぱり綺麗でかわいい」 と、シンプルな服装だからこそ、美しさが際立つとの声も多かった。 しかし一方で、少々周囲の目を気にしすぎているのではないかとの印象もあったようで、「入学式だしもうちょい華やかにコサージュつけるとか明るい色のスーツにすれば良いのになー」「お祝いの席では、少し華やかさも必要。コサージュとかね」 と、もうちょっと華やかであってもいいのではないかとの声もあった。 小倉優子を筆頭に基本的にはかなり地味めな服装をしている有名人ママたち。 自身が手がけるブランドのスーツスタイルを着たのは井川遥。スカートには深めのスリット。 寺島しのぶは個性的なピンストライプのセットアップスーツに、ケリーバッグを持った。 丸川珠代議員はパンツスーツに、切り返しのデザインが特徴的なノーカラーのコート。 レインコートに、レインブーツと雨対策バッチリの格好をしたのは東尾理子。 彼女たちにはネット上の声はさまざま。「無難に目立たないようにしてるんだね。顔とスタイルで際立っちゃうから服くらいはね」「みなさん、コンサバなんですね」「小倉優子さん、上品で素敵な装いです。後の方は、ウーン、いまいちかな」 などと、少々辛口な意見も散見された。 有名人ママたちの入学式ファンションについて、エンタメライターの大塚ナギサ氏がこう話す。「子供の入学式や卒業式の主役はあくまでも子供たちであって、親御さんではありません。お母さんのほうが下手に目立ってしまうと、ママ友たちの反感を買ってしまう可能性も高いわけです。また、有名人の子供が同級生にいるということについて、あまり歓迎していない父兄がいるかもしれないので、やはり有名人ママたちは“できるだけ目立たないように”という判断になるのだと思います。 でも、裏を返せば、有名人ママたちの入学式ファッションは、普段よりもかなりオシャレのトーンを下げているということです。そういう意味では、『あまりオシャレではない』といった感じの厳しい意見があるのも当然だと思います」 ちなみにネット上では、「入学式は卒業式とはまた別で、お母さん達ももう少し華やかな装いをしています。必要以上に地味にしなくてはならない彼女たちが少し気の毒です」 といった意見もあり、有名人ママたちに対する同情の声もあった。 いずれにしろ、プライベートにおいての服装にも気を使わなければならない有名人ママたち。気が休まる暇はなさそうだ。
2019.04.15 16:00
NEWSポストセブン
好感度大だった小倉優子の装い
小倉優子、井川遥、丸川珠代… 名門小学校での入学式姿
 数々の著名人を輩出した都内の有名私立小学校の入学式には、わが子の新たな門出を祝うため、ママたちも“勝負服”で登校。そんな美しいママたちのファッションを公開する。◆小倉優子(35才) 2年連続で「好きなママタレント」No.1に輝いたゆうこりんは、“教育ママ”としても優等生でした。昨年12月に再婚したばかりの歯科医の夫とともに長男の入学式に出席。濃紺のセットアップに真珠を合わせた“上品なママ”スタイルはママ友たちからの好感度◎。◆井川遥(42才) 長女に続いて長男も名門へと導いた賢母・井川。シャギーのようなファンシーツイード襟のジャケットに、深めのスリットスカートを合わせてセンスの良さを感じさせる。上下ともに自身が手がけるブランド『Herato』。◆寺島しのぶ(46才) 市川海老蔵の長男である勸玄くんも入学した“歌舞伎俳優御用達学校”と呼ばれる有名私立ではなく、“最難関”といわれる別の名門に長男・眞秀くんを合格させた寺島。あいにくの雨となったこの日、彼女は個性的なピンストライプのセットアップに、ケリーバッグをミックス。眞秀くんの傘も個性的で、母子揃って目立っていました。◆丸川珠代議員(48才) 国会でのハズキルーペ姿が話題の丸川センセイだが、この日はパンツスーツに、切り返しのデザインが特徴的なノーカラーのコートで上品さを演出。夏の参院選へ向けて多忙なのか、丸川は校門まで長男を見送った。◆東尾理子(43才) 寺島、丸川と“ママ友”となる理子はレインコートに、レインブーツと雨対策バッチリの格好で長男・理汰郎くんとともに登校。脅威の仕切り力でバラバラになっていた石田家をひとつにまとめあげた孟母らしく、寺島、丸川らを従えて“ママ友”派閥争いに参戦!?※女性セブン2019年4月25日号
2019.04.11 16:00
女性セブン
歌舞伎の「三階さん」過酷ながらも給料20万円以下、廃業増加
歌舞伎の「三階さん」過酷ながらも給料20万円以下、廃業増加
《我々歌舞伎俳優は、歌舞伎という伝統文化を守るために存在しています。ですが、私の中では新しいこともしながら守る、その両輪で進むことで伝統が守られるという発想です》(『AERA』3月4日号) そう雑誌のインタビューで話すように、市川海老蔵(41才)はさまざまな新しい試みに挑んでいる。その1つが現在、上演されている六本木歌舞伎第三弾『羅生門』。 三味線やツケの音に合わせ、舞台上で勇壮な戦いを見せながら歌舞伎独特のせりふ回しをする。そうかと思えば、一転、現代劇になり“私服姿”の海老蔵が現れ、砕けた口調で観客を笑わす。 共演者もしきたりにこだわらず、2017年の第二弾では女性の寺島しのぶ(46才)が舞台に上がり、今回はV6の三宅健(39才)が、観客から大喝采を浴びている。「海老蔵さんを筆頭に、2020年の五輪イヤーに向けて歌舞伎界は“伝統文化”を前面に押し出し、世界に“カブキ”をアピールしています。来年は海老蔵さんの、市川團十郎白猿の襲名披露もあるので、歌舞伎界全体が活気づいています」(スポーツ紙記者) だが、その足元では歌舞伎の存続さえ危うくしかねない事態が進行しているという。「有名歌舞伎役者の活躍が広がる一方で、“三階さん”といわれる役者たちが続々と辞めているんです。特にここ3年の減り方は、まさに危機的です」(歌舞伎関係者) 歌舞伎には屋号による格付けがある。有名処は海老蔵の成田屋や尾上菊五郎(76才)の音羽屋、松本白鸚(76才)の高麗屋、中村芝翫(53才)の成駒屋など。三階さんとは、それら有名役者と違い役名もなければせりふもない端役で、正式には「名題下」といわれる俳優の一部。昔、控室が大部屋で、舞台からいちばん遠い三階にあったことから、そう呼ばれるようになった。 彼らは主役を引き立たせるために、「とんぼ(宙返り)」を切ったり、高い所から飛び降りたり、役者が乗る馬の脚や犬の鳴き声などを演じる。「梨園の御曹司や、子役の頃から幹部俳優の家に預けられる部屋子とは待遇がまったく違います。彼らは舞台を下りた後も、修業と称して師匠やその家族のお世話までする。しかも、ハードな割には給料が安く、月収は20万円にも満たないといいます。とんぼを切れば手当てがつきますが、どんなにとんぼを切っても、1か月1万円にしかなりません。とんぼを切りすぎて、体を痛めた役者もいました」(前出・歌舞伎関係者) その三階さんの多くは、一般家庭出身である。歌舞伎が好きで、この世界に飛び込んできた若者たちだ。 彼らは、1970年に歌舞伎俳優の後継者不足の悩みを解決するために設立された、一般家庭出身の俳優を育成する独立行政法人「日本芸術文化振興会」の研修を修了している。「応募資格は中学校卒業以上の男子で、原則として23才以下。2年に1度募集があり、研修期間は2年間で、月曜から金曜の午前10時から午後6時まで授業がある。歌舞伎の実技、立ち回り、とんぼのほか、化粧、衣装、日本舞踊など内容は多岐にわたります」(ベテラン演芸記者) 研修を終えると、彼らは各部屋に弟子入りし、「三階さん」としてキャリアをスタートさせる。日本芸術文化振興会のホームページを見ると、現在22期まで修了し、《96名の研修修了者が歌舞伎の舞台で活躍しています。これは就業者全体の32%にあたり、そのうち39名が名題俳優となっています》 とある。研修修了者が歌舞伎俳優の3分の1を占めていることからも、この研修機関が重要な役割を担っていることがわかるが、現実は厳しい。研修を終え、さらに長い下積みを経ても、主要な役回りを演じる「名題俳優」になれるのは96人中39人と狭き門。しかも、主役級の役者になるのは事実上不可能だという。 厳しい環境でも、多くの三階さんが歌舞伎を支えてきたが、近年、急に“廃業”を申し出る役者が増加。歌舞伎界の将来を危ぶむ声もあがっている。※女性セブン2019年3月21日号
2019.03.07 07:00
女性セブン
寺島しのぶ長男、歌舞伎俳優御用達学校ではなく最難関校に合格
寺島しのぶ長男、歌舞伎俳優御用達学校ではなく最難関校に合格
“お受験”の結果が発表され、難関に挑んだ芸能人の子女たちの泣き笑いが聞こえてくる季節。なかでも注目されたのは、歌舞伎界のプリンスたちの進路だった。「市川海老蔵さん(40才)の長男、勸玄くん(5才)は、姉の麗禾ちゃん(7才)と同じ都内の有名私立・Aを受験し、見事に合格しました。ところが、“当然Aを受験する”と思われていた寺島しのぶさん(45才)の息子の眞秀くん(まほろ・6才)が、別の有名私立・Bに合格。この“異変”にザワついているんです」(歌舞伎関係者) Aは歌舞伎に対する学校の理解が深く、学業との両立が可能だとされている。“歌舞伎俳優御用達学校”とも呼ばれ、海老蔵や父親の故・市川團十郎さん(享年66)、さらに寺島、父親の尾上菊五郎(76才)、弟の尾上菊之助(41才)もAの出身。近年は歌舞伎界の大名跡を継ぐ者は、Aに入学するのが“決まりごと”のようになっていた。 一方のBはAより合格が難しいといわれるお受験の“最難関校”だが、歌舞伎界においての人気は高くない。「B出身の歌舞伎関係者もいるにはいますが、あまり多くありません。学業と稽古の両立もかんたんではない。しかも寺島さんは海老蔵さんと仲もいいですからね、不思議です」(別の歌舞伎関係者) なぜ、寺島はあえてBの受験を決めたのか。「眞秀くんは昨年5月に“初お目見え”を果たしていますが、将来的に跡取りにはなれません。菊五郎になるのは弟・菊之助さんの長男で、眞秀くんより1才年下の和史くんというのが既定路線です。来年、和史くんがAに入学し、将来の團十郎や菊五郎と同じ小学校に通いながら、自分は大名跡を継げないという“現実”を、いずれ眞秀くんは突きつけられることになる。それを知ったうえで厳しい芸事の練習に励むのは、とてもつらいでしょう。 その苦しさは、歌舞伎役者になりたくてもなれなかった寺島さん自身が痛いほどわかっている。だから、将来、眞秀くんが“歌舞伎とは違う世界に”と思った時に備えて、より選択肢が広がるBを受験させたのかもしれません」(前出・別の歌舞伎関係者) そのBに今年は石田純一(64才)と東尾理子(43才)夫妻の長男・理汰郎くん(6才)も合格したという。寺島が息子のために選んだ道は海老蔵との絆より、東尾の“ママ友”となるようだ。※女性セブン2018年12月13日号
2018.11.30 16:00
女性セブン
松岡茉優、寺島しのぶ、役所広司…東京国際映画祭での笑顔
松岡茉優、寺島しのぶ、役所広司…東京国際映画祭での笑顔
 東京国際映画祭のオープニングセレモニーが行われ、松岡茉優、寺島しのぶ、役所広司、南果歩らが登場した。平井卓也内閣府特命担当大臣も登壇し、アジア最大級の映画祭の開催を祝した。 このセレモニーに登場したスターたちの笑顔写真をお届けしよう。■撮影/平野哲郎
2018.11.02 16:00
NEWSポストセブン
海老蔵や寺島しのぶなど歌舞伎の名家の子が有名私立に通うワケ
海老蔵や寺島しのぶなど歌舞伎の名家の子が有名私立に通うワケ
 お受験の季節が本格到来している。最近では芸能人の中では分散傾向にあるという“志望校”だが、例外は歌舞伎俳優たちだ。「稽古の合間に、息子の勸玄くん(5才)と二人三脚で対策に励む市川海老蔵さん(40才)の志望校は、都内の富裕層が集まる有名私立。勸玄くんと同じく、今年受験を控える寺島しのぶさん(45才)の息子・眞秀くん(5才)もこの学校を志望校としているそうです。上級生には三田寛子さん(52才)や香川照之さん(52才)の子供たちの姿もあり、まさに“歌舞伎俳優御用達”の学校なのです」(歌舞伎関係者) その理由は、“エスカレーター制”にある。「歌舞伎は年間通して舞台があるため、学業との両立が難しく、受験となればかなりの苦労を強いられます。その点、一度入学してしまえばよっぽどのことがない限り進学できる同校は安心して舞台に打ち込める環境なのです。また、卒業生にも歌舞伎役者が多く、先生たちの芸事への理解も深いうえ、新入生にとっては上級生にお兄さん格の先輩役者たちがいるから心強いのだそう」(同前) 日本の伝統芸能は、“エスカレーター制”が支えているのかも。※女性セブン2018年9月6日号
2018.08.28 07:00
女性セブン
尾上寛之、殺害犯役で引っ張りだこ 心の奥底のどす黒さ表現
尾上寛之、殺害犯役で引っ張りだこ 心の奥底のどす黒さ表現
 上半期のドラマで、主役級の役者以外に抜群の存在感を放っていた役者がいる。尾上寛之(おのうえひろゆき・32才)だ。連続ドラマ『アンナチュラル』(TBS系)での猟奇殺殺人鬼役は記憶に新しいところ。名前を知らなくても、顔は見たことがあるという人も多いのではないか。コラムニストのペリー荻野さんがその魅力について解説する。 * * * 2018年度上半期のドラマを振り返って、いちばん働いた俳優は誰か。それは文句なく、尾上寛之だ。 衝撃的だったのは、『アンナチュラル』。依頼を受けて死者の解剖を行うラボを舞台にしたこのドラマで、尾上はヒロイン(石原さとみ)の同僚で偏屈医師(井浦新)の恋人を惨殺した猟奇殺人鬼役。恐ろしいことに殺害方法をアルファベット順に26人もの殺人を繰り返し、自分のした悪行を思い出して、「うひひひ」と笑う。不気味さ全開で強烈な印象を残した。 その記憶も消えていない中、今度は『シグナル 長期未解決事件捜査班』(フジテレビ系)に登場。主人公の刑事(坂口健太郎)が追う1997年に発生した連続殺人事件の真犯人役だった。こちらも自分がしたことに対しての反省はゼロ。バス運転手だった父親(モロ師岡)が自分をかばって偽証した上、新たな殺人事件まで起こしているのに、平然としたこの真犯人もまた、強烈だった。 これで終わるのかと思ったら、三度目もあった。今度は『執事 西園寺の名推理』(テレビ東京系)に出演。警察犬の訓練士が殺された事件で、愛犬家を装いながら、実は犬を虐待する悪質ブリーダー、しかも、そのことを知った警察犬の訓練士を殺害するという悪人を演じ、西園寺から「言い逃れはできませんよ!」と厳しい顔でにらまれる結果となった。  いやいやもう、驚くべき強烈殺人者役三段活用。犯罪ドラマでは、キャラが固定した主人公ではなく、むしろ犯人がいかに個性的で、予想を裏切るキャラクターであるかが勝負となる。その意味では、人のよさそうな外見にして、心の奥底にどす黒さを感じさせる犯人を演じきった尾上寛之がいてこそ、これらのドラマは盛り上がったのである。 思えば、尾上寛之は、子役デビュー後、不良メンバー野球部が甲子園を目指して奮闘する『ROOKIES』(TBS系)で、へらへらしながらも体当たりの守備を見せる今岡役でいい味を出し、大河ドラマ『龍馬伝』(NHK)ではのちに初代総理大臣となる伊藤俊輔役。長時間ドラマ『忠臣蔵~決断の時』(テレビ東京系)では、最年少の赤穂浪士・矢頭右衛門七を演じている。 矢頭右衛門七は、映画・ドラマの歴史の中で、将来を期待される若手俳優が演じる美剣士役として知られる。かつて野村義男や今井翼が演じた伝統的な役柄だ。二枚目も三枚目も善人も悪人もどんとこい。期待の若手から早くも名脇役の貫禄を感じさせる。『剣客商売』(フジテレビ系)の見習い剣士役で寺島しのぶに道場でしごかれていた時代を見ていた私としては、「りっぱになって…」という気持ちでいっぱいである。 今シーズンは『モンテ・クリスト伯―華麗なる復讐―』(フジテレビ系)で横領に手を染める男、『ザ・ブラックカンパニー』(CS放送フジテレビTWO)では勤め先のハンバーガーショップの仕事を愛しながらも危機に見舞わられる男、6月に放送された2時間ドラマ『月曜名作劇場 森村誠一サスペンス おくのほそ道迷宮紀行』(TBS系)でも怪しい関係者で出ている。全部事件がらみというのもすごい。この働きっぷりは、勝手に創設した「2018年上半期事件ドラマ男優賞」にふさわしいと思う。おめでとうございます!
2018.07.06 16:00
NEWSポストセブン
寺島しのぶ 新しい監督の才能を発信するのがこれからの使命
寺島しのぶ 新しい監督の才能を発信するのがこれからの使命
 映画史・時代劇研究家の春日太一氏がつづった週刊ポスト連載『役者は言葉でできている』。今回は、出演映画『のみとり侍』が全国東宝系にて公開中の女優・寺島しのぶが、ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞した『キャタピラー』の若松孝二監督との思い出などについて語った言葉をお届けする。 * * * 寺島しのぶは二〇一〇年、若松孝二監督の映画『キャタピラー』でベルリン国際映画祭の最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞している。「ちょうど、本当にやりたいこと以外の仕事をやめようと思っていた時期でした。そんな時に台本を渡されました。低予算映画だったので台本も明らかに手作りと分かる紙っぺらみたいなものでした。でも、それを読んだ時の衝撃といったらなかったです。すぐに『やらせていただきます』とお返事しました。若松監督にお逢いした時に、『これで海外で女優賞を取らせます。監督賞を取るより、女優賞を取る方が日本では観てもらえるから』と言われたんです。 撮影は大変でした。予算のない現場でしたからみんな何役もこなしていました。夕方までに全てを撮り終えてしまった時は、監督は『明日の分もやっちゃおうか』とおっしゃる。それでも自分はそれほどくたばってはいないだろうと思っていましたが、全身に蕁麻疹が出て、血尿も出てしまいました。でも、変なアドレナリンが出ているから『やるしかない!』という感じでしたね。 私って、何を見せるのもあまり怖くないんですよね。隠したい部分がないんです。 スタッフさんには怒鳴る監督でしたが、それでも監督が好きだからみんな必死にやるんです。『ボスがこれだけやってるんだったら、俺たちもやらなきゃな』という気持ちにさせてくださるんです。 この映画は蜷川幸雄さんも観てくださって。『そうだよ。俺が言いたかったのはこれなんだよ』と言ってくださったのが嬉しかったですね」 公開中の映画『のみとり侍』は〇七年の『愛の流刑地』と同じ鶴橋康夫監督作品だ。「鶴橋監督も素敵です。監督のためにみんな頑張る。『愛の流刑地』はずっと裸になっているような映画でしたが、そういうことが全く気にならないんです。とにかく監督のためにいいシーンを撮りたい。それしかなかったです。今回の作品もそうです。 みんな『鶴橋組』を愛する役者さんたちばかりで、監督さえ喜んでくれればあとはどうでもいい、という感じでした。 監督は、凄く気を遣う方で、目に見えないところまで気を配られるんです。今回は久し振りの出演でしたが以前と変わっていなかったですね。監督のこだわりが好きなんです。 もちろん、鶴橋監督みたいに同じ監督と何回もやらせて頂けるのは楽しいです。でもそれだけではなく、これからの日本映画を背負っていく新しい監督ともやってみたい。そういう才能が埋もれていくのは良くないですから、頑張って発信したい。それがこれからの使命だと思っています。 四十五歳なのでこの先そんなにいい役が日本で見つかるのかな、と考えたりはします。それでも最終的には『この役は寺島しのぶしか考えられなかった』と言われるような役をやっていきたいです」●かすが・たいち/1977年、東京都生まれ。主な著書に『天才 勝新太郎』『鬼才 五社英雄の生涯』(ともに文藝春秋)、『なぜ時代劇は滅びるのか』(新潮社)など。本連載をまとめた『役者は一日にしてならず』(小学館)が発売中。■撮影/藤岡雅樹※週刊ポスト2018年6月15日号
2018.06.08 16:00
週刊ポスト
寺島しのぶ もがいても生まれもった運命には逆らえない
寺島しのぶ もがいても生まれもった運命には逆らえない
 映画史・時代劇研究家の春日太一氏がつづった週刊ポスト連載『役者は言葉でできている』。今回は、出演映画『のみとり侍』が公開中の女優・寺島しのぶが、役者としての評価を固めた主演映画『赤目四十八瀧心中未遂』と『ヴァイブレータ』について語った言葉をお届けする。 * * * 寺島しのぶは二〇〇三年、映画『赤目四十八瀧心中未遂』と『ヴァイブレータ』に続けて主演、役者としての評価を高めていく。「『赤目』はとにかく小説に感動したんです。それで作者の車谷長吉さんに直接『これを映画にするなら私しかありえません』って手紙を書きました。後に荒戸源次郎監督が映画化権を取った時に車谷さんがその手紙を持っていてくださって、それで結びついたようです。 荒戸監督は私がやりたがっていることを意外に思われたようですが、お話させていただくうちに熱が伝わったのか、荒戸さんの熱と一致したのか、出させていただけることになりました。物凄く過酷な撮影でしたが、やりたい気持ちが勝っていたので楽しかったですね。 私の演じた綾ちゃんは、運命に逆らえないところがあって、生まれた場所から頑張って逃げ出したいのに結局は逃げきれずに戻ってしまう。その切なさが自分に重なったのかもしれません。籠の中で育って、いつか飛び出したいと思いながら、飛び出せない。出ようともがいても、自分の生まれもった運命には逆らえない。その現実こそが人間であり、そこで生きていかなければならないのです。『ヴァイブレータ』もそうなんですよね。一人で生きてきたけど、ある男と出会って、どこかに連れ出してくれるかもしれないと思うけど、やっぱり最後はまた一人で生きていく。 お嬢様育ちと言われたらそれまでなのですが、周りが『恵まれている』と思う部分と、でも『いや、中身はこんなんですよ』という部分が私にはあります。そういう自分と重なる内面を出すことに怖さは感じません。蜷川幸雄さんが『それを貫け』と言ったのは、そこを見抜いていたからなんだと思います」 藤田まこと主演の時代劇『剣客商売』(フジテレビ系)も同年の第四シリーズから出演。女剣士・佐々木三冬を演じた。「女剣士で立ち回りの役もありますから嬉しくて血が騒いでくるんですよね。 さらに撮影も京都で、本格的な時代劇の時代を生きたスタッフさんたちや藤田まことさんとご一緒できる。久しぶりのテレビシリーズですからみんな気合いが入りまくった現場で、その熱が楽しかったです。特に藤田さんからはいろいろなことを教わり、今でも私の財産です。 たとえば、『刀を本身の重さで持っていない』と教えて頂きました。それで本身を持ってきてくださって『刀ってこんなに重いんだ。これを女性がやるということを考えてごらん。君は軽くヒュッと持ってるんだよ』って。他の方にも『とにかく小道具にこだわりなさい。こんなのは昔はなかったよ。そういうディテールのこだわりからやっていかないと時代劇はダメなんだよ』と、藤田さんはさりげなく教えてくださるんです。その人間性に、『素敵だな』といつも思っていました。 みんな藤田さんのことが好きで、みんな藤田さんのためにやる、そんな吸引力のある方でした」●かすが・たいち/1977年、東京都生まれ。主な著書に『天才 勝新太郎』『鬼才 五社英雄の生涯』(ともに文藝春秋)、『なぜ時代劇は滅びるのか』(新潮社)など。本連載をまとめた『役者は一日にしてならず』(小学館)が発売中。■撮影/藤岡雅樹※週刊ポスト2018年6月8日号
2018.06.03 16:00
週刊ポスト
寺島しのぶ 蜷川幸雄氏の言葉一つ一つが突き刺さった
寺島しのぶ 蜷川幸雄氏の言葉一つ一つが突き刺さった
 映画史・時代劇研究家の春日太一氏がつづった週刊ポスト連載『役者は言葉でできている』。今回は、出演映画『のみとり侍』(全国東宝系)が公開中の女優・寺島しのぶが、文学座在学中に出会った演出家の故・蜷川幸雄氏に言われたことについて語った言葉をお届けする。 * * *「四十五歳になっても、やはりまず父と母が最初に紹介されて、それで私の名前が出るんですよ。嫌だと思っても、そこは削ってくださいと言うのも面倒くさくなっちゃいました。これは一生つきまとうものなんだなということで、今は『まあいいか』と思うようにしています」 今回のインタビューで寺島しのぶは、そう語った。彼女の役者人生の出発点について記す際、どうしても両親の名前は外すことができない。父親は七代目・尾上菊五郎、母親は富司純子という役者の一家に育ったからだ。「自分がやるとは考えていませんでしたが、子供の頃から歌舞伎を観ていたというのは強いですね。こんな五感を刺激させる経験を早くに得られていたんだと後になって思います。 真剣に考えるようになったのは、大学生の時です。同級生が就職活動を始めて自分も職業を考えなければとなって、役者をやっていきたい、と思いました。 でも、歌舞伎はできませんし、親に迷惑をかけない所でやりたかったので母のいる映像の世界にもいけない。そんな時に、太地喜和子さんが父と共演して我が家にいらした時、初めてお会いしたのに、『あなた、女優をやりたいんじゃないの? だったら文学座でやればいいじゃない』と仰ってくださったんです。 そんな劇団があるのも知らなかったんです。ただ親と違う所で勉強したくて、評価されたいと考えていましたから、出会うべくして出会ったんだと思っています」 研究所での養成期間を経て、文学座には一九九二年から九六年まで在籍した。「私はラッキーなことに杉村春子さん、山田五十鈴さんなど素晴らしい女優さん方と共演させていただけました。ただ悲しいかな、得られたものは後からわかることがほとんどなんです。あの頃は何も考えていませんでした。今この歳で共演させていただけていたら、と思います」 文学座在学中の一九九三年には、清水邦夫が戯曲を書き、蜷川幸雄が演出した舞台『血の婚礼』で早くも主演をしている。「文学座研究所の卒業公演が清水邦夫さんの戯曲で、それを観た清水さんが蜷川さんに電話してくださったそうです。『あの女優を主演に使って』と。蜷川さんはその言葉を信じて、いきなり主役に使ってくださいました。 十代から二十代前半は蜷川さんにお世話になっています。いろいろ罵倒されましたし、私も若くて生意気でしたから言い返すこともありました。 蜷川さんに言われたのは『お前はしょせんお嬢様だ。それをハングリーに変える必要はない。今の生意気なまま言いたいことを言っていろ。下手な若造のクセに何言ってやがると思われるだろう。でも、貫け。そして三十代、四十代になって技が付いた時、生意気なことを言っても文句を言われない女優になれ。だから貫け』ということです。それから、『汚い役をやっていけ』とも。『汚い役でも、お前の育ちの良さで美しく見える時がある。だから土に根付いた役をやれ』というお話でした。言葉一つ一つが突き刺さりました」●かすが・たいち/1977年、東京都生まれ。主な著書に『天才 勝新太郎』『鬼才 五社英雄の生涯』(ともに文藝春秋)、『なぜ時代劇は滅びるのか』(新潮社)など。本連載をまとめた『役者は一日にしてならず』(小学館)が発売中。■撮影/藤岡雅樹※週刊ポスト2018年6月1日号
2018.05.21 16:00
週刊ポスト

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