下町ロケット一覧

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前作超えた『ドラゴン桜』、作品ごとに魅力増す阿部寛の“希少性”
前作超えた『ドラゴン桜』、作品ごとに魅力増す阿部寛の“希少性”
 臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になったニュースや著名人をピックアップ。心理士の視点から、今起きている出来事の背景や人々の心理状態を分析する。今回は、4月からスタートしたドラマ『ドラゴン桜』(TBS系)で主演を務めている阿部寛について。 * * * 初回視聴率14.8%と、今クールの春ドラマの中で一番の視聴率となったのは、16年ぶりの続編となった阿部寛主演の『ドラゴン桜』だ。放送前から話題となっていたが面白さは格別。予想以上に見応え十分だったのは、今回のドラマの作りや役柄が、今現在の阿部さんのイメージとぴったり合っていたからだと思う。『ドラゴン桜』の前作は2005年に放送された。阿部さん演じる弁護士・桜木健二が「バカとブスこそ東大へ行け!」というセリフを吐きながら、偏差値の低い高校の落ちこぼれ学生たちを東大に合格させるというストーリーは、色々な意味で衝撃的だった。今回の続編放送に合わせて深夜に放映されていた前作を、それこそ16年ぶりに見てみた。 前作はコメディ要素たっぷりの学園ドラマだが、今回は学園を舞台にしたシリアスな社会派ドラマといった印象だ。TBS日曜劇場の『半沢直樹』や、阿部さん主演の『下町ロケット』などヒット作の演出を手掛けた福澤克雄氏が参画しているだけあって、作風にも演出家の個性が出ているという声もある。 偏差値の低い高校に通う学生たちを東大に合格させるというベースは変わらないが、学園の経営を巡る理事長と前理事長の権力争いや、桜木の指導を受けながらも東大受験に失敗し自殺未遂をした元生徒らが仕掛ける復讐、そしてこの事件により仕事を辞めホームレス一歩手前まで身を落とした桜木の復活とが絡み合い、『半沢直樹』や『下町ロケット』を合わせたような雰囲気もある。学生が抱える背景を前面に見せ、受験を通して一発逆転を狙う下剋上を描いていた前作とはまるで違う。 阿部さんは前作同様、落ちこぼれの受験生たちに辛辣な言葉を浴びせながらも、親身になって引っ張っていく、温かく包容力のある役を演じている。だが、シリアスな社会派&学園ドラマである続編では、今の阿部寛だからこその演技が光っている。 前作より格段に表情が細かくセリフ回しが多彩になり、演技の幅や奥行きが広く深くなっているのだ。それゆえ阿部さん演じる桜木は、器用なのか不器用なのか、真面目なのかシニカルなのか、誠実なのか斜に構えているのか、冷めているのか情熱的なのか、そうしたどちらの顔も感じさせる、内に秘めた複雑な魅力を醸し出している。そんな役柄を通して、爽やかでいて凄みと渋みがある重厚感や、硬質ながらも柔らかさも持ち合わせた存在感を、今の阿部さんに感じるのだ。『はいからさんが通る』で映画デビューした当時は、189cmの長身と彫の深い二枚目でモデル出身、イケメンで背が高いだけという「希少性バイアス」うぃ感じさせる個人的には面白みのない俳優という印象だった。希少性バイアスは、手に入りにくい、数が少ないものほど、その中身や内容にかかわらず価値がある、魅力があると思う傾向である。 その後、舞台やVシネマで経験を積んだというが、追っかけてまで興味を持って見るような俳優ではなかった。だが、仲間由紀恵主演のドラマ『TRICK』(テレビ朝日系)に前作の『ドラゴン桜』、『結婚できない男』(関西テレビ)と、ドラマに出演するごとに魅力が増していった。大ヒットした映画『テルマエロマエ』は、役柄とルックスがぴたりとはまり、阿部寛でなければならないほど見事な味を出していた。 その後の活躍は言うに及ばずだろう。甘いマスクと背の高さはもはやバイアスではなく、彼の演技と演じる役柄に相乗効果を与える武器となり、阿部寛という俳優の希少性を生み出している。 今回の『ドラゴン桜』では、阿部さん演じる桜木にどんな展開が待っているのか。きっとさらに魅力的な阿部寛に出会えるような気がする。
2021.05.09 07:00
NEWSポストセブン
『下町ロケット ガウディ計画』が現実のものとなる日
『下町ロケット ガウディ計画』が現実のものとなる日
「自分たちの技術が、病気で苦しむ人たちの助けになるかもしれない」 そんな高邁な精神で医療資材を開発している企業が、福井県にある福井経編興業株式会社だ。高木義秀代表取締役に話を聞いた。「医療分野へ踏み出すきっかけは、『シルクで人工血管を編んでほしい』というある大学教授からの問い合わせでした。うちは2010年にシルクの糸を編み込む技術を開発したのですが、切れやすい天然繊維をハードな機械で編み込むことは、当時、他社では真似できない技術だったんです」 高木氏は試行錯誤の日々を経て、小口径人工血管の開発に成功。その後、この技術をメディアで知った大阪医科大学の根本慎太郎教授から連絡を受け、次に開発に乗り出したのが、「心臓修復パッチ」だ。「パッチは先天的に心臓に病気がある子どもの手術に使います。現在の素材では劣化や伸展性に課題があり、5年間に約50%もの子どもが再手術を受けなければならない。それを回避するため、成長に対応して伸びていく布素材のパッチ開発がテーマでした」 福井経編は2017年5月に医療機器の国際品質規格の認証を取得。これは繊維メーカーでは国内初のことだった。同年7月には日本医療研究開発機構(AMED)による補助金も獲得し、開発は急ピッチで進む。2019年5月には臨床試験が開始された。「パッチは再来年の薬事申請を目指しています。我々のような中小企業が高度な医療資材を開発することは大きなリスクを背負うことでもあります。常に命の大切さと向き合いながら、なんとかここまできました。1日でも早く販売し、患者の身体的、経済的負担を少しでも軽減したい」 パッチを開発している頃、高木氏はドラマ『陸王』(TBS系)の取材でランニングシューズの素材を調べていた作家・池井戸潤氏と出会う。この出会いから『下町ロケット ガウディ計画』は誕生した。「『ガウディ計画』では心臓の人工弁の開発が描かれていました。実は今年、うちでもパッチの材料や構造を応用することで、心臓人工弁の弁可動維持を可能化するための弁尖(べんせん)素材開発に取り組み始めました」 さらにコロナ禍のいま、マスクの生地製造などに加え、新たな試みにも着手しているという。「要介護者の生体情報をシーツから読み取り、スマートフォンなどで遠隔から健康状態が常時把握できるようにする、スマートシーツシステムの開発です。非接触介護が可能となり、介護の人手不足解消にも繋がればと思っています」 技術はそれを使う人、必要とする人のためにある──。現実にも『下町ロケット』の佃製作所のような熱き思いと高い志を持つ企業は存在するのだ。※週刊ポスト2020年8月28日号
2020.08.23 16:00
週刊ポスト
野口教授が指差すモニターには、遠隔地で動いているトラクターからの精細な画像が
進化するスマート農業 『下町ロケット』の世界が実現する日
 北海道岩見沢市はいま、“スマート農業の先進都市”として、世界中の農業関係者から注目を集めている。この地をフィールドに、農業技術開発を進めているのが、無人農業ロボット研究の第一人者で、北海道大学農学部教授の野口伸氏だ。「いま我々が取り組んでいるのは、トラクターなどの遠隔監視による無人状態での完全自動走行です」 こう語る野口氏は、作家・池井戸潤氏が『下町ロケット ヤタガラス』を執筆するきっかけとなった研究者としても知られている。 同書では、準天頂衛星からの位置情報を受けて無人で動くトラクターが描かれていた。実は無人トラクター自体は、農機メーカー各社から既に発売されている。しかし、現在は人間がそばで作業を監視するのが原則。遠隔から監視して作業させる技術はまだ実用化されていない。 この技術の実現に欠かせないのが、通称「5G」と呼ばれる、第5世代通信移動システムである。「5Gには高速・大容量、低遅延、多数同時接続という3つの特徴があります。これらを最大限に生かすため、開発はNTTと協力して進めています」(野口氏) その開発現場を見せてもらった。 巨大なモニターに表示されているのは数キロ離れた農地にある4台のトラクター。下の画面にはトラクターに搭載されたカメラの映像が映っている。「一番重要なのが安全性の確保。万が一、人や動物が飛び出してきた時、止める指示を出しても1秒の遅延があったら轢いてしまう。その点、5Gなら電波の遅れが少ないため、その心配は軽減されます」(野口氏) 実際に停止指示を出してもらうと、「圃場内移動」を示す青で表示されていたトラクターの色が、「停止」を示す赤に変わる。カメラの映像でもすぐに停止したことが確認できた。コロナ禍で再認識したスマート農業の必要性 さらにこの技術が実現すれば、農機は24時間働くことができるうえ、北海道から沖縄にある畑の作業もできるようになるという。「4台で実験しているのは、うちがそれしか保有していないから。5Gは多数同時接続が可能なので、10台でも100台でも、複数台のロボット農機を遠隔地から一人で監視して作業させることができます」(野口氏) 少子高齢化による後継者不足など、就農人口の減少が悩みだった日本において、新しい農業の形態が生まれる可能性を秘めた革新的な技術といえるだろう。 夫婦で岩見沢に55ヘクタールの農場を経営する西谷内智治氏が語る。「ロボット農機が進化すれば、一農家あたりがやれる面積はもっと増える。耕作放棄地が減って、一番重要な食料自給率の向上にも繋がるのではないかと期待しています」 一方で法整備などが追いつかなければ、せっかくの技術を生かせない可能性も。「まずは岩見沢で成功事例を作る。それを展開していく中で、法律やコストといった『社会システム』が技術に追いついてきてほしいと思っています」(野口氏) 現在、コロナ禍で外国人労働者が来日できず、農業の人手不足はより深刻化している。輸入に頼っている食品が不足することを危険視する声もある。この状況は、野口氏が開発しているスマート農業の技術がいかに必要なものかを、改めて証明しているともいえる。「今後は、肥料や農薬の量をセンサーで自動的に調節するなど、ロボット農機がさらに賢くなるよう研究を続けていきたい」(野口氏) 小説に描かれた世界は、ゆっくりとだが、着実に実現しようとしている。◆撮影/小林司※週刊ポスト2020年8月28日号
2020.08.18 07:00
週刊ポスト
現場では監督や共演者と意見を交わし、入念な打ち合わせをする
地上波連ドラ初主演・吉川晃司、目指す境地とその生きざま
 デビューから36年──いまもなおロックミュージシャンとして最前線でステージを駆け回る吉川晃司(54才)の姿は、東映京都撮影所(太秦)にあった。日本映画の古き良き伝統を受け継いできた撮影所で吉川が挑んでいるのは、ドラマ『探偵・由利麟太郎』(カンテレ・フジテレビ系)の撮影。由利麟太郎とは、推理小説の大家・横溝正史が「金田一耕助」よりも前に生み出していた“名探偵”。吉川はこの役で「地上波連続ドラマ初主演」を飾ることになった。「最初は『えっ、“由利麟太郎”をやるの?』って、面白い挑戦だなと思いました。ホラーミステリーというジャンルも含めて、テレビドラマとしては攻めた企画だよね。でも、俺はそういうものの方が好きだから(笑い)」 主演として、企画スタッフとの意見交換も積極的に行った。作品の独特の世界観を表現するべく、撮影拠点を京都に置くことになったのも、吉川とスタッフの狙いが合致したからだ。「やっぱり、京都で撮れてよかった。街並みや建物に、趣があるからね。それに太秦の現場スタッフのかたがたが持っている技術やこだわりが素晴らしいんです」 撮影が一段落つきスタジオから早々と出て行く吉川は、その空き時間を弓の練習に充てていた。由利が弓道を嗜むというドラマ版独自の設定もまた、意見交換の中で生まれたものだという。「2年前『黒書院の六兵衛』(WOWOW)という時代劇をやったときに、弓馬術礼法小笠原流という流派のかたがたに、武士の所作や流鏑馬などを習ったんです。このときの衝撃が自分にとってとても大きくて。弓道の達人は矢を射るとき、身体に全くムダな力が入っていないんです。それは鍛え抜かれた体幹があればこそ。今回、撮影の合間や撮休日はずっと練習と体幹トレーニングをしていました。だいぶ命中率は上がってきましたが、それでもまだ6~7割といったところですね。達人の域にはほど遠いです」 吉川といえば、高校生時代には世界ジュニア水球選手権大会の日本代表に選ばれるなど、芸能界屈指のスポーツマンとしても知られる。1984年、映画で主演デビューを飾るとともに『モニカ』で歌手デビューも果たしてヒット曲を連発。瞬く間に同世代のトップスターへと上り詰めた。当時から、映画や歌手としてのパフォーマンスの中で、その卓越した身体能力は存分に発揮されていたが、驚くのは現在もそのスタイルやパワーを維持し続けていることだ。吉川の代名詞“シンバルキック”はもちろんのこと、俳優としても数々の作品で華麗なアクションを披露するなど新たな挑戦も辞さない。「この歳になると、普通は失敗する機会も減ってくるんだけど、それは挑戦をしていないからでもある。俺はこれまでにもたくさん失敗をしてきたし、これからもそれでいいと思っているんです。さすがに骨折とかになると、最近は昔よりも治りがだいぶ遅くなってきたからマズいんだけど(笑い)」 張り詰めた日々を生きるなかで、吉川が大事にしているのは自宅の家庭菜園で過ごす時間だという。「土に触れるといい気分転換になってリラックスできるんです。自宅のベランダで野菜や、シークヮサー、パッションフルーツを育てていますよ」◆賢くはなりたくない 1990年代は音楽活動に専念すべく休止していた俳優業も30代後半あたりから次第に再開。近年ではドラマ『下町ロケット』(TBS系)での好演が話題に。スーツと「演説」がビシッと決まる財前部長の“正体”が、昭和から平成、さらに令和でも第一線で活躍を続けるロックミュージシャンだと知り、驚いた若い世代もいるとか。一方、デビュー当時からのファンで、吉川を追いかけながら人生を歩んできた世代は、その年齢の重ね方に魅了されている。「自分自身の中身は子供の頃から変わってないんですよ。ずっと『あまのじゃく』で、ほかの人が行くのと違う道を行きたがる(笑い)。でも、実際は『変わらない』のもけっこう難しいのかもしれませんね。大人になっていく過程で、どうしても社会によって変えられてしまうから。『世の中とは、こういうもんだよ』って。その意味では、俺は『変えられてたまるか』と、ずっと思ってた(笑い)。変わることが大人になる、賢くなるということなら、俺は賢くなりたくない。相手が誰であろうと、おかしいことはおかしいと、いつでも言える自分でありたいんです」 ミュージシャンとして、俳優として、唯一無二の個性。それは、このような信念から生まれたものではないだろうか。 そんな吉川が目指す境地は──。「最近よく考えているのは、表現においてどれだけ余計なものを削ぎ落とせるかということ。芝居で言えば、例えば由利麟太郎という役では、彼の人間性や心情をセリフじゃない部分で醸していきたいと思っている。横顔だったり、後ろ姿だったり。音楽の方も…楽曲作りも、歌も、演奏も、どれだけシンプルに表現できるか、というのがテーマになりつつあるんです。いろいろな飾りを取っ払ってシンプルにしていくことって怖いんだけど、それでも敢えて、できるだけ剝き出しにしていきたい。それは結局、自分の“生きざま”そのものを見せていくってことなんでしょうね」 5月から9月まで予定されていた今年のツアーは全公演延期に。苦渋の決断だったことは想像に難くないが、吉川は力強く、明日を見つめる。「いま人類が考えるべきは、ウイルスとの“戦い”ではなく、ウイルスと“共生”していく術を見出すことだと思っています。最前線で休みなく働いておられるエッセンシャルワーカーのかたがたに感謝しつつ、いつか…近い将来、ファンのみなさんと『笑顔の再会』ができることを願っています」 歌手として、俳優として、揺るがない想いで走り続ける。その“生きざま”こそが、吉川のメッセージなのだろう。 【プロフィール】吉川晃司(きっかわ・こうじ)●1965年8月18日生まれ。広島県出身。1984年に映画『すかぴんウォーク』の主役に抜擢。主題歌『モニカ』で歌手デビューも果たす。日本歌謡大賞最優秀新人賞のほか、8つの新人賞を受賞。近年はNHK大河ドラマ『天地人』や映画『るろうに剣心』などに出演し、俳優としても活躍。新ドラマ『探偵・由利麟太郎』(6月16日スタート・5週連続特別ドラマ)で主演を務める。◆撮影/入江信隆 取材・文/用田邦憲※女性セブン2020年6月25日号
2020.06.12 07:00
女性セブン
ついに続編が始動か
『99.9』再放送の裏に『半沢直樹』続編にかけるTBSの狙い
 コロナ禍でドラマ制作が苦戦を強いられる中、再放送で過去の名作ドラマが放送されるケースが増えている。TBSの日曜劇場では『下町ロケット』『ノーサイド・ゲーム』が放送。同枠では、その次に『99.9 刑事専門弁護士』の特別編が放送される。そこにはTBSのある狙いがあるという。コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。 * * * 5月31日21時からTBSの名門枠・日曜劇場で『99.9 刑事専門弁護士 特別編 第1夜』が放送されます。同作は松本潤さん主演のリーガルドラマで、2016年と2018年の二度に渡って放送。一話完結で事件解決する爽快感と、小ネタをふんだんに盛り込んだ脱力感がウケて、2作とも全話平均17%超の世帯視聴率を獲得しました(ビデオリサーチ、関東地区)。 そのため特別編の放送が発表されたとき、ネット上には喜びの声が飛び交っていましたが、一方で「『半沢直樹』はまだか」「放送中止だけは避けてほしい」などと落胆するコメントも見られました。視聴者が複雑な心境になってしまうのも仕方がないでしょう。今春の日曜劇場には、7年ぶりの続編となる『半沢直樹』が予定され、4月19日の第1話スタート前となる5日と12日にも『半沢直樹 特別総集編』(前シリーズの再放送)が予定されていました。 しかし、新型コロナウイルスの感染拡大で『半沢直樹』の続編は撮影休止になってしまい、急きょ4月5日、12日、19日に『下町ロケット 特別総集編』、4月26日、5月3日、10日、17日、24日に『ノーサイド・ゲーム 特別編』が放送されました。この3作はいずれも池井戸潤さん原作小説のドラマであり、「『半沢直樹』続編にいい形でつなぎたい」という戦略によるものです。 ネット上には『下町ロケット』『ノーサイド・ゲーム』『半沢直樹』と続く流れを知った人々が親しみを込めて、「日曜劇場が“池井戸劇場”になった」なんて声をあげていましたが、撮影休止期間は当初の想定以上に長期化。8週間に渡って『下町ロケット』『ノーサイド・ゲーム』を放送しても、まだ『半沢直樹』続編スタートのメドが立たなかったのです。 池井戸潤さんの原作小説を日曜劇場で放送したドラマには、まだ『ルーズヴェルト・ゲーム』『下町ロケット2』『陸王』の3作が残っていて、これらの特別編を放送することもできたでしょうが、実際に選ばれたのは『99.9 刑事専門弁護士』。なぜ8週間に渡って放送された“池井戸劇場”の流れを断ち切って、世界観の異なる『99.9 刑事専門弁護士』に変更されたのでしょうか。◆すべては『半沢直樹』続編のために 池井戸潤さん原作小説のドラマと『99.9 刑事専門弁護士』は、2010年代の日曜劇場で最も多くの人々から支持された、言わば“2大切り札”。TBSにとっては絶対的な自信のある作品であり、前例のないコロナ禍のピンチだからこそ、この両作を編成したのでしょう。 あらためて経緯を振り返ると、コロナ禍がこれほど深刻化するとは思っていなかった3月から4月の段階では、『半沢直樹』続編にいい形でつなげるために、同じ池井戸潤さん原作の『下町ロケット 特別総集編』が編成されました。これはドラマにおける番宣のセオリー通りであり、何の不安もなかったでしょう。 しかし、その後『ノーサイド・ゲーム 特別編』を編成しても『半沢直樹』続編の撮影は再開できませんでした。このまま池井戸潤さん原作のドラマを続けると、名作であるにも関わらず視聴者が慣れてしまい、『半沢直樹』続編の放送前に「お腹いっぱい」の印象を与えかねません。それよりも「池井戸潤さん原作のドラマからいったん離れて、もう1つの自信作である『99.9 刑事専門弁護士』でリフレッシュしてらおう」という考えは合点がいきます。 また、『下町ロケット 特別総集編』『ノーサイド・ゲーム 特別編』の放送時に、「面白いんだけど、やっぱり『半沢直樹』が待ち遠しい」「できれば『半沢直樹』の前シリーズをもう一度フルで見たい」というコメントを多数見かけました。前シリーズが放送された2013年から7年間も待たされた視聴者の待望論は強烈なものがあるだけに、TBSとしても難しい選択を強いられていたのでしょう。 4月5日から8週にわたって“池井戸劇場”を放送し続けたのも、5月31日から『99.9 刑事専門弁護士』を放送するのも、すべては「『半沢直樹』の続編を存分に楽しんでもらうため」なのです。◆「半沢直樹イヤー」だから『99.9』が必要 TBSは「2020年は半沢直樹イヤー」というフレーズを掲げて、正月三が日の1月3日に『エピソードゼロ ~狙われた半沢直樹のパスワード~』を放送。これは『半沢直樹』続編の前日譚となるストーリーであり、「春の続編に向けたウォーミングアップ」というムードでファンを喜ばせました。 次に2月11日から3月31日まで、ラジオドラマ『半沢直樹 敗れし者の物語by AudioMovie』 を8週間にわたって放送。前シリーズに登場した東京中央銀行大阪西支店の浅野匡支店長(石丸幹二)、「机バンバン」こと人事部長の小木曽忠生(緋田康人)、西大阪スチール社長の東田満(宇梶剛士)、金融庁検査官の黒崎駿一(片岡愛之助)ら悪役が登場して話題になりました。 さらに特筆すべきは、「続編スタートに先がけて前シリーズの特別総集編を日曜劇場で放送する」という戦略。ドラマの総集編(再放送)をゴールデンタイムで2週×約2時間にわたって放送するのは異例の編成であり、この情報が解禁された3月15日は各メディアが驚きを交えて報じました。『半沢直樹』続編にかけるTBSの熱量は過去最高レベルであり、だからこそ「誤算はあったけど、いったん“池井戸劇場”から離れて『99.9 刑事専門弁護士』を放送することを最善策として選んだ」ことが推察されるのです。 視聴者を7年間待たせた上に、放送直前になって2か月以上待たせていることが、『半沢直樹』の続編にどんな影響を及ぼすのか。いまだ第1話の放送日が発表できないだけに『99.9 刑事専門弁護士』にかかる期待は大きく、新たに撮影された松本潤さんらの特別メッセージや、DVD-BOXに収録されていたオーディオコメンタリーを副音声で放送するなどの工夫も見られます。まずは『99.9 刑事専門弁護士』がどのくらい盛り上がるのか、注目してみてはいかがでしょうか。【木村隆志】コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者。雑誌やウェブに月20本超のコラムを提供するほか、『週刊フジテレビ批評』などの批評番組に出演。タレント専門インタビュアーや人間関係コンサルタントとしても活動している。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』『独身40男の歩き方』など。
2020.05.31 07:00
NEWSポストセブン
オバマ大統領とオランド大統領(写真/ロイター/アフロ)
「ドラマのテレ朝」盤石、TBS・木村拓哉にSMAPファン涙も
 多くのドラマが2~3話目の放送を終え、いよいよ本格的な展開が始まる今クールのドラマ。平均視聴率20%超えのロケットスタートを切ったのは、米倉涼子(44才)が「失敗しない女医」を演じる『ドクターX』。第6シーズンを迎えても安定感は抜群で、2回目以降も20%近くをキープしている。「局内は歓喜の嵐です。しかも驚くことに、平日午後の再放送も全番組視聴率のベスト30に入りました。この快挙に、『米倉さんは令和の水戸黄門!』との声まで出ています」(テレビ朝日関係者) 一時は『ドクターX』の色がつくのを避けているといわれ、なかなかシーズン6が決まらなかったともいわれていたが、今回の米倉はさらにパワーアップ。「米倉さんは会見で、ドラマ撮影前に『低髄液圧症候群』を患い、無気力になったり、まっすぐ歩けなくなったりする症状に陥っていたことを明かしました。危機を感じた米倉さんはすぐに『ドクターX』を監修する脳外科医に相談して処置を受けたそうです。そのこともあって、米倉さんは医療の大切さを実感。これまで以上に勉強に励んでいて医療用語はもちろん、外科手術の手順も完璧に身につけているそうですよ」(前出・テレビ朝日関係者) 視聴率で2位につけたのは、『相棒season18』。水谷豊(67才)と反町隆史(45才)のコンビ人気は根強く、初回視聴率16.7%、第2話15.4%という安定ぶりで、1年間放送ながら今クールの視聴率4位につけた『科捜研の女』(テレビ朝日系・木曜20時)とともに「ドラマのテレ朝」を確固たるものにした。 視聴率3位ながら、今クールいちばん注目を集めているのは、『グランメゾン東京』(TBS系・日曜21時)。木村拓哉(46才)演じる型破りなフレンチシェフが鈴木京香(51才)や沢村一樹(52才)らが演じるシェフ仲間とともに世界最高のレストランを目指すストーリーだ。SMAPファンが涙するのは料理シーン。「スタッフは出来合いの料理をすすめましたが、木村さんが『おれが作る』と志願し、実際に自ら調理しているんです。その姿が『ビストロSMAP』を思い起こさせるのか、料理シーンに喜ぶファンの反響も大きいですね」(TBS関係者) コラムニストの今井舞さんは、本作を「今期見続けたいドラマ」3位に挙げている。ちなみに1位は『俺の話は長い』(日本テレビ系)、2位は『まだ結婚できない男』(フジテレビ系)だった。「注目したいのは、『グランメゾン東京』が『半沢直樹』や『下町ロケット』を生んだ『日曜劇場』であること。2013年の『半沢直樹』以降の日曜劇場の基本フォーマットは、“中年男性が仲間を1人ずつ集めて巨大な敵に立ち向かう”という勧善懲悪の物語で、言ってみれば『オッサン版ドラクエ』。 本作でもキムタクが『お前なんかと一緒にやれるか!』となじられながらも、鈴木、沢村…と仲間を増やし、大きな敵と相対します。テンポの速いストーリーのなかで主人公が活躍しつつ、ピンチになると仲間がサッと助けに現れて、大団円に向かう。日曜劇場という磐石なフォーマットが「何をやってもキムタク」のエグ味を薄める役割を果たしています」(今井さん)※女性セブン2019年11月21日号
2019.11.08 07:00
女性セブン
TEAM NACKSの5人
TEAM NACS、演技力とギャップで今や「ドラマを回す存在」
 北海道では知らない人がいない存在だった5人組の演劇ユニットが、今や全国放送のドラマで引っ張りだこの人気だ。「TEAM NACS」の活躍ぶりについてコラムニストのペリー荻野さんが綴る。 * * *「我々の目標は優勝です!!」  ドラマ『ノーサイド・ゲーム』で、トキワ自動車ラグビーチームの新ゼネラルマネージャー君嶋(大泉洋)は、大会議室でこう宣言したのである。しかし、会議室の空気は「あちゃー」「何言ってんの」という感じ。金なし(14億円の運営費は会社のお荷物扱い)、人なし(有力外国人選手の契約更新を断念)、時間なし(チーム成績低迷で社の幹部が廃部を迫る)という最悪の条件の中、ラグビー経験ゼロの君嶋がどう動く!? 池井戸潤原作の『日曜劇場』らしい熱と大逆転の予感。ビール片手に見入るラグビーファンも多いに違いない。 それにしても、この夏は、TEAM NACSの面々の活躍が目立つ。TEAM NACSといえば、北海学園大学演劇研究会出身の森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真の5人組。舞台公演をすれば、もっともチケット入手が困難と言われる人気演劇ユニットである。 その5人のうち、現在は『日曜劇場』の大泉はじめ、地元北海道も舞台の朝ドラ『なつぞら』にヒロインなつ(広瀬すず)と親しい和菓子屋一家の店主で安田、幼なじみの父親役で戸次、なつが育った牧場の従業員で音尾が出演中。安田は6月まで『白衣の戦士!』に、戸次はフジテレビの月9『監察医 朝顔』にも強行犯係の刑事役で出演中だ。 彼らの強みは演技力、存在感に加え、独自の魅力があること。それは地元での活動時代から培った「面白ユニット」とドラマでの顔のギャップである。 地元北海道では熱烈ファンが多い『ハナタレナックス』などバラエティーで大人気となり、全国区となってからは、『さんまのまんま』で爆笑トークを繰り広げ、あの『SMAP×SMAP』では、5人対5人で卓球対決。この段階では、若いんだか、おじさんなんだかよくわからない(ちなみに一番いかつい顔の音尾が一番年下)なんなのこの面白ユニットは?という印象だった。 しかし、その後は各人シリアスな役も増え、音尾は日曜劇場『陸王』で目を血走らせたマラソンコーチ、安田も『重版出来!』ではヒロインに嫌味を連発するしましまシャツのマンガ編集者などの役で登場。面白顔も見ているだけに、怖い顔や嫌な顔をしたときのギャップがすごい。『ノーサイド・ゲーム』の大泉洋は、大雨の中でスーツのままタックルして転倒したり、なぜかまわしをつけて相撲までする大奮闘。回想シーンで、若作り大学生で出てきて笑ってしまったが、その君嶋はがり勉学生で笑顔もなし。大泉は今のところこのドラマでは全編大真面目顔なのだ。日曜劇場の前作『集団左遷!!』は、福山雅治の数々の顔芸が話題になった分、大泉洋は自らの顔芸は封印しているのかもしれない。 北海道での仕事を中心にしている森崎が同じ日曜劇場『下町ロケット』で無人トラクター開発に挑む主人公(阿部寛)の盟友役で出演したことも記憶に残る。あまりドラマに出ていない森崎は貴重な存在として、今後、ここ一番で起用される可能性は高い。常にどこかに出ているTEAM NACS。今や日本のドラマの何割かは、彼らが回しているのである。
2019.07.21 07:00
NEWSポストセブン
免許を返納する杉良太郎(写真/共同通信社)
杉良太郎は「一肌脱ぐ大物」、免許返納、刑務所訪問、金さん
 役者として活躍するだけではなく、社会貢献のための活動を積極的に行う杉良太郎に今、再び注目が集まっている。これまでの活動、そして役者としての“杉様伝説”について、本人を何度も取材してきたコラムニストのペリー荻野さんが解説する。 * * * 日本の芸能界において、「ここ一番で一肌脱ぐ大物」といえば、杉良太郎だ。 先日、75歳の誕生日を前に、運転免許証を返納。多くのマスコミが集まる中で、高齢者ドライバーによる事故についても語った。また、6月25日には、15歳のときから、実に60年も刑務所・拘置所の訪問を続けたことで、「法務大臣顕彰状」を授与されたことも話題に。 そのほか、ベトナムでのボランティアや震災への支援など、一肌どころか、何枚脱いでるのというくらい、さまざまな活動を積極的に行っている。 近年はドラマでも『よろず占い処 陰陽屋へようこそ』で元ホストのあやしい陰陽屋(錦戸亮)が通う居酒屋「狐火」の主人役で出演。常連にしか出さない絶品の油揚げを陰陽屋に出して渋い味を出した。また、『下町ロケット』では、大企業「帝国重工」の社長として、重要シーンにのしのしと現れ、社内の不穏な空気をひとにらみで押さえてしまう。大物感は絶大だ。 もちろん、昭和テレビ世代は、『水戸黄門』の初代助さんや『遠山の金さん』などで大人気となり、その色気のある流し目で「杉様」と女性ファンから追いかけられた姿もバッチリ記憶していると思う。私もご本人や当時の関係者に何度か取材をしたが、「刀はもとより、柔術を使って悪人たちを投げ飛ばす杉流の殺陣で毎回ふすまを4、5枚破り、年間すごい数になった」「『遠山の金さん』で奉行の金さんがお白州で悪人を裁く際、悪いやつなのに、すごく反省している心情をゲストがいい芝居で見せてくれると、その刑を『はりつけ』から『百叩き』にしたこともある。その逆で悪人のリアクションが足りなかったりすると、『こいつは打ち首!』にした」「弁当のオーディションも杉様自身が実施。10時と3時のおやつタイムも作った」などと、現場伝説を聞くたびに驚いたものだ。 しかし! 杉良太郎のパワーが炸裂したのは、時代劇だけじゃない。現在、テレビ神奈川で再放送中の『大捜査線』。これは杉主演の刑事ドラマだが、さすがアクション刑事全盛時代の番組だけに、やたら激しい。たとえば、誘拐事件を捜査する加納刑事(杉)は、犯人の知人らしい男を発見すると、商店街を追いかけて殴るわ蹴るわ。確かにその男も軽犯罪をしていたのだが、なにもそこまでしなくとも。また、張り込みの現場にもグレーのスリーピーススーツに黒いシャツ、ストライプのネクタイ、黒眼鏡といういでたちで物陰に隠れているのだが、かなり目立つのである。 テレビ神奈川ホームページの解説文には「捕り物帳をそのまま現代劇の刑事ドラマへと置き換えた異色の作品」とあるが、まさしく江戸の熱血同心と魂は通じている。そして、極め付きはこのドラマの主題歌。タイトルもズバリ『君は人のために死ねるか』。さすがだ。踊らない『大捜査線』は、すさまじいのである。 誰に何を言われようと、独自の道を歩む。こんな大物が少なくなった。杉様には、令和のドラマでも一肌脱いで、ビシッと締めてほしい。
2019.07.03 07:00
NEWSポストセブン
【著者に訊け】泉麻人氏『冗談音楽の怪人・三木鶏郎』
【著者に訊け】泉麻人氏『冗談音楽の怪人・三木鶏郎』
【著者に訊け】泉麻人氏/『冗談音楽の怪人・三木鶏郎 ラジオとCMソングの戦後史』/1500円+税/新潮社 いかにも東京っ子らしい感性や諧謔味。鬱屈に浸ることを良しとしない一回転した明るさ等々、書く人と書かれる人の間に親和性を感じさせる1冊だ。 泉麻人著『冗談音楽の怪人・三木鶏郎』は、三木や著者にとっても初の評伝。終戦まもない1946年、三木は自作の曲「南の風が消えちゃった」をGHQ管轄下のNHKに持ち込み、数日後には番組を任されることに。洒落た音楽と諷刺劇で話題をさらった『歌の新聞』や、『日曜娯楽版』の名物コーナー『冗談音楽』(1947年~)、また草創期のCMやアニメ主題歌も多数手がけた彼は、日本のポップカルチャーの元祖中の元祖でもあった。 その曲調は総じて明るく、ポップそのもの。それこそ〈私はこの誰もいない、なにもない焼け跡の雰囲気を馬鹿に明るく感じた〉と自著に書いた彼を、泉氏は敬愛をこめて〈トリロー〉と呼ぶ。 1956年生まれの泉氏にとって1914年生まれの三木鶏郎、本名・繁田裕司の初期作品は、必ずしも懐かしい対象ではない。「僕自身のトリロー体験は1963年の『鉄人28号』の主題歌からですからね。それが大学の広告サークルに入った後に、♪ジンジン仁丹~とか、弘田三枝子の♪アスパラでやりぬこう~とか、無意識に歌ってきた音楽と作者が一致しました。最近は自分が生まれる前の昭和20年代くらいまで興味の幅が広がりつつあるんです。 特にNHKのラジオしかない時代に時事風刺をやる娯楽番組があったことは、戦後史として見おとせない。現に『フラフラ節』であの吉田茂を散々おちょくった彼らは当局に睨まれ、『冗談音楽』は1952年に一度打ち切りになるのですが、すぐにタイトルを変えて復活するほど人気もあった。 学生時代の永六輔や川上弘美さんのお父さまが熱心に番組を聞いてコントを投稿していた。また、トリローの元秘書は野坂昭如で、門下生には、伊藤アキラ、いずみたく、短期間ながら五木寛之もいる。役者としても中村メイコに楠トシエ、河井坊茶や三木のり平、有島一郎や左とん平まで、錚々たる人材を輩出しているのも、トリローグループのスゴイところなんです」 復員早々、楽団を組んでキャンプを回り、ミッキーマウスと音楽用語のトリルから芸名を取った三木は、日本橋城東小学校から暁星学園、旧制浦和高から東京帝大法学部に進んだ秀才。弁護士の父は彼に16ミリカメラや楽器を買い与え、よく日本橋のフランス料理店にも連れ立ったと自著にある。その際、前菜共々堪能したクラシックの生演奏を彼は〈アスパラガスの音楽〉と名付け、生涯自らの音楽の原風景とするのである。 泉氏は日本橋・村井銀行の地下にあったというその店を古地図に探し、現地を歩いた結果、それが東洋軒の支店であると特定。古い映画に偶然映り込んだビルのテナント名や新聞の縮刷版に載ったコラム記事から過去への推理を膨らませるなど、寄り道こそを強みにする歴史探偵ぶりが楽しい。「天皇の料理番・秋山徳蔵も料理長を務めた東洋軒の支店で、トリローは好物のアスパラやフルコースに舌鼓を打つ、お坊ちゃまだったわけです。明治の煙草王・村井吉兵衛が専売制導入後に銀行を創業し、東洋軒を誘致したことが彼を音楽の道に導くのも何かの因縁でしょう。陸軍の同期に東急の五島昇がいたり、人脈や地縁をあれこれ推理しながらトリローゆかりの町を歩くのも、散歩好きにはたまらないんです。 トリロー売り出し中の頃に、上の世代の井伏鱒二や内田百間と鼎談して〈アプレゲール〉呼ばわりされるエピソードがあるのですが、そんな一件にふれながら、僕が80年代の頃に『新人類』として野坂昭如さんの対談に呼ばれていじられたことをふと思い出しました」◆地を見せない東京の音楽人『冗談音楽』から生まれたヒット曲「僕は特急の機関士で」や、♪キリンレモン、♪クシャミ三回ルル三錠といったCM。ディズニー作品の日本語版や『トムとジェリー』の主題歌も手がけた三木の仕事はそのまま、現代に繋がっているという。「僕が子供の頃好きだったクレージーキャッツのコント番組なんかもトリローのラジオ番組の構成が原点なんじゃないかな。コミックソングも含めて、そういう日本流ポップの源流を知る面白さもあった。 ソフトばかりでなく、ハードな機械にも明るいトリローは、東京通信工業時代のソニー・盛田昭夫&井深大コンビと『下町ロケット』的なノリで意気投合したり、小林一三に目をかけられて宝塚のショー演出を任されそうになったり、人脈の幅も広い。晩年は糖尿病もあってハワイの別荘で悠々自適に暮らし、かと思うとその闘病生活自体を趣味にしてみたり、一言で言えば掴みどころがない人ですね」 かつて焼け野原に明るさを感じたと書いた三木に、変化を恐れず、むしろ楽しむ東京人として、泉氏はシンパシーを覚えるという。「『南の風……』にしても、戦後の虚無感を歌いながら、曲調はメジャーなんですよ。それを市ヶ谷の堀端に建てた自称〈トリ小屋〉で書き、30代でデビューした彼は、今回取材した方々にも酔ってくだを巻いたりする姿は一切見せなかったらしく、どこまでも上品で洒落てて、地を見せない、東京の音楽人だったんだと思います」 洒落る。茶化す。笑いには必ず毒をまぶす。そんなポップで粋な人生の作法を、ぜひ令和にも引き継ぎたい。【プロフィール】いずみ・あさと/1956年東京生まれ。慶應義塾中・高、同大商学部を卒業後、東京ニュース通信社入社。『週刊TVガイド』編集部等を経てコラムニストに。著書に『ナウのしくみ』『東京23区物語』『B級ニュース図鑑』『けっこう凄い人』『お天気おじさんへの道』『東京ふつうの喫茶店』『東京考現学図鑑』『大東京23区散歩』『僕とニュー・ミュージックの時代』等。来年は1964年に関する新刊を予定。「東京五輪本というより、その時代の個人的社会史です」。173cm、65kg、O型。構成■橋本紀子 撮影■三島正※週刊ポスト2019年6月28日号冗談音楽の怪人・三木鶏郎 :ラジオとCMソングの戦後史 (新潮選書)
2019.06.22 16:00
週刊ポスト
舞台は銀行(番組公式HPより)
福山雅治『集団左遷』での顔芸は新境地なのか空回りなのか
 現在のドラマのラインナップの中で最も強力な「枠」の一つがTBSの日曜劇場だろう。近6作のうち4作(『陸王』『99.9 刑事専門弁護士 SEASON II』『ブラックペアン』『下町ロケット』)で最高視聴率15%超えを果たしている。作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏が分析する。 * * * 『集団左遷!!』(TBS系日曜午後9時)がいよいよ始まりました。日曜劇場はTBSドラマの看板枠、しかも福山雅治主演とくれば大注目、失敗は許されない。スタート第1回目の視聴率は13.8%(関東地区)と、かなりの数字を記録。局もほっと胸をなで下ろしているでしょう。  さて、物語の主人公は……三友銀行に勤務するサラリーマン・片岡洋(福山雅治)。蒲田支店長に抜擢され喜びに浸るもつかの間、実は蒲田支店は廃店候補の筆頭でノルマ「100億円増」という不可能に近い目標値を設定される。達成できなければとりつぶし、行員たちはリストラという危機に直面し、片岡支店長の奮闘が始まり……。『半沢直樹』から生まれ出た、いわゆる「企業ドラマ」の定型を踏んでいます。演出やテイスト感もあえてそこへ寄せている気配。背広に七三分けの登場人物がズラリ。社会状況や業界用語を解説する女性のナレーションが響く。現実を連想させる企業名や看板、部署名にテクニカルターム、組織の不条理に対峙する主人公、そして何よりも企業もの常連役者・香川照之の登用……。 という定型の中、突飛な感じで浮き上がったのが福山さんの新芸風です。眉毛を大きく上下させ、目玉をギョロつかせ、感情を激しく表す。まるで香川照之さんの持ち芸の踏襲か。 いやいや、福山さんが駆使するのは顔の筋肉だけではありません。全身を使い疾走したり、車にぶら下がったり、ずぶ濡れになったり、土下座したりとまあ忙しい。 そうした新芸風に対して賛否両論が渦巻いています。「大袈裟過ぎて似合わない」「コメディアン風がむしろ浮いている」「カッコイイクールなイメージが強かったから、空回り感が半端ない」と大なり小なり違和感を抱く視聴者が多いもよう。 果たしてこの挑戦を、福山さんの「新境地開拓」ととらえるのか、それとも「ドタバタは似合わない」と切って捨てるのか。 私自身は、画面を見てそれとはまた違うことを感じました。これって既視感。どこかで見たことがある。どこで見た像だろうか……と記憶をたぐっていくと、いきあたった。これって「古典的身体系ギャグ」のパターン。「ビジュアル・コメディ」のジャンルでは。 しがみついたまま車が発進してしまって大慌て。机に突っ伏したら真っ二つに割れてずっこける、といういわば古典的なお笑いパターンを「意図的に」トレースしているのでは。そうした「ビジュアル・コメディ」の大御所といえば、Mr.ビーン。今回のドタバタ系福山は、どこかMr.ビーンを彷彿とさせるものがありそう。 具体的な共通点も見つかりました。・スタンダードな背広姿で一見すると普通のおじさん。しかし長い手足をバタつかせ、奇妙な体の動かし方をあえてすることで「身体的異化効果」を見せつける・眉毛をハの字、口をへの字。目玉をギョロつかす→Mr.ビーンこそ元祖顔芸人・芸人としての笑いではなく、役者として物語の中で笑いをとるパターン ご存じのように、福山さんはこれまでも正統派二枚目ではありません。あえて下ネタを連発したりする「2.5枚目」で売ってきた。事実、ドラマが始まる前の番宣で、福山ファン歴25年というプロテニスプレーヤー・沢松奈生子さんを前に、「抱きに来ました!」と言い放ち、沢松さんは「キャー」と黄色い悲鳴を連発。 注目したいのは、しかし今回のドラマの中では、福山さんがはっきりと「3」を選択した、ということです。「2.5」を脱して「3」枚目そのもののギアに入れ変えた、ということ。 たかが0.5の差ですが、この差は大きい。「カッコつけの自分を捨てる」「これまでの女性ファンがたとえ離れても」という、悲壮な決意のようなものすら感じます。変化が凶と出るか吉と出るか。いよいよこれからが見物、本当の勝負が始まります。
2019.04.28 16:00
NEWSポストセブン
福山雅治の顔芸も話題に
福山主演『集団左遷!!』、『半沢直樹』など企業モノとの共通点
 福山雅治主演で初回視聴率13.8%の好発進を切った日曜劇場『集団左遷!!』。福山にとって3年ぶりの連ドラ出演で、初の銀行員役ということでも話題に。これまで日曜劇場では企業ドラマがヒットしてきたが、それらとの共通点とは? コラムニストのペリー荻野さんが解説する。 * * * TBS「日曜劇場」の企業ドラマのヒット作『半沢直樹』、『下町ロケット』、『陸王』、そして今季の新作『集団左遷!!』の共通点は何か?・主人公が「熱い男」である。・仲間とともに逆境に立ち向かう。・強烈キャラの敵が現れる。 どれももちろん正解だが、もうひとつ、「できた嫁(元妻も含め)がいる」というのがある。『集団左遷!!』では、長年銀行に勤めてきた主人公・片岡(福山雅治)が、支店長に抜擢され、喜んだものの、任されたのは「廃店」が決まっている鎌田支店。リストラを推進する人事担当の取締役・横山(三上博史)からは「頑張らないように」とクギを刺されるが、片岡は生来の頑張り気質で、鎌田支店廃店撤回の下剋上に挑むことになる。 初回から取引先の社長に逃げられそうになるわ、部下に「死にたい」と言われるわ、横山の指示で支店に調査が入るわ、困った事態が連発する。そんな夫を見守る妻のかおり(八木亜希子)は、支店長就任祝いに赤飯を炊く。なのに、夫はゆっくり食べる時間もない。それでも彼女は夫に怒ることもなく、マイボトルにドリンクを用意。ダダダッと小走りで帰宅した片岡は、ボトルを握りしめて、またダダダっと走り出ていく。マラソンの水分補給か。そんなことの繰り返しであっても、かおりは落ち込む夫に絶妙なタイミングで「アイスでも」と差し出すのだ。肉でも酒でもなく、アイスというところに「ともだち感」「同士感」が出て、心憎い。 考えてみれば、『半沢直樹』では、忙しすぎる半沢(堺雅人)に文句を言ったり、「ぜってー、負けんじゃねーぞ」と発破をかけたりした強気モードの妻(上戸彩)が、夫の勤める銀行の妻たちが集まる奥様会に出て、情報を収集するなど地道に活動。その情報が夫の「倍返し」の決定打を作った。また、『下町ロケット』では、主人公の佃航平(阿部寛)の会社が理不尽な訴訟に巻き込まれそうになったとき、元妻の和泉沙耶(真矢ミキ)が力になってくれる弁護士を紹介したのだった。『陸王』では、老舗足袋屋を営む主人公宮沢(役所広司)が、ランニングシューズ開発という夢を追いかけ、息子(山崎賢人)と対立しても、宮沢の妻・美枝子(檀ふみ)は、ほんわかと見守る。このドラマでは、工場のベテランで縫製課のリーダー正岡あけみ(阿川佐和子)が仕事上の女房役で宮沢をサポートしていたのも忘れちゃいけない。 ギリギリまで追い詰められた主人公たちが、ささやかなヒントをきっかけに逆転ホームランを打つ。その気持ちよさこそ、「日曜劇場」企業ドラマヒットの不可欠要素。『集団左遷!!』のかおりは、若いころはアナウンサー志望で、銀行の窓口時代はアイドル的存在だったという。『あまちゃん』の元地元アナウンサー役に続き、かおりは八木亜希子のためにあるような役ともいえる。かおりは何かヒントを出すのか? それとも出すのは、マイボトルとアイスだけ? 彼女の存在をどう活かすか。このドラマの成功に大きく関わってくる気がする。
2019.04.24 07:00
NEWSポストセブン
『下町ロケット』で注目された朝倉あき
民放ドラマ初主演・朝倉あき「航空の専門知識を深めたい」
 ドラマ『下町ロケット』で注目を集めた朝倉あき(27)が、真夜中ドラマ『歌舞伎町弁護人 凛花』(BSテレ東、土曜24時~)で民放ドラマに初主演する。「お話をいただいた時は、ありがたい気持ち半分、不安が半分でした。だんだん楽しむ気持ちが出てきましたが、最初はそんな心持ちでした。喜怒哀楽豊かなキャラクターではありますが、弁護士ならではの理論で相手を打ち負かすシーンもあります。あまり経験がない役柄なので、言い切った時は爽快な気持ちになりましたね」 着実にキャリアアップをする朝倉には、「令和」に入ってチャレンジしたいことがあるという。「飛行機が前から大好きなんです。今年は航空自衛隊のイベントや、航空無線など専門的な知識を深めたいんです。仕事に活かせるかは分かりませんが(笑い)。完全な趣味の“野望”ですね」●あさくら・あき/1991年、福岡県生まれ。165センチ。出演した映画『七つの会議』が公開中。趣味は読書、映画鑑賞※週刊ポスト2019年4月26日号
2019.04.20 16:00
週刊ポスト
竹内涼真らの“ほっこり”オフショットがここに
竹内涼真らの“ほっこり”オフショットがここに
日曜劇場「下町ロケット」の公式ツイッターに俳優の竹内涼真さんが登場。共演していた俳優の阿部寛さん、安田顕さん、お笑いタレントのイモトアヤコさんとの4ショットが公開されています。https://twitter.com/rocket_tbs/status/1080388272931536897ピースサインをした4人のオフショット。自然体な4人のオフショットにほっこりしますね。
2019.01.30 06:52
SNSのニュースメディア Insty
元祖ひょうきんアナ山村美智 女優として意外な活躍ぶり
元祖ひょうきんアナ山村美智 女優として意外な活躍ぶり
 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は“元祖・ひょうきんアナウンサー”と呼ばれた山村美智について。 * * * 1月16日、当サイトで公開された『平成の人気女子アナトップ10』を興味深く読んだ。 実は『週刊ポスト』編集部から私のところにも取材があり、元フジテレビの高島彩アナや、元TBSの吉川美代子アナについてコメントをさせてもらった。 ちなみに、同ランキングは、1位・小宮悦子アナ、2位・高島彩アナ、3位・田丸美寿々アナ、4位・八木亜希子アナ、5位・吉川美代子アナ、6位・水卜麻美アナ、7位・夏目三久アナ、8位・有働由美子アナ、9位・河野景子アナ、10位・中井美穂アナという結果。 毎年、オリコンが発表する「好きな女性アナウンサーランキング」との重なりは驚くほど少なく、『週刊ポスト』の読者層が見る(見ていた)報道番組やスポーツニュースのメインを張った女子アナが目立っている他、「平成の~」という括りが、ベテラン勢にもスポットを当てることとなったようだ。 田丸美寿々、吉川美代子、小宮悦子にピンときた世代なら、この女子アナをもちろん覚えていることだろう。『オレたちひょうきん族』(フジテレビ系)の大人気コーナー「ひょうきんベストテン」を島田紳助が仕切った際、最初にアシスタントをつとめた“元祖・ひょうきんアナウンサー”山村美智子(現・山村美智)だ。 1980年入社で、『オレたちひょうきん族』に抜擢されたのはその翌年。モデル並みのスタイルと、クールビューティーなルックスは、華やかな衣装がよく似合ったうえ、毎週、売れっ子芸人らの“洗礼”を受けていた山村アナは、1985年の退社前、同局のテレビマンと結婚したことをネタにされ「ひょうきん懺悔室」にも行っている。◇後輩女子アナとは一線画す女優魂 昔話は尽きないが、果たして、山村美智の現在の肩書は「フリーアナウンサー・女優」なのである。 近年では、木村拓哉主演の『アイムホーム』(テレビ朝日系)に出たことでネットが沸いた。 同局の女子アナで女優活動をしている後輩は意外と多く、入社直後、『同・級・生』(フジテレビ系)で安田成美、菊池桃子、山口智子らとメインキャストに名を連ねた中井美穂。『下町ロケット』(TBS系)の医療ジャーナリスト役が好評だった高島彩。演技の評価は分かれたが、『ブラックペアン』(同)で重要な役を演じた加藤綾子。そして、『あまちゃん』(NHK)や『真田丸』(同)、『トットちゃん!』(テレビ朝日系)、映画『みんなのいえ』『THE有頂天ホテル』から、舞台『江戸は燃えているか』まで、コンスタントに女優業をこなす八木亜希子がいる。 最近では、その八木アナの同期だった河野景子にも女優としてのオファーがあるのではないかと芸能マスコミが書き立てているところだ。 だが、山村の女優業は、フジテレビのアナウンサーになる前からのもの。彼女、津田塾大学の女子大生時代、東由多加氏主宰のミュージカル劇団『東京キッドブラザース』に在籍していたのである。 Wikipediaの「在籍していた俳優」の項には、深水三章、柴田恭兵、三浦浩一、純アリスら、同劇団の代名詞ともいうべき俳優陣と共に「山村美智子」の名前も記されている。そんな素地がある山村が出演した『蝶々夫人とスズキ』を昨年末、観る機会に恵まれた。「池田理代子のオペラと山村美智の一人芝居でお魅せする」のキャッチに、最初は“はてなマーク”がたくさん浮かんだものだ。  池田理代子とはもちろん、少女マンガ『ベルサイユのばら』でおなじみの池田理代子先生。現在は「ソプラノ歌手」の肩書をもつ。◇女子アナ時代に培ったスキルを発揮 そして山村は、脚本を手がけ、蝶々夫人、女中のスズキ、ピンカートン、領事シャープレスの4役を演じ分けた。いい悪いではなく、件の後輩女子アナらのそれとは大きく異なる女優ぶりなのである。 とはいえ、ミュージカル劇団に所属していた“過去”があるからだろう。幕が下りれば裏方仕事もこなす山村。「私、女優よ」とふんぞり返るようなところは一切ない。MCのように、共演者やスタッフの名前を読み上げたり、近況を上手に聞き出したりできるのはアナウンサーの面目躍如といったところ。観客一人ひとりに挨拶をして回ったり、写真撮影に応じたり、会場となっていたレストランのPRもする細やかな気遣いぶりもみせていた。 山村が局アナだった頃は、近年のように女子アナがアイドル的な存在ではなかっただろうし、早くに売れたがゆえに周囲から嫉妬もあっただろう。局内の上下関係も今よりずっと厳しかったに違いないが、そうしたことも含めた女子アナ時代の経験は、女優として立つ公演の隅々に活かされていると見た。 実は山村、2002年からオフブロードウェイなどで二人芝居を地道に続けてきた。「その延長線上に」一人芝居があるといい、芝居はもちろん、アナウンサーとしてのそれとは一味も二味も異なるものの、ナレーションも担当していたのだから物凄い。 来月16日と17日にも、赤坂のドイツ文化会館にて、同じキャストで山村の一人芝居『蝶々夫人とスズキ』の公演がある。「ドラマティックオペラ」と名付けられたジャンルで輝く「女優・山村美智」は必見だ。 しかし件のランキングに登場した女子アナを含め、記憶に残る“平成の女子アナたち”の人生は、まさにドラマティックだ。
2019.01.27 16:00
NEWSポストセブン
高視聴率を叩きだした「下町ロケット」が全編撮り下ろしで特別編を放送!
高視聴率を叩きだした「下町ロケット」が全編撮り下ろしで特別編を放送!
2018年12月に最終回を迎えた日曜劇場「下町ロケット」が2019年1月2日に早くも特別編として帰ってきます。https://www.instagram.com/p/BpwoDPSBCB9/新春ドラマ特別編は、全編撮り下ろしで、佃製作所の新しいドラマスタート。自然と戦う佃製作所メンバーの熱い心に胸が打たれ、そしてドラマの物語に決着が!放送は2019年1月2日(水)午後9時からとなっています。https://youtu.be/0Ceukt3oGWkまた、今回の特別編の放送を記念して2018年12月27日(木)に東京都世田谷区にある二子玉川ライズ ガレリアでスペシャルイベントが実施されました。佃製作所の制服を着られるフォトスポットや特製グッズがもらえる企画が集まり会場には下町ファンで溢れました。
2018.12.27 05:04
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