国内

川田亜子アナ関連裁判 事務所幹部側が“最後の恋人”に勝訴

 フリーアナウンサーの川田亜子さん(享年29)が、路上に停めた白いベンツの中で練炭自殺を遂げてから、3年半あまり。

 突然の死の原因は謎に包まれ、当時、マスコミでは親密だった2人の男性の存在が盛んに取りざたされた。

 1人は、川田さんがTBSを辞めた後に所属した芸能事務所の幹部で、川田さんと恋仲にあったと噂されたA氏。もう1人は「最後の恋人」といわれたアメリカ人の平和活動家、マット・テイラー氏だ。

 実は川田さんの死後、テイラー氏は、“自殺の原因を明らかにする”と、A氏に対し損害賠償請求裁判を起こしていた。その後、A氏が逆にテイラー氏を損害賠償請求で反訴するなど泥沼の展開になっていたが、この9月29日にようやく一審判決が出た。結果はテイラー氏の敗訴だった。

 テイラー氏が訴えた内容自体は、自身が監督・制作した映画について、A氏が「彼は詐欺師だ」などと周囲に触れ回ったため公開停止に至ったとして、約1億円の損害賠償を請求したもの。

 その裁判の中で、川田アナがこの2人の男性とどのように関わっていたのかが明らかになった。

 判決文によると、川田アナはテイラー氏の核兵器解体事業に共鳴し、A氏に紹介。その後、テイラー氏はロシアの核兵器解体現場を撮影させると約束し、A氏から1000万円を受け取った。ところが、テイラー氏がまったく約束を果たさなかったことから、トラブルに発展した。仲介した川田さんは、両者の狭間に立たされ、苦悩していたことが容易に想像される。

 結局、一審判決はA氏側の主張を認め、テイラー氏に1100万円の支払いを命じたのである。

 A氏は今回の判決を受けて次のように語る。

「まず、私が川田と付き合っていたというのは完全なデマです。彼女は、自殺する2週間くらい前から明らかに精神状態が不安定になっていました。目も完全に宙を向いていて合わせられない状態でした。川田はテイラー氏の資金集めにいろいろと協力していたので、私だけでなく、同じようなトラブルで責任を感じ、追いつめられていたんじゃないでしょうか」

 一方のテイラー氏は、「裁判の判決内容には事実と異なる部分があるので、控訴の準備をしております」とのこと。

※週刊ポスト2011年10月28日号

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