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更年期障害対策には利き手と逆の手で携帯電話のメールを打つ

今年4月の発売以来、27万部のベストセラーとなっている『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』(小林弘幸著・サンマーク出版・1470円)は、ウオーキング、ヨガ、水の摂取、深い呼吸、ゆっくりとした食事、従来の健康法が、なぜ体にいいのかを、自律神経の観点から解説した書。体の免疫力を最大限に引き出す方法を、わかりやすい切り口で医学的に説き明かした。

著者の順天堂大学医学部教授の小林さんは交感神経と副交感神経のバランスの重要性を痛感し自律神経研究の第一人者として、トップアスリートや、多くの芸能人のコンディショニング、パフォーマンス向上指導にかかわっている。

そんな小林さんに、40代以上の女性の多くが悩む更年期障害について、自律神経の観点から対策法を聞いた。

「腸の働きを活発にするため、1日1回でいいのでヨーグルトなど発酵食品を積極的に摂ってください。そして歩くチャンスを逃さないこと。外出時に駅などで階段を使うだけで、1日2000歩は多く歩けます。携帯電話をいじりながらボーッと歩くのではなく、リズムをとりながら歩くことに集中する。

携帯でメールを打つならわざと利き手と逆で打って、中枢神経を刺激すれば自律神経のバランスもとれます。お風呂は39~40℃で10~15分、ペットボトルの水を飲みながらはいると、全身の血流が上がって自律神経の働きにもすごく効果的です」

※女性セブン2011年11月3日号

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